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2021/11/20 18:24:48 (506hhGTw)
夜9時過ぎ、車で銭湯に出かけました。
夫の転職に伴い現在の住所に越して来て早5年。
新しい生活環境にも慣れて、去年からはパートの仕事に出ています。

5年前まで住んでいた温泉町では近所の共同湯によく通っていたので、今でも市内で唯一の銭湯を週に一度は利用しています。
温泉でなくても、白いタイル貼りの洗い場で、内風呂のようにのぼせることなくカラダを隅々まで丹念に磨き、熱めのお湯をたっぷり湛えた浴槽にゆっくり浸ってリラックスできることは、日常生活におけるささやかな贅沢です。

銭湯は家から車で15分程の住宅街にあります。
入り口が男女で分かれている番台式のお店で、ご主人と女将さんが交代で番台に座っています。
いつもは夫と一緒に利用するのですが、帰りが遅くなるという連絡があったので一人で出かけました。
番台はご主人で、遅い時間帯のせいか女湯は私一人でした。

ブラを外してショーツを脱ぐと、レトロな体重計にタオルで前を隠すことなく乗りました。
脱衣場には目隠しとなる衝立やカーテンがないので、ご主人には私の裸が丸見えでしょう。
お店を利用し始めた頃はご主人の視線が気になって、そっと番台の様子を窺ったりしたものですが、利用しているうちに抵抗感も薄れてきました。
番台がご主人だと未だにどうしても意識してしまうのですが、意識しすぎると利用できなくなりますし、気にしている素振りを見せるのも悪いので、堂々と振舞っているのです。

31歳で今の夫と再婚するまで、私は銭湯を利用したことがありませんでした。
10年以上暮らした温泉町の共同湯はフロント式だったので番台の経験はなく、ましてや男の人が座っていようとは想像すらしていませんでした。
それだけに初めてお店を利用したとき、夫でもない男の人が見ている前で服を脱いで裸になるという、女にとっては羞恥の極みのような状況に愕然としました。

ただ、羞恥心と緊張感が入り混じったような気持ちを味わいながら、番台のご主人に初めて全裸を披露したときも、タオルで前を隠すような真似はしませんでした。
胸や下腹部を隠すことは、相手を異性として意識しているというメッセージを発するようなものだと思ったからです。
加えて、そんな仕草を40歳過ぎの女がしたら、女の裸を見慣れたご主人や他の利用客から「自意識過剰」と笑われそうな気もしたからです。
実際、利用客のほとんどが私より年長の常連さんということもあって、前を隠している方はまず見かけません。

初めて利用した日、入浴を済ませて洗い場から出たとき、前も隠していない湯上りのカラダを、番台のご主人にジロッと見られました。
女の裸を見慣れたご主人でも「初物」には興味があったのでしょう。
銭湯を利用する機会が今より遥かに多かった時代は、番台の男の人の視線を気にしながら下着を脱いだとか、気が付くと裸をジッと見られていたとか、恥ずかしい思いをされた女性は少なくないでしょうね。

脱衣場に上がったとき、お店の時計は閉店時間の10分前を指しており、ご主人は番台から下りて脱衣場の後片付けを始めていました。
いつものように前も隠さないで洗い場から出てきた私を、ご主人はジッと見ました。
広くはない女湯の脱衣場に、全裸の私は夫でもない男の人と二人切りです。
体格の良いご主人がその気になれば、私を押し倒して犯すことは容易でしょう。

それでも私はバスタオルで丹念にカラダを拭い、全裸で髪にドライヤーを当てました。
バタバタしては、心の動揺をご主人に感づかれそうな気がしたからです。
さすがに恥ずかしいので背中を向けていましたが、私のカラダをチラチラ見るご主人の様子が壁の鏡に映っていました。
あるいは、鏡に映った私の胸や下腹部を見ていたのかもしれません。

銭湯からの帰り道に、コンビニに立ち寄って酎ハイを買いました。
お風呂帰りはノーブラなので乳首の突起が目立つらしく、私の胸元に注がれたレジの男の人の視線が気になります。
ついさっきまで、銭湯のご主人には全裸を披露していたというのに、この違いは一体何なんでしょうね(笑)?


翌週の夜8時前、雨が降る中を夫と一緒に銭湯に出かけました。
番台には前回と同じようにご主人が座っていました。
その晩は余分なヘアを剃ったり踵の角質を落としたりして、いつも以上に時間を要してしまいました。
普段でも夫は先に上がり、私が「出ますよ」と声をかけるのを男湯の脱衣場で待っているのですが、かなり待たせてしまったに違いありません。

気が急く私は、洗い場から出るなりロッカーの鍵を開けて車のキーを取り出し、前も隠さず番台に向かいました。
これまでそんな真似をしたことはなかったので、バスタオルを巻いてカラダを隠すべきか迷いましたが、普段流を踏襲しました。
素っ裸で前も隠さず番台に近づいてくる私を、ご主人は正面からジッと見ています。
その視線はどうやら私の胸と下腹部に向けられているようですが、今さら引き返すことはできません。

男湯の夫に「先に出て、お店の前に車を付けて待ってて!」と声をかけながら、ご主人に車のキーを手渡そうとしたとき、ご主人の指が私の指に触れました。
ご主人の太い指の肉感を感じた瞬間、番台の向こう側には夫がいるというのに、乳房も乳首も形を整えたヘアも全てご主人の目に晒していることを強く意識してしまい、何だかもう無性に恥ずかしくなり、アソコが濡れてくるのを感じました。
大急ぎでロッカーまで戻ると、カラダをバスタオルでざっと拭いただけで服を着ると、濡れ髪のままお店を後にしました。
これほどご主人を意識してしまっては、当分の間とても銭湯を利用できそうにもありません…
 
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