2020/04/24 08:04:42
(yBZuhn8.)
(2)今年2月の恥ずかしい体験
あの日から半年以上、もう何度もご近所のお風呂屋さんを利用しました。
私が普段利用するのは、会社が休みの週末か祝日の夕方6時台です。
その時間帯は、番台に女将さんが座っているので安心です。
ご主人が番台に座っている遅い時間帯の利用は、ずっと避けてきました。
その日は普段より少し早い時刻に出かけました。
番台は無人でしたが、中に入るとご主人が脱衣場の床をモップがけしていました。
どうやら夕方の早い時間帯もご主人が番台に座っているようです。
お風呂屋さんに来るのが早過ぎました…
番台の近くの広い台では湯上りの年輩のお客さんが寛いでいて、洗い場にも年輩のお客さんの姿が見えました。
一声かけて代金を番台に置くと、ご主人がいる位置から離れたロッカーを選んで服を脱ぎ始めたのですが、ご主人はモップがけをしながら徐々に私の方に近付いて来るではありませんか。
ブラとショーツだけになったとき、ご主人は私のすぐ側まで迫っていました。
そして作業の手を停めると、私が洗い場に入っていくのを待って足元をモップがけしたい様子なのです。
私は、自分のすぐ側に立っている男の人の目の前で裸になるという、女にとっては恥辱の極みのような状況に追い込まれてしまいました。
後で冷静になって振り返ると、脇に寄ってご主人を先にやり過ごせばよかったのですが…
混乱してしまった私は「一度見られてるんだから!」と自分に言い聞かせながらブラを外し、パンストとショーツを一緒に脱ぎました。
横の方にチラッと目をやると、ご主人は私をジッと見ている様子です。
男の人に裸を間近で見られているのかと意識するとカラダ全体がこわばり、乳首が立ってくるのを感じました。
脱ぎ終わったショーツとパンストを丸めてロッカーに放り込むと、お風呂道具の入った籠を片手に、一刻も早くご主人から逃れたくて小走りで洗い場に向かいました。
カランの前に据えた椅子に腰を下ろすと、ボイラー室に通じる奥の扉が開いて女将さんが姿を現し、「あら、いらっしゃい!」と声をかけてくれました。
番台を交代する時刻が来たようです。
「もう少しお店に来る時間が遅ければ、あんな恥ずかしい目に遭わなくても済んだのに」と思いました。
ところが、陰部を洗い流そうと手を当てると濡れているではありませんか…
彼氏でもない男の人に裸を間近で見られて感じてしまうなんて、とてもショックでした。
さらにその翌朝です。
ベッドのシーツとタオルケットを洗濯しようと、お風呂屋さんの隣にあるコインランドリーに8時過ぎに出かけました。
コインランドリーの引き戸を開けた途端「アッ!」と思いました。
お風呂屋さんのご主人が掃き掃除をしていたからです。
顔を上げたご主人も驚いた様子で、私の顔を見ながら「あれ、近所なの?」と訊ねましたた。
ご主人は完全に私を覚えています。
「ええ、お近くなんです」と答えながらも、昨日の夕方、裸をすぐ間近で見られた男の人かと思うと、何だか落ち着きません。
「たとえ服を着ていても、全て丸見えだよ!」と言われるような気がするのです。
掃除を終えたご主人は「いつもありがとうね」と私に言うと、外に出て行きました。
シーツやタオルケットを洗濯機に押し込みながら、「いつもありがとうねって、『昨日もイイものを見せて貰ってありがとうね』っていう意味なのかしら?」と変に勘ぐってしまいました。