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2017/08/11 15:32:04
(FN6eTvFq)
-1-お台場フジテレビのトイレで 前編
AKI兄ぃ
今を去ること15年前。当時付き合っていた16歳年下の女の子Mちゃんを車に乗せて、東京お台場のナントカっていうレストランまでドライブデートをした時の話し。
Mちゃんは当時19歳。純粋を絵に描いたようなお人よし。悪い男に騙されているところを助けたのがきっかけで付き合い始め、またしても俺という悪い男に捕まった女の子。
ところが、遊びのつもりで付き合い始めたMちゃんの純粋さに引き込まれて、結局は俺が遊び人を卒業させてもらうほどの影響を与えてくれた人。
お前何言ってるの?今だって充分遊び人だろ?!という人も大勢いると思いますが、その頃の俺と今の俺、行動は似た様なものかもしれないけど、気持ちが360度違う。
あ・・・360度じゃ1回転して同じ方向になっちゃうか。
まぁ細かいことはともかく、天地がひっくり返るくらい俺の中身が変わったコトはまちがいない。
春か夏か秋口か、はっきりとは覚えてないけど、Mちゃんが東京の観光雑誌を持って来て。こんなお店に行ってみたいな~なんて言ったのがきっかけでデートする事になって。
お台場に着いて最初に行ったのはナントカっていう建物。そこの中には色々なお店やらレストランやらが幾つも入っていて、彼女が雑誌で調べたお店に向かってみた。
店の前には長蛇の列。都会の人はレストランに入るまで列に並ぶなんてのは当たり前なんでしょうが、田舎者の俺には信じられないこと。
しかも、列の後ろには立て札を持った人が居て、立て札には”最後尾。あと○○分”なんて書いてある。俺は彼女の顔を見た。すると彼女は「待とうよー」という顔をしたので、仕方なく列の最後尾へ。
普段は俺が待たないのを良く知っている彼女。ファミレスですら、混雑していてお冷が出てこないっていうだけでお店を出ちゃう俺を知っているだけになんだか切ない顔をしている様子。せっかくのデートを台無しにしちゃかわいそうだからと思って、出来る
だけ平静を装っていたけど、彼女は安心した様子。
ようやくテーブルに座れて、彼女が食べたがっていた雑誌の写真と同じ料理が並んで。コーヒーと紅茶でかんぱーい(^o^)丿なんてやりながら写真を撮って。
おいし~♪おいし~♪を連発する彼女。その可愛い笑顔を見て、我慢して並んであげて良かったな・・・なんて思ったりしてたっけ。
店を出た後は彼女のガイドでお台場を散策。
あの建物は○○なんだってとかアレが○○だよ。なんて俺の手を引きながらどんどん歩いていく彼女。俺は暑さに疲れながら、彼女の笑顔が見たくて手を引かれるままに歩いてた。
2,3時間も暑い中を歩き回って、ようやく辿り着いたのがフジテレビの建物。長い長いエスカレーターを上って、ちょっと開けた場所に着くと、彼女はまたカメラを出してあちこち写真を撮ってる。
ここが○○って番組に映ってたとこだよ!
とか○○さん歩いてないかな~なんて独り言。
さすが19歳。芸能人や芸能界が大好きだったっけ。
上の階に向かうエレベーターに並んで、あの丸い展望台まで上がってみると、人が溢れていて、あーだこーだ言いながらおのおのが窓から外を眺めてる。俺達も手をつないで窓から外を眺めふと彼女の横顔を見たら嬉しくて。ついつい繋いでいる手に力が入っちゃって。
どしたの?みたいな顔をして俺の方を見てる彼女が急に愛しくなったんだったっけ。とにかくお互いにお互いのことが好きで仕方なくて。いつでもイチャイチャしちゃってたっけなぁ・・・
その後は番組のセットを模したスタジオを見物したり、アナウンサーの写真が貼ってある部屋を見物したりして、彼女と土産物を物色しながら楽しくお買い物。
続く・・・
次回いよいよトイレへ・・・