「紗枝さん、哲さんと離婚して下さい」
ハッキリ言われてしまいました。
その場で答えることができませんでしたが、気持ちは固まっていました。
そして自宅へ帰り、主人の帰りを待ちました。
約束通りの時間でした。
手には段ボール箱を抱えています。
テーブルに3人座ると、主人がすぐ口を開きました。
(哲)「離婚届は?」
(紗)「記入しました。」
(哲)「正人から俺の悪行も聞いたのか?」
(紗)「正直信じられなかったけど、あなたが悪行というぐらい」
(紗)「本当の事だったのね」
(哲)「すまん」
(紗)「由希子は大事な友達だった!!」
(哲)「実は2人に観てもらいたいものがあるんだ。」
(哲)「どうするか困ってね」
段ボールの中には、なつかしいデジカメや色褪せたポラロイド写真
バイブやランジェリーが入っていました。
(哲)「3年前に紗枝とデジカメの動画を見ただろ?」
(哲)「それ以来だよ」
書いているのは実際の1割程度でしょう。
ここに書き続ける内容でもないですし、特定に繋がる内容が多いので、この部分は大幅に添削しています。
結局段ボールに中身はほとんど正人さんが持ってきたモノなので
正人さんが処分する方向になりました。
例の契約書ですが、3枚が目の前に揃っているのを確認し
正人さんがビリビリに破き主人が火をつけて灰になりました。
これで私は借金の呪縛から解放されることになりました。
また、離婚届は必要な内容を揃え、翌日私が提出しました。
その週末、福岡にて2人の娘にも会って説明しました。
私は正人さんと名古屋で暮らすことになりました。
少し上を読んで、「残った借金は??」と思われた方もいらっしゃると思います。
実は離婚する5日前、正人さんへ私の母から連絡があったんだそうです。
母は既に正人さんの連絡先を消して相当な時間が経っていましたが
N美さんとの交流があったようです。
全く知りませんでした。
偶然か何か分かりませんが、母は正人さんに
「800万あれば紗枝たちの借金は無くなるのか?」と聞いたそうです。
正人さんは「600万弱ですよ」と答えると母は
「全額私がお出しします。紗枝を解放してあげて下さい」
そういったそうです。
翌日、正人さんはN美さんと私の母とお会いし「預かり証」を母に渡したとの事でした。
私はやはりここでも母に守られていたことになります。
私は離婚し旧姓に戻りました。
正人さんが新しいマンションを購入し
東京・名古屋の単身用は解約しました。
更に正人さんは3つの会社を経営していましたが、
Kさん絡みのない3社を売却する準備を始めていきました。
お互い40代です。
正直重荷が無くなった今、普通に争いのない日常を求めていました。
SEXについてはあまり期待していませんでした。
ところが、正人さんとは週に4~5回はするようになりました。
しかも愛のこもったSEXです。
ストレスが無くなった私の子宮は
同居して3か月たったころ、正人さんの精子を迎え入れました。
妊娠初期でしたので、正人さんは激しいピストンを止めました。
ただ、クン二を含めた愛撫は今まで以上に時間をかけてくれました。
カラダの変化が始まったのか、私はなぜだかアナルに興味をもつようになり
正人さんにお願いしてみました。
私はアナルに対してだけは嫌悪感があり、正人さんも
風俗店の店長もひたすら断っていました。
それまで強引に攻められなかったのはただ運がよかっただけなのかもしてませんが。