私はお酒が飲めない。コップ一杯くらいのビールなら飲めない事はないが、すぐに酔いつぶれて寝てしまうのである。
本質的にアルコールを分解する能力が極めて低い下戸ということなのだろう。
そんな私なのだが、一時期スナック通いに興じていたことがある。
それは私がとある地方で、まだ会社勤めをしていた20年以上も前の話である。
海に近い田舎の都市だったが、市内はそこそこに人口が密集していてスナックやキャバクラなどの店舗が数十件あった。
当時の私は決して高給取りのサラリーマンではなかったが、料金設定が安い夜の店ばかりだったということもあって、常時4、5件の店にボトルをキープしていて、会社の先輩や後輩たちを連れては一献傾けていた。
もちろん、私はジンジャーエールかウーロン茶でみんなに付き合っていた。
ただそのうちの1件のスナックだけは、週末に私ひとりだけでこっそり遊びに行っていた。
スナックと言ってもカウンター席がメインというだけで、店内のインテリアは高級クラブに負けない仕様の少し風変りな店だった。
店にはいつもマスター(オーナー)と、3、4名の女性従業員が日替わりで出勤していた。
田舎町の割には女性はみんな綺麗どころばかりで、もっと繁盛していても不思議ではないのに、店が客でごった返しているということはなかった。
のちのち会社の先輩に教えてもらった話では、どうもこの店はマスターが気に入った客しか入れてもらえず、先輩も何度か通ったところで入店を断られるようになったということだった。
そして、マスターはこの地方の右翼の元締めをしている人で、気をつけて付き合わないといけないよと忠告もしてくれた。
何がマスターのお気に入りの基準なのかは全く分からなかったが、とにかく私はマスターにとても気に入られていた。
午前0時をまわって店の看板と電灯を消して他の客を帰らせた後でも、私だけはずっとホステスたちと楽しく会話を続け、3時を過ぎるとマスターが「市場に行くぞ!」と号令をかけて閉店した。
そして、決まって私の車にはひとりのホステスだけが乗って、残りのホステスはマスターの車に乗り込んで2台で隣町にある魚市場の朝市に出掛けるのが恒例になっていた。
魚市場にはうどんやラーメンの店が出ていて、みんなで締めの一杯を食べるとお開きになるのである。
マスターは私に「彼女をちゃんと家まで送ってあげてね。」と言って、ひとりのホステスだけを残してそのまま帰ってしまうのである。
私とひとり残されたホステスだけになり、魚市場の駐車場の端っこの方に車を停め直して、ふたりで白む空と海を見ながらキスをした。
助手席のシートを倒し、キスをしながら下着の上からアソコを優しくさすると、彼女の股はゆっくりと開いて腰をずらしてくれた。
片方の足だけパンツを脱がし、アソコの割れ目に沿って指で撫でてやると、すぐに指にネバネバの液体が付いてきた。
中指と薬指の2本を穴に挿入し、親指でクリトリスを小刻みにこすってやると、すぐにアンアンと大声で鳴き始めた。
2本の指の腹でGスポットを掻いて潮を吹かせやると、真っ赤な顔で恥ずかしそうにしていた。
着ていたワンピースは上半身がはだけ胸は丸出しで、片方の足首にパンツが引っ掛かったままの状態だったが、恥ずかしがる彼女の手を掴んで無理やり助手席から外に降ろして後部座席に押し込めた。
後部座席で彼女を丸裸にしてから勃起したチンポを喉奥まで咥えさせた。車のシートに逃げ場を阻まれ苦しそうにしていたが、彼女の頭を持って前後にピストンしてやった。
ピストンを一旦止めて口からチンポを抜くと、彼女はハアハアと肩で息をしていた。
まだ息が整わないまま、続けてクンニで気持ちよくさせてやると手をバタバタとさせていた。
彼女が苦しそうにしている姿にとても興奮した。
チンポの先から先走り汁が垂れていたが、生のままオマンコにぶち込んでやった。
中よりも外の方が感じるようだったので、チンポを浅めに挿入しカリをアソコから出し入れしてやると「こんなの初めて。気持ちいい。」と言って善がっていた。
車の中は狭いのでそれほど激しく突くことは出来なかったが、一定リズムで浅めのピストンを続けていると何も鳴かなくなってしまった。
あれっ寝てしまったのかな?と思ったら、いきなり彼女が「イグ、イグ」と大声を出して逝ってしまった。
逝ったあと痙攣して目の焦点が合っていなかったが、シカトしてフルピストンに切り替えて、絶頂に達した私は彼女の口の中にチンポを突っ込んで精子を出した。
精子が気管支に入ってしまったのか、彼女はひどく咳き込みだしたので背中をさすってあげた。
しばらく咳き込んでいたが落ち着いたので、彼女の身体を起してペットボトルの水を飲ませてあげた。
若さ故、私も少し尖っていたのだろう。
彼女との初めてのセックスなのにかなり乱暴な扱いをしてしまった。
時間が経つにつれて、彼女には申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
帰り道、彼女に嫌われないようにと思って、車の中でずっと左手をつないだまま彼女の住んでいるアパートに送り届けてあげた。
しかし、彼女とはそれっきり二度と会う事はなかった。
2週間後の週末に店を訪れると彼女の姿はなかった。
私は、従業員の子に「彼女は今日は出勤していないの?」と聞くと、何か気まずそうな顔をして答えてくれなかった。
つい1週間前に彼女とショートメールでやり取りをした時には、楽しそうに返事してくれていたのにと思ったが、やはり先日のセックスで嫌な思いをしたので店を辞めてしまったのではないかと心配になった。
マスターが重役出勤して来たので、マスターに先日の魚市場でうどんをご馳走になった事のお礼を言って、気になっていた彼女の事を尋ねると「あの子、ヤクザ者の男と逃げよった。」と言って頭を抱えていた。
私はえ?と思ったが、それと同時に「またか?」とも思った。
というのも、前にも私と交わった子がクスリで捕まってしまったとか、一家で夜逃げをしたという事があったのだ。
マスターに詳しく話を聞いてみると、彼女は以前から色々と問題行動があり、これまでにも何度も家出を繰り返していて、家族が手を焼いていたということだった。
マスターの店ではそうした素性の悪い子たちを預かって働かせていたのだが、彼女も18歳になったので親から預かって面倒を見ていたところで、変な男に連れ去られてしまったので責任を感じていたのである。
とにかく、私のせいで遁走したのではない事が分かって一安心した。
それにしても、私のように恵まれた環境で育ってきた人間では理解が追い付かなかった。
本当に人それぞれ色々な人生があるものだと思った。
こんな調子で、このスナックではマスターの粋な計らいによって、私は色々なホステスと交わらせてもらい、女性の扱い方について勉強することが出来た。
ある時、カウンターに立って接客しているホステス全員の身体を知っているなんて笑い話みたいな事もあった。
若干のトラブルはあったものの、男として一皮剥ける事が出来たのは、この店(マスター)のおかげだと思っている。
本当にいい経験をさせてもらった。
ちなみに、この店での出来事はこれ以外にもいっぱいある。
後日談も含め、またの機会に続編をご紹介できればと思う。