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3年前のXmas、蜜のように甘く切ない日々。

投稿者:陽子
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2025/12/23 23:45:19 (pV55JU82)

今年もまたあの頃の自分を思い返している私が居る。

都内の外語系大学で教職課程を終え、卒業後の就職の間口を
拡げようと、中学、高校の英語の教職員資格を得ていた私。


自分の語学力を確かめたいがばかりに、夏休みになれば母に
ねだり、海外への渡航費も工面して貰っていたあの頃・・

LA、スイス、オランダ、オーストラリア、シンガポール。
自分が発する英語が伝わる悦びに浸りながら、それは確かな
自信を植え付けてくれていた。

4年間の大学生活を終えようとする時、優しい父の勧めで
大学院での修士課程に進学を決めながら、空いた時間には
中学生を対象に家庭教師のアルバイトも始めていた。


当時の私にしてみれば教員になる為の予習みたいな感覚。

そこで応募してきてくれたのがご近所に住む良家の御子息。
修斗君と言って、日々サッカー漬けな青春を送ったお父様の
からの命名らしく、サラサラの髪に靨が滲む笑顔が可愛く、

人懐こい修斗君の性格も相まって、みるみる向上してゆく
語学力に確かな手応えを感じながら、私の中で芽生える母性が
むくむくと芽生え始めてもいた。

一人っ子で両親の愛情を独り占めしてきた私にとって、
当時まだ14歳だった修斗君は歳の離れた弟のような・・

そんな感情が私の中に芽吹いていたのも事実。

好きな音楽の事、御両親の事、好きな女の娘の存在は?

時折り彼のお母さまが差し入れてくれるお手製のケーキと
紅茶でブレイクタイムを採りながら、包み隠さず何でも話して
くれた修斗君。


当時の私は23歳、14歳だった修斗君とは9歳の年の差。

『陽子先生って、良い匂いだね・・』って、
ワンレングスの私の髪を手に採り、鼻先で嗅いでみたり。

そうそう、何時の日からだろう・・
ブラッシングで髪を整え終えた私はお気に入りのコロンを
潜らせ、春先には透け感のある純白のブラウスを纏い、
中高とバドミントンで造り上げた胸の膨らみも、敢えて協調
するかのように滲ませていた。


『此の前ね、深夜に聞こえる変な声で眼が覚めちゃって、
ついでにトイレに行こうと降りたら、お母さんの声で・・』


私『・・・・お母さん、きっと悪い夢を見てたのね(-_-;)』
っと、ごまかし、その状況がどういったモノなのかは私なりに
理解出来ていました。

幼い頃からませた娘だった私。

高2の春先、5月から6月末までの一月間。
教員実習生である現役の大学生が突如として教壇に現れた。

しかも専攻は私が大好きな英語で、いつものバーコードヘアー
の教員と比べ、若くてハンサムな実習生とは雲泥の差で、
私が初めて恋心を抱いた相手でもあり、私の初めての男性でも
在りました(-_-;)。


この掲示板だから白状しますね。

実習期間を終える少し前、私は吉行先生に手紙を渡したんです。
あっ!吉行先生とは実習生の名前。

切ない胸の内を正直に綴ったラブレター、返信は貰えないと
判っていながら、高校卒業を眼の前に控えた3月初旬、吉行
先生からの返信が郵便ポストに届いたんです。


続く。




















 
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