蕩けるような快感が全身の緊張を解き終わった頃

「そろそろ、いくよ。」

「・・うん。いいよ。」

☆△君の身体が私の身体に重なり、おチンポの先端がゆっくりと、とてもゆっくりと私の中に挿入され始めました。

（・・痛く・・ない？）

恐らく亀頭がスッポリと挿入されたと思われた頃です。

☆△君の動きが止まりました。

（おしまい？）

痛みというよりも、下腹部に異物を挿入される感触に戸惑いを感じていた私に向かい☆△君が

「この先、痛いかも？」

「え？」

「分かんないけど。続けていい？」

「え？あ、うん。」

再び☆△君の身体が緊張し、おチンポが私の下腹部の奥に向かって動き始めた時、それは起こりました。

「！」

突如として下腹部の中心に激痛を感じました。

そして激痛は挿入され続け、ゆっくりと奥に向かって進む☆△君のおチンポが原因なのは明白です。

個人差や体調や身体の成熟具合によるようですが、私の場合、破瓜の痛みは激烈でした。

歯を抜く時、擦り傷を刺激してしまった時、似ているようで違いますが、とにかく痛いかった！

「い、痛い！痛ぁーい！痛い！」

☆△君の身体の下で手足をバタバタさせながら騒ぎ始めると、驚いた☆△君が動きを止めました。

「どうした？痛いの？」

「動かないで！とにかく動かないで！痛い！」

「やめる？抜く？」

「とにかく動かないで！」

動かないでいてくれれば、さほど痛みはありません。

私達は暫しのインターバルを迎えました。

「しばらく、このままでいてくれる？」

「うん。」

痛みが治まり落ち着きを取り戻した私は、☆△君に声をかけました。

「ゆっくりと挿れてみてくれる？」

「大丈夫？」

「止めてって言ったら、すぐ止めてね。」

「分かった。」

半分程、挿入されていたと思われるおチンポが、再び、ゆっくりと挿入され始めました。

（・・痛い・・けど・・さっき程じゃない・・。）

そしてその『痛み』だと思っていたモノが『痛み』とは少し違うことに気が付いたのです。

とし老さん

そうなんですよねぇ。

よく言うじゃないですか。

『初めて同士』だと最初は上手くいかないって。

断言しますけど、上手くいっちゃうときもあるのは確かです（笑）。

お陰で『性的に充実した中学生活』が味わえたのは確かです（恥）。

台風来ますね。


小さい頃、擦り傷が出来て治りがけにカサブタが出来ましたよね？

そのカサブタが完全に治りきる前に剥がれ始めることもありましたよね？

カサブタを剥がす時、痛いんだけど気持ちいいことってありませんでしたか？

私にとって、初体験の時の痛みと快感はこれに似ていたと思っています。


続けます。

（・・痛いけど・・気持ちいい・・。）

下腹部の奥に向かうおチンポの動きは痛みを生じますが、その痛みは同時に快感でもありました。

しかも徐々にですが、痛みというより快感と呼ぶほうが相応しいような変化を続けています。

その時です。

トンネルの距離なのか、電車の長さなのかは分かりませんが、☆△君の動きが止まりました。

「抜くよ？」

「うん。ゆっくりとね。」

「分かってる。」

ゆっくりと逆戻りを始めたおチンポの動きから生じるのは明らかに快感です。

半分程、抜けたかと思われた頃、

「☆△・・・。」

「ん？痛い？」

「大丈夫・・だから。もう一度ゆっくりと挿れてくれる？」

「え？あ、うん。分かった。」

ゆっくりと時間をかけたピストン運動。

（ヤバい。これヤバい・・。）

急速に高まっていく快感が私の理性を狂わせ始めます。

いつの間にか私の両手、両脚は☆△君の身体にしがみついていて、☆△君の動きが全て私と接している部分、つまり互いの性器はもちろん、触れている肌、乳首、とにかく全ての動きが私に伝わるのです。

（・・これが・・セックス・・・。）

高まり続ける快感は、本能的に絶頂が近づいていることを知らせてくれます。

（・・このまま・・ずっとコレが続けばいいのに。）

蕩けてしまいそうな快感に身を任せ、絶頂を迎えようとした瞬間、それは起こりました。

下腹部の芯を貫いていた☆△君のおチンポが、一回り大きく膨らんだかと思うや否や、ビクンビクンと痙攣を始め、大量の『何か』が私の体内に放出されたのです。

『何か』の正体は分かりましたが、それを認識する間もなく私自身、そして☆△君の絶頂の相乗効果（？）なのでしょうか、桁外れの快感に襲われて自失してしまったのでした。