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2021/01/12 00:27:51 (ghb1WFC3)
嘘を吐いてご主人さまを傷付けた最低な奴隷の私には、それ相応の罰が必要だった。
命じられたのは「特定の人物との情事を思い出し、その時した行為を同じようにしなさい」というプレイ。この罰は、個人的にかなり精神的負担が大きい。大好きなご主人さまを差し置き、別の男を思い出すなんてキツい。けれど、だからこそ、罰なのだと思った。

私はある一時期、多数の男性と肉体関係を持つ生活を送っていた。お酒とセックスが大好きで、性欲が非常に旺盛な二十代半ば。しばらく封じていた奔放な時代、その中でも関係が強くいちばん覚えていた男性を、私は思い出す。
前の勤務先で店長をしていたAさん。脳裏に裸の彼を浮かべながら、目を閉じてキスをした。私はこれから、Aさんとのセックスを追想する。

何度もベロチューをする。Aさんの舌はどんなだったっけ。薄くて、温度は高くなかったような。絶妙に整っていない中途半端な顔は、案外嫌いではなかった気がする。唾液がべちゃべちゃ絡んで、頭がぼうっとする。
頬に、首筋に、唇を当てるだけのキスを零す。肌は年齢の割に綺麗だったな、自分大好きなナルシストだったからスキンケアも怠ってなかったんだろうな。同時に胸元へ手を伸ばして柔めに乳首を触る。男の人の乳首って、どうも可愛くて好きだ。女の人とはまた違ったいやらしさがある。ふにふに親指で弄びながら、鎖骨のあたりにちゅっちゅとキスをする。

Aさんとの関係って、何だったんだろう。セフレってほど何度もセックスしたわけじゃないし、恋愛感情も一切なかった。ただ数回ヤッただけの、つまんない人だった。
余計なことを考えないように、乳首を舐め始めた。チュッと軽くキスをしてみたり、舌先でちろちろ舐めてみたり。唾液をたっぷり絡めながら、舌全体でいやらしく何度も味わう。「きもちいいですか」と尋ねた。乳首舐めは大好きだし、よく気持ち良いねと言われていた。きもちいいですか。私もきもちいいです。あぁ、ドキドキしてきたな。
おもむろに下半身へ手を伸ばす。ちんぽ、硬くなってる。いや、あの頃は『おちんちん』って言ってたっけ。Aさんのおちんちん、あんまり大きくなくて細かった。彼の人となりを表しているようだった。握って擦ってかたちを確かめる。おちんちん大好き。私で硬くなってるのも嬉しい。もう、欲しくなってきちゃった。

フェラはしてたっけ、しなかった気がするな。だからもう、気付いたら「いれたい」と漏らしていた。早く欲しいです、おちんちん。もう私のだらしないおまんこ、待ち侘びてぐちゅぐちゅに濡れてます。早く挿入してほしい。その一心だった。
そこでふと「フェラもしないで挿れるのか?」と問われる。私はこくりと頷いた。今思えば、相当つまらないセックスだったように思う。でももし今もう一度するなら、フェラもするだろう、と。もちろんです。フェラも大好きですから。「フェラしろよ」と言われたとき、私は既に床に跪こうとしていた。


続きます、また後日
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