2015/02/04 14:36:08
(t2rivPWT)
少し話をすると彼女も落ち着いたのか、注文したカプチーノのカップで手を温めながら、私の方を向いてくれる様になりました。
服装的には20代前半に見えたのですが、顔を見ると化粧はしているものの、まだ10代のあどけなさがあったので、私は『失礼だけど、お幾つですか?』と聞くと、彼女は『20歳です』との事でした。
私は彼女が20歳には見えなかったのですが『じゃあ、今日は友達と言うより、彼氏とデートかな?連絡は来た?』と聞くと、彼女はスマホを見て『連絡来てないから、もういいです』とだいぶ落ち着いた様子だったし、私がデートと?と言っても否定し無かったので『彼氏は急な用事かな、次のデートではご馳走してもらわないとね』と言うと、彼女は少し笑いながら『彼氏じゃ無いですよ、ゲームサイトで知り合ったお兄さんが、逢いたいって言うから、私も暇だったし、何と無く来ただけですから、もう、連絡しません、ブロックです、ブロック』と言うと、スマホを取り出していじり始めた。
私はかなりビックリしたが(これが今時の子なのかな~?)と彼女を見ていた。
彼女はスマホをしまうと『、、、帰ろかな~、どうしようかな~』とつぶやいていたので、私は『せっかくのお休みに残念でしたね、帰りは歩きですか?歩けますか?』と聞くと、彼女は電車で来ていて、2つ先の駅が家に近く、駅から家までは少し歩いて帰る、と教えてくれた。
私は『今日は、私の奥さんはパートで、子供は部活の試合で、暇だから帰るのなら近くまで送りますか?歩いたら、足が酷くなるといけないし』と言うと、彼女は『ありがとうございます、あっ、私はあきと言います、何時頃まで暇ですか?』と言うので、私は『私はカズと言います、夕方迄は暇ですけど、あきさんは行きたい所とかあるの?足は大丈夫?』と言うと、あきは『私は帰っても暇だし、足はちょっと痛むけど大丈夫です、行きたい所とかは無いのですが~、、、』と言うので、私は『足が痛むなら、車だから送りますね、歩くの大変だったら、ドライブしながらゆっくり送りましょうか』と聞くと、あきは『ありがとうございます、宜しくお願いします』と言ってくれた。
まだ、飲み物が熱くお喋りをしていて、私は『あきさんと私がこうしていると、周りからは、仲の良い親子に見えるかな』と笑うと、あきは『カップルには見えないかな?年の差カップルもいるじゃ無いですか、それに今日逢う予定だった方は、見た目はカズさんより老けていたかも』と笑った。
私は『エッ!そうなの!あきさんは年上がタイプとか?』と聞くと、あきは『私は年の離れた兄がいるせいか、同じ歳とかだと幼く見えちゃって、あまり長続きしたくて』と笑った、私はびっくりしてしまったが『そうなんだ、そう言えば今日はどんな予定だったの?映画とか?それともショッピング?』と聞くと、あきは『、、予定は~、どうだったんでしょうね』と笑った。
私もあきも飲み終わって、あきが先にレジに行ってお金を払おうとしていたので、私は『会計は済んでいるよ』と、2人でゆっくり私の車に向かった。