私は1年前まで、俳優のTMさんと真剣につきあっていた。でも、私が実家に戻らなくてはならなくなり、ただでさえなかなか逢えなかったのに、遠距離になったら今まで以上に逢えなくなり、辛い恋はやめようと、別れた。私は実家のほうで他の人ともつきあったりもしたけど、彼を忘れることはできなかった。彼がTVに出るときは、胸がドキドキしながら見ていた。そして先日、とあるイベントにMが出ると聞き、私は気付くと電車に乗っていた。彼に逢いたくてたまらなかった。イベントで彼を見て、胸が締め付けられる思いだった。会場は超満員なので、当然彼は気付いてないと思っていた。イベントが終わり、私は興奮と感動で動けずにいた。すると携帯が鳴った。知らない番号だったので出ないでいると、何度もかかってきた。仕方なく出ると、「みい。俺だ」と懐かしい声が…彼だったんです。私はあまりの驚きに返事をすることもできずに、ただ涙が次々にあふれだしてきました。「みい。今日来てただろ？…逢いたいんだ。この後仕事入ってないから…　どうしても逢いたいんだ。」と一生懸命言ってきた。「あたしも…逢いたいよ…」と答えるのが精一杯だった。そして彼が泊まっているホテルに行くことになった。部屋に着くなり、彼に抱き締められ、「みい。逢いたかった。俺はやっぱりみいがいないとダメだ。みい。愛しているんだ。やりなおそう。」ときつくきつく抱き締められました。「あたしも…あたしもMを愛してる。もう離れたくない…」と言うと、彼は激しいキスをしてきました。懐かしい1年ぶりのキス。激しいけど彼の優しさがあふれ出てるキス…何度も何度も繰り返した。「みい。やりなおそう。みいが東京に来れないなら俺がみいの実家の方に行ってもいい。もうみいとは離れたくない。離れられない。いつもみいといたいんだ。愛してる」と言われ、「あたしも。もう離れたくない。離れられない。Mをそばで感じていたいよ」と激しく抱きしめられました。そしてそのままベッドへ。懐かしい身体。1年前と全くかわっていない。そして朝まで激しく、何度も何度も抱き合いました。お昼前ごろ、Mは仕事に行かなくてはならなくて、私も夕方には実家に戻らなくてはならない。「やっぱりはなればなれしかないのかな？」と私が言うと、「みい。結婚しよう。」とMが言った。私は、驚きと嬉しさでいっぱいだった。でも、それと同時に親のことやMの仕事のこと、いろいろが頭をよぎり、返事ができないでいた。すると、Mは「これからの事は、2人で考えよう。みい、1人で悩むな。俺がいるから。みいには俺が付いてる。」と言ってくれた。私は涙が止まらず、頷くのが精一杯だった。もう、何も考えられなかった。ただ、「もう、離れたくない。Mとずっと一緒にいたい。」それだけだった。私はもう1泊東京に泊まることにして、Mと話し合うことにした。夜、仕事から帰ってきたMが、「俺、みいの実家から仕事するよ。」と言いだした。「マネージャーや事務所にも話してきた。大変だったけどわかってくれたよ。電車で2時間だもんな。大丈夫だ！だからみい。もう何も心配することはないんだ。結婚しよう。一生一緒にいよう。」と言ってくれた。私はもうただ彼の胸に抱きついて、泣きながら頷くのが精一杯でした。　　　　　　　　そしていよいよ来週。彼の仕事が一段落したら、お互いの家族にあいさつに行きます。ドキドキだし、まだまだこれから考えて、話し合わなきゃいけない事もいっぱいあるけど、Mと一緒だから安心です。　私。幸せになります。