1
2006/03/20 22:22:03
(tKW.6f5/)
スパンキングって、みなさんご存じですか? 何か粗相をしたとき、お仕
置きでお尻を叩いたり叩かれたりするあれです。最近、この言葉が気になっ
てなりません。
私は関西に住む42歳の専業主婦ですが、夫は仕事が忙しいのか他に楽し
みが何かあるのか、いまではほとんど私のことをかまってくれません。でも
子どもが小さい頃に、逆に私が夫を邪険にしてきたその報いをいま受けてい
るような気もするので、そのことであまり夫を責める気持ちも起こりませ
ん。
私はトールペイントやお友達とのランチや、私なりに楽しいことを見つ
け、せめてひとりの時間を充実させようと思うのですが、そう思えば思うほ
ど、充たされない自分に嫌気がさして、そういうとき、自分を罰したい気が
ふつふつと湧いてくるのです。
もう何ヶ月か前のあるとき、子どもは学校で、夫は仕事でだれも家にいな
いのをよいことに、私は家の鍵をかけ、二回の寝室にこもって全裸になり、
ぬるぬるの性器に指をはわせていました。オナニーにふけっているとき、甘
えん坊の私はいつも、身なりのよい紳士に、お姫様のようにやさしく全身を
慈しまれるところを妄想します。私だけが裸で、紳士は仕立てのよいスーツ
を身につけたまま、私を舌と指で可愛がってくれるのです。紳士は大柄で、
たぶん服を脱げば、屈強な筋肉質の体をしているはずです。小柄な私は彼の
たくましい体によって、人形のように簡単に操られるのです。しかし、紳士
の私への扱いはいつも繊細で、どこまでも優しいのです。
それが、どうしたことでしょう、そのときに限って、紳士の仕草は急に乱
暴なものになり、私を膝の上にのせると、左手で私のお腹を抱え込み、空い
た右手で、私のお尻を叩きはじめました。いつもいつも優しいばかりでな
い、たまには酷くも乱暴に扱ってほしい、そういう私の潜在意識が、妄想に
現れたのでしょうが、空想の紳士が私のお尻を叩くとき、同時に、私の右手
も、ベッドに投げ出した裸のお尻を、ばしんばしんと打ちつけていました。
もちろん自分の手ですから、いくらでも加減が出来ます。痛いには違いな
いのですが、そのうち私は、耐えきれなくなる直前の、ほどよい痛みを感じ
る叩き加減を覚えていきました。痛みはつぎには、熱にかわり、痛いより熱
いという感じに変わってきました。それをまた20か30かくり返して叩い
ていると、つぎはもう痛いとも熱いとも感じなくなってくるのです。
バシンバシンと、部屋に打擲音が響きます。そのたびに、私はもう声を出
すことが堪えられずに、ううっと喉の奥から絞り出すような声で呻くので
す。
「お許しください」
冷静な心では、何て芝居がかったことを、と思いながら、自然にそういう
言葉がついて出てきます。
「もう、二度としませんから、どうかお許しください」
妄想の紳士は、それでも決して許してはくれずに、
「駄目だ、お前の白い尻が、猿のように真っ赤になって腫れ上がるまで叩い
てやる。お前のような出来損ないは、体に覚えさせないと、また同じことを
くりかえすからな」
そう言って心の中の紳士がまた叩くたびに、私の右手も私を叩くのです。
ふと気がつくと、私の左手の指は、そこだけは慎重に叩くのを避けてきた
陰部を、掻きむしるように擦っていました。オナニーでかつて、これほど濡
れた経験はないというほどに、そこは激しく濡れそぼっていました。
「何だ。お前はヘンタイか? これほど叩かれて、こんなところをびしょび
しょにしている。マゾだろう、お前は。真面目な顔をして、しかもいい年を
して、いやらしい女だなあ」
妄想の紳士は、ずっとお尻を叩いていた右手を私の恥ずかしい場所に伸ば
して、そう私を罵るのです。
「いやあ、違います。私はヘンタイなんかじゃありません」
「じゃあ、なんだこれは」
そういって紳士は、私の恥ずかしい体液で濡れた指先を、私の唇に運び、
無理矢理舐めさせようと口蓋を開かせようとします。そのときには、私も生
まれてはじめてぬるぬるとする体液を、二本の指ごと口中で味わったので
す。
その日、長く激しいオナニーをおえるまで、1時間半か2時間も要したで
しょうか。お尻の赤みと腫れが引くまでは、一晩も過ぎる必要があり、普段
ベッドに誘うことのない夫が、その日に限って私のことを求めてきたらどう
しようと、あとで散々、不安にかられたものでした。
それ以来、私のオナニーはますます激しさを増しています。夫のベルトを
鞭のかわりにして、背中からお尻にかけて、赤いラインを重ねていくひとり
遊びも最近は覚えました。でも、それをおえるたびに感じる虚しさは、いっ
たいどういう訳でしょう。
妄想や自虐ではない、リアルな手のひらの感覚を、いよいよ私は求めてい
るのかもしれません。ほどよい加減ではなく、それをほんの少し超えた、許
してといっても許されない耐え難い打擲の痛みを、私のお尻は求めているの
かもしれません。
でも、深い意味で絶対に夫を裏切りたくはないのです。
もう、若いときの張りもなくなったおばさんのお尻ですが、ただ叩くだけ
で満足だという男の人はいないだろうか、妄想の紳士のような、すべてをわ
きまえた男性はいないだろうか、そういういけないことを毎日のように考え
ている私なのです。