花壇の手入れをしていたんです。
そうしたら大っ嫌いな毛虫を発見、それも数匹もいて尻込み。
お隣近所に助けてもらうと後で何かと面倒になるし、知人に連絡して来てもらいました。
今は専業主婦をしていますが、二つ返事でわざわざ駆けつけてくれた知人というのは以前の勤め先の若い男性なんです。
ひと回りも年下なのにしっかりしていて常識人、信用のおける数くない男性だったので頼ってしまった自分が浅はかでした。
あっさりと退治してくれてホッとしたのものの、週末なのにこれだけの為に来てもらったので、せめて冷たいものくらいはご馳走しなければと家に上がってもらったのです。
ご主人の居ない時にって遠慮する彼を引き止めて上がってもらいましたけど、飲み物をご馳走するだけ、それも他ならぬ信用できる人。
自分の家の空間に彼がいる新鮮さ、かつて共に仕事をした仲間が寛いでくれるささやかな幸せがくすぐったくもあって、不思議な気持ちでもありました。
そんな彼がいきなり豹変して、体が凍りつきました。
前からどうだったとか彼の口から色々と出ていたようでしたけど、それどころではなくパニックの私。
彼が来るまでに着替えておけばよかったのに、薄手のワンピースのままだったのもいけなかったのだと思います。
私なりの抵抗も男の人には叶うわけもなくて、大声を出せば隣近所に聞こえてしまうのが堪らなく嫌で、出来なくて。普通は逆だと思うことでも、私の住む近所はそう思わせるほどの人しかいないんです。
両手を抑えられてどうにも出来なくなったところにブラをずらされて……。
生暖かい舌の感触がただひたすら気持ち悪く、私の体に覆いかぶさる彼の重みでどうにもならなくて涙が溢れ出ました。
あっという間にパンツも取り去られて彼の顔がそこに。
身動きの出来ない状態にさせられていたので、否が応でも拒絶のしようがありませんでした。
ここからは頭と体が解離していたように思います。
逞しい彼のモノが私の中を執拗に自由に謳歌して、ひたすら反応していたと思います。
というか、そうならざるを得ませんでした。
一度終わったら次、それが終わってもまた次って。
認めたくないけど私の人生で、ある意味で堪らない時間でした。
勢いだけの乱暴なものではなくて、いつまでも動き続ける彼に理屈ではなくて……。
事の始まりこそ強引なものだったけど終わったあともいつまでも優しくて、彼の虜になっていました。
ただ彼が帰ってから後悔と罪悪感に悩まされることになりました。
週末だったこともあってあの日は主人は家に居なかったから、あの日にかぎって外出していたからあんなことにって、責任転嫁をする自分が嫌でたまりません。
なのに彼と連絡を取ってしまう私、彼と逢瀬
を重ねる喜びから抜け出せなくなってしまいました。
時間のないときには車の中で、なんてこともありました。
主人にもあまりしないのに、彼のリクエストを叶えたくて口に含むことも苦にならない。
苦悶するように反応する彼の表情が愛おしくて、彼が我慢出来なくなるまでしていたい。
どんなに固辞しても私の下半身に顔を埋める彼、すごく恥しくて嫌なのに、嫌なのに止めてと言えなくなって。
座席に座る彼を抱きしめながら重なる私たち。
私の中を深くまで入った彼のモノが、行き止まりまで届く満足感。
ときどき怖くなる、それなのに、止められない。