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バレンシアの風

投稿者:浩平 ◆mZhyiLxkg.
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2025/05/03 12:26:52 (7tX5evap)
縁あって一緒になった嫁さんがいて、子供も生まれて平凡だが幸せな人生を生きてきた。
今、五十路夫婦となり、子供も社会に出て独立、夫婦二人暮らしに戻った。
ふと、人生を振り返ったとき、嫁さんの前に付き合ってた元カノを思い出す。
忘れられないということではなく、彼女に出会えてよかったと思える元カノがいる。
いつも前向きで、その後の俺の生き方に大きな影響を与えた人物でもある。
そしてセックス、セックスに対する向き合い方が自然で、生殖行為であることが大前提で、子孫を残したい相手であるからセックスするという覚悟で身体を開いていた。

そんな元カノは、生殖行為であるセックスにコンドームを使わなかった。
「中には出さないでね」
と言うセリフは一切口にせず、俺の子供を産む覚悟で抱かれていた。
良い身体してたし、気持ちいいマンコの持ち主だったが、妊娠覚悟のセックスが日に日に怖くなっていった。
元カノを愛してなかったわけじゃなく、元カノからの愛が重かったのだ。
それは、日曜の夕方、元カノのお腹に射精した精液を拭いているとき、ああ、アパートに帰れるとホッとしている自分に気が付いたとき、自分が無理をしている自覚をした。
日曜日、アパートに帰って笑点を見ているときが、とても落ち着いていられる時間だった。

上手く表現できないんだけど、元カノは可愛いし、優しいし、セックスも満足できてるのに、会うと疲れる自分がいた。
愛してるのに疲れるって、理解できなかった。
でも、元カノはそんな俺に気付いていた。
「私といると、疲れちゃうでしょ。分かるんだ。今日で、お別れしよ。今日で、抱かれるのも最後・・・」
正直、別れたくなかったし、元カノが違う男に抱かれるのは嫌だったけど、これ以上は持たないのも事実だった。
これで最後だと思うと、元カノのオッパイ、元カノのオマンコ、記憶に刻み込んだ。
最高の抱き心地、これが最後かと思うと、泣けてきた。

ラブホを出て、駅前で別れた。
「気持ち良かった。私にとってあなたは、バレンシアの風なの。」
「バレンシアの風?」
「ふふふ…心配しないで、私、平気だから。さよなら。元気でね。」
「お前…元気でな。困ったことがあったら、頼れよ。じゃあな。さよなら…」
元カノの泣きそうな笑顔、一生忘れられない。

あの別れから30年が過ぎた。
その後、連絡したことも、連絡が来たことも、そして再会したこともない。
でも、忘れたこともないし、今でも愛してる。
愛してるし、会いたいし、一緒にいたいけど、一緒にいるべき女じゃないことも分かっている。
嫁さんはどちらかと言うと暗いし、おとなしくて目立たなくて、華がないけど、整った顔してて、着飾れば華やかな美人になれる素材だけど、それをしない女だ。
そして、一緒にいると安らぐ。
嫁さんと元カノの差は何なのか、今も分からない。

先日、久しぶりに元カノが住んでた辺りに行った。
30年前と変わらぬ風景に、懐かしさと、切なさが混じった。
この街には、元カノと過ごした青春があった。
元カノは元気だろうか。
幸せだろうか。
人生を終えるまでに、一度でいいから再会したい。
そして、俺が幸せなことを伝えて、元カノが幸せだと知りたい。
バレンシアの風のように、元カノの前に現れたい。
 
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投稿者:(無名)
2025/05/03 19:14:41    (UFFZLYKH)
バレンシアの風かあ…
30年も昔の恋人との思い出を大切にしてるって、素敵だな。

>ふふふ…心配しないで、私、平気だから。

このセリフが泣かせるなあ。
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