2018/05/23 05:39:30
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【本文続き】
その頃、うちの母親とT家の父親が喧嘩をしてしまった。理由は今でも分からないが、俺とYちゃんが会う回数は激減した。年に一度会うか会わないか、そんなレベルだったと思う。
中学生になり、保健体育の授業や友達とクラスの女子の話をするようになった俺は、初めてYちゃんとしていた行為が性行為に近いことに気づいた。
俺が大学に進学すると、家から少し遠いことから一人暮らしをするようになった。そしてそのアパートとT家の家までは電車で一本で行くことができ、時間もそう掛からなかった。
母親はT家の父親と喧嘩したことで、俺がYちゃんと関係が希薄になってしまうんじゃないかって心配していたらしい。だからか、月一で仕送りしてきては、T家にお菓子を持っていくようにと頼まれた。
数回T家に訪問していると、受験生だったYちゃんに小学生の時以来再開した。雰囲気はそのままに、清楚という言葉が似合う美人になっていた。正直一目惚れ一歩手前レベルで美人だった。しかし、父親が勉強によく干渉しているからか、父親のことを苦手にしていた。小学生の頃は甘やかし過ぎなくらい溺愛していたように見えたから、驚きだった。
Yちゃんと再会した日は大学生活の話だったり、受験期の話をしたりして色々話し合った。少し苦手な父親もその日は仕事でいなく、母親も俺が来たからか、奮発して料理を作ろうと買い物に出かけた。
2人きりになったからか、俺は小学生のあの時ことを思い出してしまっていた。そしてその記憶がYちゃんの成長した身体をチラチラと見るようになっていた。
きっかけはYちゃんが話し始めた。勿論、小学生の頃の話だった。あの時はあんなゲームしたよねとか、親同士の喧嘩であまり会わなくなって、俺が伝書鳩のように扱われているだとか、そんな話だった。俺はお医者さんごっこだけは触れないようにというか、そこは2人の間では暗黙の了解で語らないんだと考えていた。
当然Yちゃんもそれを承知していたらしく、全く触れては来なかった。だが、学校生活の話になり、彼氏彼女のことを話していれば、話の内容は徐々にキスだとかそっち系で盛り上がっていった。