2024/12/04 19:44:21
(ovGk9w6H)
さて本題に入っていきますね。
もともと、大学で情報系(パソコン系)を出ていた私は、就職した大手運送会社でも、配車チームと呼ばれる部署でした、(パソコンを使う事務系)。
また、この会社の役職は平社員→主任→係長と上がっていくのですが、この上司Xは係長と言う立場の人でした。厳密に言えば、別の営業所にある営繕係の係長であり、普段は同じ空間にいる人ではありません。
また、この会社で特徴的だったのは、「5の日会」と言うものがあり、5がつく日はとある拠点ベースのすぐ隣にある、焼き鳥居酒屋に行くのが恒例行事となっていました。
入社したばかりの私は、飲み会も好きだしコレを機会に顔と名前を覚えてもらおうと、5の日会には積極的に参加していったのを覚えています。
と、同時に、この営繕課の上司Xと関係を持ってしまう原因となったのも、この5の日会が要因でした。
今の時代や、そもそもコロナ禍を通ってきた現在では考えられないことですが、この会社の社風では、新人(女)は上司にお酒を注ぎ、新人(男)は先輩から飲み会の場でしか聞けない仕事のイロハを教えてもらう。と、言葉にこそ誰も出しませんが、そう言った昭和な風潮が残っていたと思います。(五の日会はコロナ禍になって消滅しました)
上司Xと人間関係を持つに至ったのは、かなり早かったと記憶しています。(あくまで人間関係。肉体関係は出会って少ししてから)まだ研修中で制服が到着しておらず、リクルートスーツで仕事をしていたころでした。
この会社では新人はすぐにやめてしまうから?ちゃんとした会社の制服が来るのは2.3ヶ月してからと聞いたことがあります。
私はこの飲み会の場では、基本、上司の近く(中間管理職チーム)で時間を過ごすことが多いので、基本、仲良くなっていく人も中間管理職の人たちが早かったです。
その日も5のつく日は毎回やってる飲み会です。ダラダラ長いくことはありません。時間が来たらすぐ終了。そんな感じで飲み会自体は終わり、それぞれ解散する流れとなりました。
帰り際、私と営繕課の上司Xは、たまたま同じ方向に家があったので、同じ駅で電車が来るのを待っていたのですが、その時の会話の中で、上司Xが多種多様な趣味を持っている人。と言うのを聞いたのです。
上司Xは、なんだか常に日焼けしているような感じの人でした。見た目は中国の俳優のアンディ・ラウに似てる。体つきも完全にアスリート系。会社にもスポーツウェアみたいな上着を着ているような感じの人です。
そして上司X曰く、「俺は独身貴族でなんでもやり放題なんだよw」と言うとおり、趣味は車、アウトドア、時計、カメラ、筋トレ・・・・・と多種多様な趣味を持っていると言っておりました。
そして「興味あれば観に来る?俺の隠れ家w」と誘ってきたのでした。
私が別にその上司と共通の趣味があったわけではないのですが、つい急な話の展開で、上司Xの家にお邪魔して娯楽の品々(車とか時計のコレクション)を見せてもらうという、ごく普通の流れで私は上司の家にお邪魔することになりました。
そして、普段は降りない駅で降りて歩くこと数十分、「コンビニで飲み物でも買います?」と私が聞くと、上司Xは「コンビニの酒なんてのまねーよww 大丈夫。家にワインあるから」と言ってました。
(コンビニで缶ビールでもかって帰るのかな。程度に思ってた私は、このワイン発言には驚いたものです。やっぱ社会人ともなると経済力が違うんだな・・って。)
そして上司の家に到着したのですが、これまた一人で住むには十分過ぎるほどの立派な家だったのです。階層は2階建てでしたが、そこそこ面積も広く、駐車場には見たことない車が入ってました。(なんか国産高級車をカスタムメーカーに出したやつ。らしいです)また玄関の作りも立派なものでした。
中にはいっても男の一人暮らしの割には、かなり綺麗に片付いており、無駄なものがなくスッキリした感じの玄関内でした。そしてリビングへ入ってみると、大きな薄型テレビ、ソファー、ワインセラー、システムキッチンと、、、(贅沢〜〜〜〜。うちの会社ってそこまで儲かるの??)と不思議に思いましたよ。
そしてワインセラーから出てきたのが、感動したワインなので今でも名前もはっきり覚えてます。オーパス1と言うワインでした。思わず「いくらするんですか?ww」と聞いたら、上司からは「こう言う時はいちいち値段聞かないのw それがマナーw」とたしなめられました。(1万円くらいするワインだと教えてくれましたが)
そしてワイングラスに注がれて、、、高校から大学に進学した時も相当なカルチャーショックを受けましたが、大学から社会人になった時のカルチャーショックも大きかったです。一戸建て、高級車、ワインって・・・・(汗)
それから一通り、本来の目的であった、上司の趣味の品々を紹介してもらっていると、「そういえば・・・アレがまだあったな。(と、時計を探し出す)これあげるよw 似合うと思うw」と私に腕時計をプレゼントしてきたのです。極端に値段が高いものではありませんが、自動巻の腕時計であり、私がつけていたクォーツよりもはるかに上質なものでした。
そして、次に上司のメインの趣味であるカメラの話を聞くことになりました。ふと見れば上司の部屋はカメラ関係で受賞したトロフィーとか賞状が壁に複数かかっていたのです。
それから上司は数冊のアルバム(ちゃんと製本されたもの)を手に取り、私に見せてきたのですが、アルバムには女性がモデルとなった和風テイストの写真集だったのです。
覚えているのは、普通の一般女性が額に汗を流しながらロクロを回して陶器を作ってる写真。縁側で蚊取り線香を焚きながらウチワを持っている写真。お花畑の真ん中で笑顔になってる写真。などなど。
私「これ、全部上司が撮ったのですか?」
上司「うん。そだよーん」
私「プロ並みですね!!」
上司「カメラはかれこれ20年やってるからなぁ。中学生の時からカメラいじってるよ」
私「へぇーーー」
上司はそれからカメラについて語ってきたのですが、上司のカメラスタイルはなんだったかな。あの正岡子規の写生文?(みたまんま、ありのまんまを表現する)というのがコンセプトらしく、また俳句同様に季節の概念を必ず取り入れる。とも言ってました。
確かに言う通り、どの写真を見ても、これは春だな。これは夏だな。という季節がわかるのと、あとは被写体がとても自然なんですよね。すると上司は、「それは正統派のやつねw」と言ってきたのです。
私「正統派?とは?」
上司「実はこういうのもある」
と、みせてきたのがアルバムではなくパソコンの画像だったのです。
なんとそこには、ヌード写真がはいっていたのです。(汗)