撮影後の懇親会にてTADA「みなさん、大変お疲れ様でした。最後、僕が3コメントしたせいでもあるのですが、なんとか文章を含めてですが、コメントが100突破したのは、出演者の皆様のお蔭ですw」新野「お疲れ様ーw」五十嵐「やっとおわりましたねーw いろいろ大変でしたw」AIKA「ですねw」ワイワイ ガヤガヤw都内某ホテルの立食パーティーでの一コマ・・・。TADA「高山さん。新野さん。少しいいですか?」高山「え、俺?」新野「監督、どうしたんですか?」TADA「実はですね・・・読者の方からのリクエストで・・ぜひA山と新野の二人のストーリーをスピンオフで・・という要望があるのですが・・いかがですか?新野さんにはハードスケジュールのすぐ後でのお疲れもあると思いますが・・?」新野「うん、まぁボリューム的にはどんな感じですか?」TADA「さすがに本編ほどではないと思いますが。。そこは僕のさじ加減次第ですね。高山さんはいかがですか?」高山「俺は構わないっすよ。」TADA「では、ある程度の脚本はまとめましたので・・では一読ください」新野&高山「わかりました」<A山敏明という男>A山敏明 50歳 中卒 俺は今まで、散々な人生を歩んでいたと思う。そもそも、生まれた環境が悪かった。子供の頃からオヤジは飲んだくれていて、毎日、毎日、現場仕事から家に帰ってからは酒を飲んでオフクロに暴言を吐いていた。オフクロもなぜ、こんな野郎を選んだのか。俺の幼少期はオヤジが酔っぱらっていた姿と、オフクロが泣いていた姿しか記憶にないとっても過言ではない。そんな俺も、中学の頃から悪友とツルみはじめ、愚連隊、暴走族、ヤクザの使い走り・・ある程度の事はやってきたが、40代になったばかりの時に今の「指導者」と縁する事があり、それを機に俺の人生は変わっていったんだ。10年前・・・・。A山「お疲れーっす」現場作業員「お疲れさまー。また明日よろしくお願いしまーす」現場監督「A山くん、お疲れー。今日の分ねw」A山「へへw ありがとうございますw」とあるマンションの建築現場のコンクリート合番の仕事が終わった俺は、早速、その日にもらった日銭をポケットに入れて近くのコンビニで酒を買って飲んでいた。現場仕事が終わったら、近くのコンビニで1缶。そして駅に着いてから売店でまた1缶。そして駅から原付で家に帰るのだが、飲酒運転もなんのその。少しの距離しか走らないという事もあったかもしれないが、道路交通で警察に捕まった事のない俺は、ただやみくもに「俺は捕まらない星のもとに生まれている」と、そう思いこんでいた。ブゥウウウウーーーーーーーーーーーーン中古で35000万円で買った安物のディオ。これが・・俺の唯一の足だ。俺の同級生にはレクサスやベンツに乗ってる奴もいるらしいが、、、いつからだったか他人の事なんて何の関心も持たなくなったのは。俺の座右の銘?「人は人。俺は俺」もう他人と比べるのはやめたんだよ。ブゥウウウウーーーーーーーーーーーーン・・・!!!!!!!!!!キキーーー!!!! ガシャン!!!!!!酒を飲んで漫然運転をしていた俺は、左から入ってくる合流車を避けるために右に車線変更したところ、俺のすぐ右斜め後ろを走っていた軽自動車に気が付かず、そのまま道路の真ん中で接触事故を起こしてしまったんだ。俺は原付を路側帯に停車させ、軽自動車の運転手に「ちょっとこい!!!」と腕を振ってジェスチャーをした。すると、50代のオッサンと20代後半か、いや30代前半の女が
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だが、オッサンとの出会いで感動したのもつかの間。家に帰ったら元の俺に戻ってた。オッサンとのあの時、妙になにか俺の中でアツいものが湧き上がってるのを感じたが、きっとあれは酒に酔った一時的な高揚感なんだろう。酔いがさめた時にはそう思っていた。が・・・数日後、俺は建築現場で事故を起こしたんだ。事故といっても人身じゃない。。。俺が・・・倒れたんだよ。理由は血糖値、尿酸の関係。原因は飲みすぎ。不摂生。救急車で病院に運ばれる頃には意識は戻っていたが、全身の脱力感がひどかった。この症状の理由が分からない俺は、(もしかしたら脳梗塞か?)このまま死ぬのかな・・・とも覚悟した。そしてHCUに運ばれて点滴を打たれ、看護師達の手厚い看護もあって、俺はなんとか自力歩行できるくらいまで回復したのだが・・・。医者「肝機能が満足に働いていませんよ。このままいけば、、透析も近いでしょうね」A山「え?透析?俺まだ40なったばかりっすよ!」医者「40代でも30代でも、透析かかる人はかかりますよ。真剣に・・・自分の生活習慣を見直してください。」A山「はい・・・」手渡された断酒会のパンフレット・・・。20代になる前か、その頃から常習化していた飲酒。その不摂生してきたツケが回ってきたという事か。(このままでいいのか俺・・・・)と、この時になって初めて自分の人生を真剣に考えてみたんだ。それでも俺は帰って酒を飲んでいた。。。そして・・・・・その酒の勢いもあったのかもしれない。プルルルル♪ プルルルル♪指導者「はい。瀬川です」A山「あ、、瀬川・・・さんですか。あの、以前、事故の時のバイクのってた男なんですけど」指導者「ああー。あの時の?w」A山「覚えてくれてましたかw」指導者「ええ。そろそろ、今日あたり連絡がくるんじゃないかと。待ち構えておりましたよ」A山(マジか・・・? そんな事までわかるのか?)A山「ありがとうございますw あの、先日、宗教の話を聞かせてくれるっていう話なんですけど・・。ちょと真面目にきいてみようかな・・wなんて思って・・へへw」指導者「ええ。いつでも構いませんよ。・・お、そうだ。お名前は?」A山「遅れました。A山と申します」指導者「A山さんですねw 瀬川です。よろしくお願いします」A山「こちらこそw」指導者「では・・そうですね。。〇月〇日に、今から申し上げる住所に起こし頂く事は出来ますか?この住所、私の住まいなのですが、この日に説法と、少しの修行をしますので、興味があるならいかがかと思いまして?」A山「ぜひwww」この段階になっても俺は、(この人達の輪に入れば、もっと今よりマシな仕事を紹介してもらえるかもしれないな・・w)とか、そんな事を思っていたよ。>>当日あらかじめ、ドアのインターフォンは鳴らさなくていいと聞いていたモンだから、俺は言われた通りに家の中に入っていったよ。オッサンの一人暮らしにしては、それなりに豪華なマンションだったかな。3LDKくらいの。玄関を開けると、その中には瀬川っていう、例のオッサンが真ん中に立って5名の男女、俺と同い年か、それより下の人達が瀬川のオッサンの話を聞いていたんだ。指導者「怒りを捨てよ。慢心を除き去れ。いかなる束縛をも超越せよ。名称と形態にとにこだわらず、無一物となった者は苦悩に追われる事はない。怒らないことによって怒りに打ち勝て。良い事によって悪い事に打ち勝て。わかちあう事によって物惜しみに打ち勝て。真実によって虚言の人に打ち勝て・・・・」そんな話をしていたよ・・・。A山(す、、すごい。。。なんてシンプルで、、なんて心
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