前回の続き
夜になって西村君とまたデートしました。
西村君は「また会ったな」って冗談言いました。
私が行ってみたいカフェがあって一緒に行くと行列で30分待ちでした。
西村君は「待つのやだ」って言ったので、寒いからしょうがないかって思ったけど、ちょっと冷たいかなって。
それで西村君のリクエストで何故か回転寿司に入りました。
同級生だったせいか友達気分が抜けないみたいで、一般的なデートってよりは友達と遊んでる感じでした。
それは西村君もそうみたいで、前日ホテルに行ったのも触れずに街をブラブラしました。
「酒でも飲む?」
「お腹一杯だから食べるとこは無理かも」
それで、あまり食べなくても大丈夫そうなBarをスマホで探して行きました。
初めて入る店は、ちょっと緊張しますね。
お客さんの年齢層がちょっと高めで、いいの?大丈夫?と思いましたが、マスターさんが優しくて居心地良かったです。
西村君も私も言葉少な目に出されたナッツをポリポリポリポリ食べてました。
西村君は本当に女性慣れしてない感じで、私は少し自分が悪い感じがしました。
たぶん私は西村君が想像している以上に男性経験があって、そんな話はもちろん言えないけど罪悪感のような…
それに、たぶん私変態なんです。
普通の女性よりは性欲が強いかなって思います。
みんな隠してるだけかもしれないけど…
女友達で凄くエッチが好きって言ってた子は、ちょっと病んでたし。
そんなこんなで、時間は過ぎてBarから出た頃には少し酔ってました。
手も握ってくれないし、そもそも私のこと好きじゃないのかなって。
「指冷たーい」
ってアピールしたけど、あったかい缶コーヒーを買ってくれただけ。
我慢できなくなって私から手を繋ぐとビックリした顔された。
たたみかけるように、酔っ払い全開で「何もしてくれない」って絡みました。
「昨日はキスしてくれたのにっっ」
「キスしたいの?」
「うーーちょっと」
「ここで?」
「ここ以外どこで?」
「ホテル?」
「あ、ホテル?」
また気まずい空気になって、西村君に「絡むなよ酔っ払い」って叱られました。
「俺じゃなかったらやられんぞ」とか言われて、悲しくなりました。
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