32歳・独身・中小企業勤めのサラリーマンです。
ボクの部署の2年先輩に香奈子(34歳、独身)が居ます。
香奈子はボクが入社した時からずっと同じ部署で、あれこれ面倒見がよく
ミスをすると叱られるけどフォローもしてくれて頼りになる存在でした。
外見は雰囲気が何となく松下奈緒さんに似てて、背は160位です。
そんな香奈子とボクを含めてこの部署には8人、みんな割と仲良く、
給料はそんなに良くないけど働き易い環境が好きで
結構仕事も頑張ってました。
先月の下旬、大口契約の納品が全て終わり、とりあえずひと段落なので
ぼくが幹事役で金曜日の夜にみんなで打ち上げをする事になったのです。
会社近くの馴染みの小料理屋さんの2階のお座敷を貸し切りにして
宴会はかなり盛り上がりました。
そこの小料理屋さんの女将さんが色々とサービスしてくれて
予算は1人5000円ポッキリでお願いしてたのに、どんどんお酒や料理を
追加で出してくれて、途中でボクが女将さんに「いいんですか?」って
聞くと「いつも残業の時とか食べに来てくれるから今日は大サービスよ」と
ありがたい返事。そこで遠慮なくボクもさらに飲む事にしました。
宴会が始まって3時間が過ぎた頃から徐々に酔いつぶれたり
ダウンして座敷で横になる奴が出てきて、そこでいったん終了。
2次会へ行く者、帰る者、色々でしたがボクはそのお店の1階で
飲み直す事にしました。
すると、香奈子が「私も残る~」と言いだし、それを聞いた
ボクの後輩マサルも「あ、オレも残ります」と。
このマサルはいつも「香奈子先輩いいですよね~」とボクに
言ってて、明らかにその晩香奈子を狙ってるようでした。
その時のボクは仕事上では頼りになるけどプライベートでは
特に香奈子を意識していませんでした。
なので、マサルが香奈子を狙ってるなら、まぁそれはそれで
いいかなって思ってたんです。
解散になった後、女将さんが一人で2階のお座敷の片付けを
してたので、ボクもそれを手伝いました。
まぁマサルと香奈子を二人にしてやろうかなって気持ちも
あったので。
女将さんは「こっちはいいから下で飲んでなさいよ」と言って
くれるのですが、ボクは「いえ、今日はサービスして貰っちゃったから
ホンノお礼です。二人だと片付けも早く済みますから!」と
最後まで手伝いました。
片付けもテーブルを拭いて終わりって時に、女将さんから思わぬ事を
耳にする事になったんです。
「タローくん、いい?よく聞いて頂戴。香奈子ちゃんね、仕事で
遅くなってココで食事する時に言ってたんだけどね。。。。。
こんな事私から言うのは良くないかもしれないけど、あまりにタロー君が
鈍感なんだから言ってあげるわ。」
ボクは「は?」って感じですよ。
「いい、香奈子ちゃんはね、タローくんに気があるのよ。
貴方が好きなの。わかる?あの子いつもココでそう言ってたの。
それとなく気付かないかなって、何度もタローくんにそぶりしてたの
気付かなかった?」
「今だって、せっかく香奈子ちゃんがタローくんと飲みたくて
残ってるのに、それをほったらかしにしてマサルくんと
2人にしちゃって!タローくんってホントに鈍いのね!!」
「さ、早く!今ならまだ割り込めるから。このままだとマサルくんに
香奈子ちゃん持って行かれちゃうわよ!」
それを聞いて、酔いがさめたような気になりました。
そうか、そーだったのか!!
慌てて女将さんに促されて下に降りて行くと、そこではカウンターで
マサルが香奈子を口説いてる最中でした。香奈子と思わず目が合うと、
嫌そうな感じの顔をして、「早くマサルくんを追っ払って!」と
言っているように思えました。
そこでボクはわざと大きな声で「はぁ~、片付け終わったぁ~!
さぁ~、香奈子先輩、マサル、飲もうぜ!!」って言いながら
香奈子の横には座らず、マサルの横に座りました。
そんなに酒の強くないマサルに酒を勧めて潰そうと思ったのです。
「さ、マサル、飲もう飲もう!香奈子先輩も飲みましょうよ!」と
カウンターの中に戻った女将さんにお酒を追加で注文しました。
香奈子は日本酒が好きで結構強いのは知ってました。
あ、ボクも酒なら何でもOKで、かなりイケます。
マサルは氷が解けて薄くなったウーロンハイを飲んでたので、
「女将さん、今夜は香奈子先輩の好きな日本酒いきます!」と言って
隣のマサルに「な、マサルも香奈子先輩の日本酒付き合うだろ!!」と。
すると香奈子は「おぉ~、タローくんとマサルくん、日本酒飲むぞ~!」と
言って、そこからは香奈子とボクで真ん中に座ってるマサルに交互に
日本酒を勧めて飲ませたんです。
すると1時間もしないうちにマサルはダウンしました。
心の中でガッツポーズ!!w
そこで女将さんにタクシーを呼んでもらってマサルは帰宅となりました。
店に残ったボクと香奈子は、何だかよそよそしい雰囲気の中
あらためて飲む事になりました。
店はもうとっくに閉店なのですが、女将さんが気を利かせてくれて
「お店の暖簾はしまうけど、このまま飲んでていいわよ。
私は片付けや明日の仕込みもあるから、時間は気にしないでね」と
ありがたいお言葉。そして、残り物で悪いけどと、煮物やらと一緒に
「お酒はとっておきのがあるから!」と新潟の月見ずの池ってのを
出してくれました。
何でもこのお酒は香奈子が好きな銘柄らしく、香奈子は「わぁ~、
久し振りに飲めるわ~」と大喜びしてました。
キレイなガラスの冷酒グラスにお酒を注いで、ボクと香奈子は
飲み始めたのです。。。。。
すみません、長くなりましたので続きはレスに書きます。