淫らな体験告白

えっと
こういう事が判明したのは、4年前にデリヘルを呼んだ時が始まり。
それ以前からも、もしかしたら、そうした事象はあったのかも知れないけど、私の耳までは届いて来なかったのかも知れない。

結論から言うと、私とセックスをした女性は、皆さんが少なからず、ラッキーに見舞われてきたと言う事。
例えば、1人の女性は意中の男性を手に入れ、幸せな家庭を築いた事、またある人は、ロトで500万近く当たった。
少ない人で言うと、それまでクジ運が悪かったそうだが、懸賞に当たり、50型のテレビが当たったとか。
中には、月収で200万超えのセレブの男性と結婚出来た とか。
ただ、私も喜んでは居られない。
何故なら、見返り？なのか？
私は、セックスをすればする程、不運に見舞われる様になった。
空き巣にはいられて！全財産を失い、1度はホームレスになるわ、やっと生活リズムを再建するも、コンビニへ歩いて買い物に行く途中、後ろから車に轢かれて、大怪我はするわ。
どれも、思い返してみると不運の手前の１ヶ月で確かにセックスをしていた。
と、ここで、冒頭のデリヘルに戻る。
たまたま、呼んだデリヘルのキャストさんが、顔や目で色々と見えてしまう女性らしく、唐突に言われた。
「お兄さん、貴方はセックスはしてはダメよ？どんどん不幸になるわよ？」
と。
私の頭の中は「？？？」
で、ある。
そこで、デリヘルのキャストさんに言われた。
貴方は、セックスする度に、女性にラッキーを与える事が出来る男性。
だけど、貴方自身は、それに見合う何かを失っていくの。
いつか、死んでしまうわよ？

なんだそうだ。
ありえない！と、思った。
が、事実
そのデリヘルのキャストさんには、それまでの経緯なんか話した訳でもないし、
知り合いでもなんでもない。
なのに、そんな話題をこちらから出す前に彼女は、スラスラと過去に交わった女性のその後を言い当てた。
私が知り得る限りは、当たっていたし、私の知り得ない事まで解って居るようだった。
さらには、亡き母の命日や、兄弟の誕生日まで見えたと言って正解していた。

そうして、彼女はプレーをする事無く、お金も受け取らずに帰っていった。

だけど、そんな事がイマイチ、信じる気にもなれずにマッチングアプリで32のバツイチの女性と会って、１回だけと言う約束で交わった。
終わった後に、実は私と交わるとラッキーが貴女に訪れるかもしれないと教えて別れた。
数日過ぎて、32のバツイチの女性からメールが来た。
サマージャンボで1000万だったかな？
当選したと。
その年が明けて、翌2月、左腕の機能を失う程の事故に巻き込まれた。
やはり、私の身に降りかかるモノが大きければ、それなりに女性の得るラッキーも大きいらしい。

もう、これでは誰ともセックスは、もう、出来ないだろう。
次は、本当に死んでしまうかもしれない。

人間の人生とは時として不公平で
当たり前を享受出来ない人間も居ると言う事実が、まさか、自分だったとは…

漫画や小説の様な本当の話し。
でも、何となくだが
誰かのためにセックスをして、死んで行く気がしている。
たまに、そんな絵が頭に浮かぶ事がある。
きっと、先祖の誰かに何かあったのか？
たまたまなのかは、分からないが、まさか、人間にこんな運命を背負う者がいるなんて、思いも寄らなかった。