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異端との遭遇

投稿者:ポーロ ◆qQ6wK6czCM
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2018/01/11 11:50:18 (7UjLgfSG)
高校2年生の時、俺は学校のイベントでオーストラリアに14日間のホームステイを兼ねた研修旅行に行った事がある。

場所は詳しくは話す必要もないし、詳しく話してもどうにもならない場所なので、あえてここでは割愛するけど、東海岸のある田園風景が広がる田舎町。という事くらいは言っておこうと思う。

俺達は通っていた高校からオーストラリアに渡航した研修旅行組は現地に到着し、空港からバスに乗り継いで、その日の夕方にはホームステイ先の家に到着したのだった。これから一緒にホームステイ生活を過ごすパートナーとなる仲の良い同級生も一緒だった。

家族はテレビや映画で見る外国人ファミリーのステレオタイプ的な家庭で、祖父母、両親、兄、姉、弟、妹、幼児。という典型的な家族構成だった。

俺たち田園の中にポッツリと建つ、無駄にだだっ広い家に入り、8畳くらいの大きさの空間の部屋の中が俺たちがこれから生活をする部屋だといわれたのだった。

部屋の中は、窓がひとつ、ベッドが2つ、大きな全身鏡がひとつあるだけで、それ以外は本当に何もない部屋だった。

ただカルチャーショックを受けたのは、やはり海外というのか、靴を履いたまま家に上がるという事が最初のカルチャーショックだった。

ともかく、こんな感じで俺たちのホームステイ生活は始まり、それから子供たちが通っている学校に俺たちも昼間は通い、休日は車で渓流釣りに行ったり、ショッピングモールで買い物をしたりする、ああ、これがホームステイか。というような感じでホームステイの日数を消化していったのだった。

ただ、その中でも日本で生きる高校生の俺たちに馴染みがなかったのが、食前と食後の、およそ15分くらいかかる、お祈り。である。イメージとしてはキリスト教みたいに手を胸の前で組んで、並べられた食卓の料理の前で、とにかくブツブツと祈りの言葉をささげるのである。

これにはお祈り当番みたいなのが決まっているのだろう。ある日は兄がやり、ある日は姉がやり、その長い15分のお祈りはローテーションで朝、昼、夜と行われていたのだった。

俺たちはその宗教色というもに触れたのが初めてであり、この瞬間に(やっぱ海外なんだな・・)と思ったのが、もっとも強いカルチャーショックであると、今でも覚えている。

しかし、今思えば、なぜ俺が通っていた高校は、このオーストラリアの、この地域という場所をホームステイ先に選んだのだろう。と今でも疑問に思う。

というのも、初めて来たときは、初の海外という事もあり、興奮しまくって見えているようで、何も見えなかったのだが、慣れてくると見えてきたのが、この地域の特異性というか、あまりに宗教色が強すぎるエリアなのである。

家の中も、田園から車で30分くらい飛ばした、唯一といってもいい町中でも、流れている音楽、壁画、建造物等、その独特な宗教色が強いエリアなのだった。

ここで話を大幅に割愛するんだけど、結局、俺たちはホームステイ初日から1週間後くらいの土曜日、ある日突然、世話になっていた家族に、家の中で強引なまでの勧誘行為に遭う事となり、(翌日の日曜日の教会での集まりに新入会者の俺たちを紹介するために、家族たちが間に合わせたかったんだと思う)

俺たちは「なんだかもうめんどくせーから、入信した。っていう事にしたらいいんじゃね?」と、相手にわからないように日本語で相談しあい、(俺たちは語学専門コースだったので、日常会話の英語はマスターしていた)一時は、その入信をします。というような話をしたのだった。

すると今までの歓迎は嘘の歓迎だったのか?と言わんばかりの、本当の大歓迎となり、ハグされるわ、妙なプレゼントをされるわ、今までにない豪華な食事が待ってるわ。と、俺たちは、あまりの待遇の変化に、「入信するって言ってよかったなww」と目先の豪華な食事や贈り物に目がくらんでいっていたのだった。

だがしかし、後になってその宗派の事を調べると、当時はキリスト教だと俺は思っていたが、実際はそうではなく、そのエリアに居住する特定の民族だけが信仰する、言い換えれば土着信仰とも言っていいようなレベルの新興宗教だった。

後になってネットで調べると、カルト指定されている新興宗教であり、キリスト教っぽいのは、キリスト教の異端だから。という理由であった。

まぁどこにでもあるカルト系にありがちな、輸血禁止(信者間はok)とか、近親婚が盛ん、あと信者間でのSEXに対する考え方がOPEN過ぎる。というのがあった。(この最後の部分は、非信者との性交が厳格に禁止されているという事であり、その裏返しで逆に信者間においては、フリーセックス状態になっているとの事。なのでもちろん、デキちゃった婚が当たり前)

当時はこんなところまでは分からなかったが、(逆にわからないからこそ、こうして記事になる体験ができたのだが)後々、調べてみたらそんな小さなカルト集団だった。

何も知らない俺たちは、翌日の朝8時に起こされそれから車で1時間くらい飛ばした場所にあり、小さな教会の中で、俺たちの入信儀式が始まった。儀式はシンプルなものだったが、聖書的な雰囲気がある本の上に手を置き、なにかブツブツと神父的な人が言っている言葉にウンウン。とうなずくだけのものだった。

それが終わると教会あげてのパーティーが始まり、またそこでも豪華な食事とプレゼントを贈られたのだった。

そしてその宗派の立派な信者となった俺と、一緒に泊まりに来ていた相棒のSは、その夜から思いもしない体験をする事になっていくのだった。

前書き長くてスマン。本題に入る前にいったん投稿する。
 
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6
投稿者:(無名)
2018/02/09 15:34:08    (FfgvwYCN)
異端?
5
投稿者:たくま
2018/01/13 22:39:19    (QfiskMnh)
いやいや
続き気になりますよ
4
投稿者:ポーロ ◆qQ6wK6czCM
2018/01/12 23:00:23    (zR.jB0rI)
反響ないのでおわりw あんま面白くないかなw
3
投稿者:ポーロ ◆qQ6wK6czCM
2018/01/11 14:42:41    (7UjLgfSG)
そして車組と散歩組で別れたはいいものの、相棒とBは、予想外にも俺たち車組のフロントガラスから見える、ほんの15Mくらいの先にあるバス停のベンチに腰掛けたのだった。

後で、「なんであんな近くに陣取ったの?」と聞いてみたら、「いあ、あれより先進んだら、電気ないし、ただの真っ暗な道があるだけで、普通に怖いだろww」と言われた。

結果としてこの距離感が功を奏していくのだが、一方、車組の俺とKは、二人っきりになったものの、相変わらず「ちょっと飲みすぎちゃった・・」「大丈夫?」等の話しかできていなかった。

が、相棒の方はというと、俺たちが時折フロントガラス越しに彼らの動向を気にかけていると、どういう話術で相手を口説いたのか、相棒とBはベンチに座りながらキスをはじめ、お互いを抱きしめあっていたのだった。

その点についても後で聞いたところ、「ふとしたスキにキスをしたら、あとはもう流れて・・お互い酔ってるというのもあったしなw」というだけだった。

俺とKは(きゃ・・w)みたいな感じで、そこは若い年代のもの同士、相棒とBが今まさに行っているキスと抱擁のシーンに目が釘つけになっていったのだった。

ただでさえ、もともとイケイケタイプの相棒が、酩酊状態になっているという事と、さらに海外というテンションではっちゃけちゃっているというのもあって、相棒の攻めの手はすごかった。

抱擁し、ディープキスをしていたかと思うと、すぐさまもう手はBのだらーんとした服の首元から手を突っ込み、ブラの上からか、直接かは知らないが、胸を触っているのは俺たちにもよく見えた。

Bの方も、(友達が見ている前で・・)というのに興奮しているのか、すぐに椅子に座る相棒の膝というか、ふとももの上に座るように位置を変え、なにか楽しそうにちちくりあっているのである。

相棒は自分の上にBがまたいで座ってきたものだから、今度は手で、あのショーパンの横から指を滑り込ませるなりして、オーストラリア少女のアソコの感触を楽しんでいるのだろう、相棒の腕がユサユサと前後に動く振動だけが俺たちには見えた。

で、俺がふと、隣に座ってフロントガラスを凝視するKを見ると、なんということ、Kは俺を見て、 とろ~~~ん・・・・ とした目で(さすが外国人少女、すっごい目をしてた)俺を見つめてきたのである。

そして俺も開始したのだった。後部座席で俺はKを抱きしめ、まるでBとの行為を追いかけるように俺はKの胸をもみ、そしてスキニージーンズに手をかけようとしたとき・・・。

いきなり相棒とKが車に帰ってきたのである。

「さぶwwwwww」 「ワーォ・・ベリーコールドゥ><と言いながら。

確かにこの地域は、夜はくそ寒いなんてもんじゃない。ぎゃ、逆に太陽が出てきたら春の陽気のような気温になる。おそらく砂漠が影響しているんだと思う。あの露出の激しい恰好で、ずっと外にいるのは俺もうすうす無理なんじゃないか。て考えていたのが的中したのだった。

が、しかし、相棒とBは、もう見られている事なんてどうでもいいのか、二人そろって助手席のほうから入ってきて、車の暖房をつけ、言葉にこそしてないが、「もう、せかっく親友同士なんだし、見られてもいいから車の中で続きやりましょうよ」という感じで、相棒とBは、助手席にひしめきあいながら、またキスからリスタートしたのだった。

俺も(この状況やばすぎるだろwww めちゃ興奮するwwwww)と、俺もおかしくなりかけていた。

会社に来客予定の時間なので、いったん投稿。続きは夜22時頃

2
投稿者:ポーロ ◆qQ6wK6czCM
2018/01/11 12:23:55    (7UjLgfSG)
慌ただしい1日だった。朝の10時くらいから入信式が行われ、12時くらいに教会をあげての30名くらいの老人や中年との歓迎の食事会(どうやら今時の若者はこういう集まりに興味ないのか少なかった)、そして家に帰ってから昼寝をし、夕方になってからは、今度は若者同士の集まりという事で、小さなレストランに集まり、そこで「宴会」となった。
(酒も普通に出たんだけど)

そもそも、この若者の宴会といっても、海外をイメージするような、ダンスあり、音楽ありのはっちゃけた宴会などではなく、どらかといえば、この宗教に真面目な一部の若者たちが主体の、上品な立食パーティーのようなものだった。

10代後半から20代前半くらいの男女15名くらいの集まりであり、男も女も、おそらく俺の勝手な想像だが、ニューヨークとか、シカゴ等の映画でみるような黄色いバスが送迎にくるアメリカの学校に行ったら、男はパシリ、女はいじめられっ娘になっているような、影の暗い男女だった。(といっても、そこは外国人なので、金髪で体は小柄なかわいらしい子は多かった)

その立食パーティーみたいなのは18時くらいから始まって、結局、21時くらいまでその場にいたのだが、俺たち二人は、「緊張」というものがあって、それをほぐそうと、飲みなれない酒を粋がって飲みまくり、最後のほうは酩酊状態となっていた。相棒は酔っぱらいすぎて、この入信記念の集まりに感極まって泣いたりしていた。(あとで「本当に感謝してたのか?」と聞いたら、「悪酔いしすぎて変なテンションなってだだけ」と言ってた)

結局、夜の21:30くらいになって、ちらほら。と帰る男女が出てきた中、宗教色がもたらす優しさというのか、レストランで酩酊し、ぐったりしている俺たちを介抱してくれたのは、金髪ストーレートヘアーにメガネをかけている小柄なKという女の子と、黒髪ショートボブで、同じく小柄なBという(金髪=K 黒髪=Bと思ってくれ)2人の女の子だった。

俺にはKが付き添い、相棒にはBが付き添うという感じだった。

2名の女の子の髪型と体躯はすでに述べたとおりだが、服装に関してはKはピチピチの胸の形が浮き上がるピンクのTシャツに、下は黒のスキニージーンズだった。Bは、ベージュのだらーんとした、片方の肩からブラ線が見える服に、デニムのショーパンという姿だった。なので服装だけで言えば、真面目さで言えばKの方が上で、Bのほうが、まだちょっと遊んでいるという感じに見えた。

結局、店に最後まで残ったのは俺たち4人となり、そのまま俺たちはBの運転する車で、俺たちが止まっているホストファミリーの家の近くまで送ってくれることになったのだが、実は俺たちはもう、この段階で日本への帰国3日前となっており、この介抱してくれた2人とは、おそらく、俺たちが改めてこの場に来ない限り、もう二度と会えないという今生の別れのタイミングでもあったのだった。

年頃も年頃で、勢いもあった(酒も含め)俺たちは、「この子ら、、落とせそうじゃない?」と日本語で悪意ある相談をし、そして「二人っきりで話したいとかいって、車組と、散歩組に分かれてみるというのはどう?」と相談しあった。

そして相棒と「それいいな」と合意し、俺たちは英語で「もう君たちと話せるのは最後の夜になるかもしれない・・。」と切り出し、俺たちは二人っきりで話したいことがある。等と彼女らをたぶらかし、計画通りに俺は車組、相棒は散歩組に分かれるという段階まで持って行ったのだった。

彼女達は「うーん、そんな深刻な話・・? オッケイ・・じゃ、私と彼(相棒)は外を歩きましょうか」と運転席に座るBが言い、そして車から出ていったのだった。俺とKは後部座席に残されたままだった。田園風景が見える大きなフィールドの中、ポツンとさみしくたっている電灯の下での出来事だった。

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