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2017/01/24 05:26:48
(Re5hehlH)
待ち合わせの場所でしばらく待っていると、詩織が来た。
助手席のドアを開けてやると、
「お待たせ」と言って乗りこんで来た。
今日のブラジャーはピンクだ。
◆
いきなり書いてしまったが、詩織のブラウスのボタンは3つも外れているから、ブラが見えているのだ。
今日のデートはまだ2回目。
実は、先週の初デートでもブラウスのボタンはいい加減にとめられ、純白のブラジャーが覗けたのだ。
教えないわけにもいかず、正直に言うと、驚いた様子もなく、ボタンをとめた。
──もしかして、わざと?──
いや、違うだろう。
先週はそう思っていた。
しかし今週は、もっと大胆に見せている。
これは、わざとだ。
そうくるなら、
エンジンをかける前に、僕は詩織のブラウスのボタンをとめた。
詩織は何も言わない。
◆
走行中は意外なほど静かな詩織だった。白いブラウス、膝までの紺のスカート。清楚な女子大生みたいだ。もっとも、5年前までは本当に女子大生だったのだが。
目的地は、全国的に知られた弥生時代の遺跡。
建物を復元し、遊歩道を整備し、完全にテーマパークだ。
歴史が好きという詩織は急に多弁になり、資料館では展示物の解説までしてくれた。
なんと言っても、目玉は復元された物見櫓。
三階建てで実際に登れる。
ただ、古代のまま復元された階段はかなり急角度だ。
そこを詩織はためらいなく登った。
黒いストッキングから透けるショーツも同じ色だった。
コスプレAVで見た光景が現実になっている。
最上階で360度の視界を眺める。
「あの階段、女子高生は登れないよね」
詩織が言う。
ならば、ここでもスカートの中を覗かれるのはわかっていたのだ。
それならばと、僕は思いきって、彼女のスカートに手をかけた。もちろん周りには誰もいない。
ゆっくりと持ち上げ、ストッキングのお尻が見えた瞬間、
「それはダメ」
詩織はやんわりと僕の手を払った。
「微妙だね」
僕の言葉に、
詩織は小さく頷いた。