2022/09/29 09:24:00
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<調教 その3>
私は出会い系やナンパなら基本1回キリの対局、風俗(特にM性感や手コキはハードルが高い)は1回で対局に持ち込む事はなかなか難しいので、3回を目安にしてそれ以上は同じ女性に通い詰める事はあまりしない。
もちろん決まりではないので、自分が気に入った女性ならばそれ以上に通い詰める事も稀にある。
私のペニスサイズではミカの小柄な体格と相性が良かったのだが、それ以上に最初に会った時から何となく人としての波長が合っているように感じていた。
彼女をお店で指名するようになって、6、7回になっていた頃だったと思うが、彼女の方から私の連絡先を教えてほしいと言われた。
私は正直悩んだ。
以前の体験談でも書いたとおり、私は結婚はもちろん恋愛もするつもりは一切ないのである。
今は風俗嬢とお客さんという明確な関係性があって、それでバランスが取れていると思っていたので、これ以上親密な関係になった場合にまたお互いに傷つけ合って苦しむ結果になるのではないかと恐れたからである。
しかし本当のところはどうなのか分からないが、彼女も結婚願望がなく自立して生きていきたいと言っていたので、ひょっとしたら彼女となら着かず離れずのいい距離感を保った関係性を築けるかもしれないと希望をもってしまった。
彼女には、私は誰であろうと二度と結婚をするつもりがない事を告げて、そのうえで私の連絡先を教える事にした。
そうなると展開は早かった。
彼女と店外でデートや旅行に行くようになり、気が付けば普通のカップルのようにどっぷりと恋愛にはまっていた。
年の差カップルではあったが、お互いに情が湧いていき、そしてどんどんと愛が深まっていった。
ある日、彼女が私に風俗店を辞めようと思っていると言い出したので、もし私が理由になっているんだったら辞めないで続けてほしいと言った。
それには私なりの考えがあったのだが、あえて彼女には詳しい理由は言わなかった。
彼女も彼女なりに距離感を意識しながら私に付き合ってくれていた。
今となって思えば、彼女にはとても不自由な思いばかりさせていと思う。
そうした関係を続けながらも、彼女と店で出会ってから半年が過ぎようとしていた。
相変わらず彼女にクンニだけはさせてもらえなかった。
正直それだけは彼女に対して唯一の不満だった。
女性にとってクンニなしのセックスなんて、男のフェラなしのセックスのようなものである。いや、それ以上の事かもしれない。
好きな女をクンニして気持ち良くなってほしいと思うのは、男として当然の事である。
私の中でそういう思いがだんだんと強くなっていき、とうとう彼女に対して荒療治を施す計画を考えるようになった。
しかし、とても繊細な問題を含んでいるため、逆にトラウマになってしまうといけないので、信頼関係を第一に考えた調教をする事にした。
タイトルで「調教」としているが、SMの調教ではないと断っているのはそういう事なのだ。がっかりした読者の皆様には申し訳ない。
そう、クンニ克服のための調教というか、訓練なのである。
調教の当日、私は彼女が住んでいるマンションを訪ねた。
私は普段からあまり道具に頼らないセックスをしているので、大人のおもちゃの類は一切持っていなかったのだが、この日のためにエロショップに行って拘束具とアイマスクを買って来ていた。
彼女は普段は鈍感なくせに、こういう時には何故か敏感で拘束具が入ったバッグを見て、「珍しいね。バッグなんて持って。何入っているの?」と言われた。
私はギクっとしたが、「ふ~ん。」と言ってあまり聞いていないフリをして誤魔化した。
彼女はケーキとお茶を出してくれた。
私は調教の気配に気付かれないように、出来るだけ普段どおりを心がけて彼女と会話をした。
小一時間会話を楽しんだところで、私は座っている彼女の後ろからおっぱいを揉むと、「うん?もうエッチしたくなったの?」と言うので、「うん。しよ。」と言った。
彼女と一緒に隣の寝室のベッドに寝転がり、キスをしてとにかく彼女をリラックスさせる事に集中した。
というのも、彼女は私の言葉攻め程度でも怖がるような極端に憶病な女性だった。
私が少し荒っぽく「ほら、ちゃんとしゃぶれ。」と言うと、「んーなんか嫌だ、怖い。いつもみたいに優しくして。」と言って逃げてしまうくらいなので、Mの素質以前の問題だった。
とにかく怖がらせてはいけないと思い、いつも以上に気を遣って彼女に接した。
私は「今日は目隠しをしてエッチしてみようか。ゾクゾクするよ。」と言ったが、彼女は「うーん、真っ暗過ぎると怖いから嫌だ。」と言って目隠しをしてくれそうになかった。
時間をかけて優しく説得してようやく目隠しを了解してもらえた。
やっと第一関門を突破し、彼女を目隠ししたままでいつもどおりの愛撫をした。
彼女は喘ぎだしたので、私は「目隠ししているとドキドキするだろ?ね、全然大丈夫だろ?」と言うと、彼女は「少し緊張するけど大丈夫。」と答えてくれた。
私は「よし、次は手と足を動かないようにしてみようか。」と言うと、彼女が「何するの?痛くしないで。」と言うので、「大丈夫。俺が信じられないの?」と言ってバッグから手枷と足枷を取り出した。
彼女は「絶対に痛くしないでね。」と言うので、「大丈夫だよ。」と言って、ウレタン素材のソフトな手枷を両手と首に取り付け、彼女の首の横で両手が固定される状態にした。
足は両足の足首だけを拘束して真っすぐ足を伸ばした状態にして再びキスをした。
緊張しているのか彼女は黙ったままだったが、私が脇を舐めるといつものように喘ぎ始めた。
そして彼女の弱点である乳首をじっくりと舐めて、いつものように乳首フェラをしてやると彼女はいつものように逝ってしまった。
私は熱が冷めない間に彼女のクリトリスを指で愛撫すると、気持ち良さそうにしていたので、私は「もっと気持ち良くさせてあげるから、足をあげてごらん。」と言って彼女を仰向けのままカエル足のようなポーズにした。
彼女をカエル足のポーズにしたまま中指を彼女のオマンコの中に入れて、Gスポットらしき膣壁を指の腹でぐっと押しながらゆっくりと小さな円を描くように指を動かした。
彼女はいつもどおりすぐに喘ぎだし「また逝きそう。逝きそう。」と言い出したので、私は「よし、今日は指じゃなく舐めて気持ち良くさせてあげるからね。」と彼女の耳元で囁いた。
彼女は大声で「嫌だ。」と言ったが、私は心を鬼にして、彼女をまんぐり返しの体勢にしてアソコを優しく舐めた。
すると彼女は「嫌だ。嫌だ。」と身体をよじらせて大暴れしだした。
私は「大丈夫。痛くないし。優しく外側を舐めるだけから。」と言ったが、彼女は「信じてたのに。」と言って大声で泣き出した。
こうなってしまってはもうダメだ。
思った以上に彼女のコンプレックスは根が深く、私の愛情でもっても全然歯が立たなかった。
私は彼女に装着していた手枷と足枷、アイマスクを外してあげた。
誤解のないように言っておくが、こんな荒療治をする前に彼女には、専門医の診断を仰いだ方がいいとかなり説得したのだが、例え女医であっても自分のアソコを見られるのは絶対に嫌だと言って聞かなかったのである。
万策尽きて、このような荒っぽい方法を決行する事になったのだが、結果的には失敗し、彼女に可哀そうな思いをさせてしまっただけになった。
彼女を居間に連れていき、私は彼女に謝った。
誰にでも人に明かしたくない秘密やコンプレックスの一つや二つある。
どうにか彼女には克服してほしいと思っていた私は、これまでの人生で誰にも言った事がなかった私の秘密について、彼女に長時間に亘って話をした。
彼女がその話を聞いてどう思ったのかは分からないが、自分に重大な秘密を明かしてくれたという事が心に響いたのかもしれない。
そして、彼女の中で少し頑張って克服しようという気持ちに切り替わってくれていたのではないかと思う。
それまで沈み切ったような顔をしていたが、少し前向きな表情に変わっていたのが分かった。
更に粘り強く説得していると、もう既に夜の8時過ぎになっていた。昼過ぎに彼女の部屋にやって来てケーキを食べただけだった。
ふたりでお腹空いたねと言って、カップラーメンを食べる事にした。
ラーメンを食べて少しお腹が落ち着いたのが功を奏したのか、彼女は「私頑張ってみる。でも、くちゃいからと言って嫌いにならないでね。」と言ってくれた。
本当に嬉しかった。
彼女なりに勇気を振り絞ってくれたんだろうなと思うと愛おしくてたまらなかった。
ふたりでシャワーを浴びて、いよいよ初クンニのチャレンジを開始した。
彼女が恥ずかしいからアイマスクだけはすると言うのでアイマスクだけさせて、彼女を仰向けの状態で寝かせたまま膝を立てるように言った。
そう言えば、彼女のオマンコを間近でマジマジと見るのすら初めてだった。お風呂や体位を変える時にほんの一瞬だけしか見た事がなかったのでとても新鮮で不思議な感覚だった。
彼女のオマンコは、あまり小陰唇がビラビラしていないいわゆるスジマンと言われるオマンコの形状をしていた。
私は「大丈夫?我慢出来なくなったらやめるからすぐに言ってね。」と彼女に言うと、「うん。」と答えてくれた。
すじ周りの肉を広げると小陰唇やクリトリスが見えてきた。
彼女は緊張しているようで足に力が入っていた。
私は「大丈夫だよ。ゆっくり周りから舐めるから、身体の力を抜いてね。」と言って小陰唇まわりを軽く舐めまわした。
彼女は身体をピクっとさせていた。
小陰唇から徐々に中心部分に舌を移動させてやさしくペロンペロンと広範囲を舐めると、彼女は口に4本指を咥えて身体を震わせていた。
私は「ほら、気持ちいいやろ。」と言うと、身体を震わせながら無言で頷いていた。
大丈夫そうだなと思ったのでクリトリスを舐めてやると、彼女はあーんと大きな声をあげて身体を横向きにねじらせた。
私は「ほら、身体を真っすぐに戻して。」と言うと、彼女は身体を元の姿勢に戻したので、私は唇を尖らせてクリトリスを優しく何度も吸ってあげた。
彼女はあーんと更に大きな声を上げながらも必死で身体を動かさないように我慢しているようだった。
その後もクリトリスを軽く吸って軽く舐めてを繰り返していると、5分も経たないうちに彼女は「逝きそう。逝く。イグ。」と大声で逝ってしまった。
彼女は身体を丸めながら痙攣していた。
彼女のアイマスクを外してやると、彼女は涙を流していた。
そして彼女は腰に力が入らないのか、寝たままの状態で私の足にしがみついてきて「気持ち良かった。」と言って大声で泣いていた。
私は彼女の頭を撫でながら「良かった。良かった。」と言ってあげた。
私はとても幸せな気持ちになれた。
それからも徐々にクンニをレベルアップさせていき、3回目くらいには膣内に舌を入れて吸い出す事が出来るまでになっていた。
そこまで克服できると、彼女は次にクンニする私の事を気遣ってくれていたのだと思う。
根本的な治療をするべく、女医さんならと婦人科に行く覚悟を決めてくれた。
抗生剤と膣内洗浄の治療を数回受けると、以前と比べものにならないくらいに臭いが和らいでいた。
彼女は早く病院で治療を受けていればよかったと反省していた。
彼女はすっかり自分に自信をもてるようになったのだろう。
自分からオマンコを私に見せてきて「舐めて。」と言うようにまでなっていった。
乳首もオマンコもどちらを舐めてもすぐにイクし、指で触ってもすぐにイクし、チンポで突いてもすぐにイッテしまう。
私が手合わせした女性の中でも1、2を争うほどすぐ逝きの体質だったので、彼女とのセックスはいつも新鮮に楽しめた。
それにしても、彼女はよく頑張ってコンプレックスに打ち勝ってくれたと思う。
そして、自分自身で新たな快楽の扉を開ける事が出来たのは本当に良かったと思う。
そういう意味では、私は彼女に対して広い意味での調教が出来たのかなと思っている。
そんな彼女とは2年少々付き合ってお別れする事になってしまった。
もちろん、全ての原因はクズの私にある。
結局、ゴールのない恋愛というのは、こういう結末にしかならないのだ。
最後は彼女を傷つけて、そして何も無くなってしまう。
同じ過ちを繰り返して分かっているはずなのに、また繰り返す。
どうも私は本当に馬鹿なのだろう。
コロナ渦の混乱の中、彼女と別れて2年の月日が経った。
未練がましく写るかもしれないが、いまだに彼女を思い出す事がある。
その度に、これで良かったと思うようにしている。
破滅願望の強い私には明るい未来は恐らく待っていないだろう。
そんな私にとことんまで付き合おうなどと考えている馬鹿な女は、こちらから御免被りたい。
私はただひとり地獄からのお迎えを待っているのだ。
完