4月、設計部の朝礼で、新人と人事異動で本社勤務になった部員の
紹介があり一言挨拶をしますと、私に同学同郷だと挨拶に来た娘が居て
緊張していますが、気にも留めず戻って仕事をします。
金曜の夜、新人と転勤族の歓送迎会に出て各部の部課長と呑み、情報交換を
していますと新人たちが入れ替わり立ち代わりに挨拶に来て落ち着かず
各部其々が二次会に散って、私の室員は出身部署に誘われていますが
私に気兼ねしてますので、散って良い。と言います。
翌日、午後から出社して企画書を仕上げての帰り、Fと呑みながらO音の話に
なり、なかなか進展しない。と話すFに、
<ものにしたのか?食事だけって事は無いだろ、何処まで行ったんだ。>
(それが食事だけで、呑みに連れて行っても直ぐに帰るし嫌われてるかもな。
付き合ってる男、居るのかな。でも結婚は考えてるんだ。)
<そうか、美人だしスタイルも頭も良いから男が居てもおかしくは無いと
思うけど、少し強引に連れ回したら如何だ。>
Fに申し訳ないな。と思いながら話し、Yを含めて4人で呑む事にしてO音の
部屋に行き、Fとの会話を話しますと、
(そんなに思って貰えてるのなら結婚、しちゃおうかな?家柄も良いし、
東大出だし、出世頭って言うし。)
<ああ、いいんじゃないか?そもそも、そのつもりで紹介したんだし。>
(でもね、お食事だけでその後のお誘いは無いの。真面目なのよ、誰かさんと
違って。少し危ない位の男の人の方が魅力あるのよ。でも結婚しても
逢えるならHさんにお任せするわ。Hさんと結婚出来る訳ないし。)
翌々週の土曜日、4人で会い会社で使うクラブに行き呑んで踊ります。
Fには積極的に誘えと言って有り、Yは私から離れず、FとO音は良い感じです。
Yが、今夜は時間大丈夫です。と誘われますが、今日はFとO音が巧く行くように
したいから。と協力させます。2人を残して踊り、Fに口説く時間を作り、次は
踊れと送り出しますと躰を密着させて踊る2人に少し嫉妬しながら呑んでいますと
Fがにこやかな顔でOKサインを出しますので先に店を出てYを帰します。
遣る瀬無い気持ちでマンションに帰りますと、エレベーターの前で見た事の有る
女性が座り込んでいて声を掛けますと、立ち眩みです。と言いますので部屋まで
送ります。私の部屋の上の階の人で玄関まで送って帰宅。
翌日の朝、寮に行きますがFは帰寮して無くて、巧く行ったのかな?と
気になりますが邪推の域を出ず、戻り掃除洗濯をしてぼんやり過ごし、午後から
買い物に出ます。デパートで背広やシャツ、ネクタイを買い、戻り道のスーパー
に食事の買い物の寄りますと、昨夜の女性とバッタリ。
(あら、昨夜は済みませんでした。お陰様でした、食事のお買い物って事は
1人住まい?…良かったら昨夜の御礼にご馳走させて下さいな。
私も今日は1人なの。旦那様はずーっと居ないし、娘も旅行で居ないし。)
<いえいえ、気にしないで下さい。お一人の処にお邪魔出来ませんから。>
じゃ、何処かでお酒でも。という事になり6時に待ち合わせして居酒屋に入り
乾杯。S子さん40歳、看護婦。旦那様は燃料関係の仕事で海外出張中。
娘一人居るが海外旅行中。と自己紹介され私も単身赴任です。と話し、
自治会の事など教えて貰い、盛り上がって呑み2人とも酔って帰宅。
先に降りる私に、エレベーターの中でチュッとキスをされ、思わず抱き寄せ
濃厚なキス。エレベーターが開き、又ね。と別れます。
月曜の夜、S秘と夕食を取りながら、自宅新築の話をし久々にS秘の躰を
堪能します。何度も絶頂を迎えながら潮を噴きますので、結婚したらビックリ
されるよ。と揶揄いますと、訳分からなくなるほどの事にはならないわよ。と
笑っています。
金曜日、専務室に呼ばれますと、土木と資材の部長がいて
専務:「おい、H室長。家建てるんだって?何処まで話が進んでるんだ?」
私 :「いいえ、父の家なんです。父のお金なんで私は設計だけさせて貰う
つもりです。」
専務:「そうか、社長とも話したんだが資材部に端材が眠っているんだ。
使わないか?高層ビル用の端材だが3,4階の建屋なら十分に使える
物ばかりだが如何だ?」
私 :「はい、お気遣い頂き有難う御座います。そうしますと建築屋はどの様に
すれば宜しいでしょうか?」
土木部長:「君の実家の近くに孫請けが有るのを知ってるか?そこに
やらせては如何かな、運搬もさせるからただと云う訳には行かないが。」
遣わせて頂きます。と礼を言い、退室し家に電話して喜ばれます。
翌週の金曜日、夜8時過ぎに帰宅しますとO音は戻っておらずFとデートかな。と
思い焼鳥屋に行き食事中、S子さんと若い女性が、やっぱり居たわね。と
入って来て隣に座り、娘のU美なの、U美挨拶なさい。こちらが話したHさんよ。
と紹介され、挨拶を交わして乾杯。会話も弾みますが他の酔客が娘さんに
チョッカイを掛けてきますと、うるさいから家で呑みましょう。と誘われS子さん宅に
お邪魔して呑みます。旦那さんの事や娘さんの事を聞き、私の事も話して
いますと、娘さんがソファーで寝てしまいますと、S子さんが
(U美、彼と別れたらしくって傷心旅行だったの。でも若いし此れからよって
慰めているんだけど…。Hさんが独身だったら良かったのにね。)
<それは残念。結婚、はやまったかな。>
2人でクスクス笑い、酔った勢いで
<俺、年上の女性と縁があるみたいで、付き合った女性って年上が
多いんです。年下の娘には縁がないみたいです。>
(アラ、じゃ私も恋愛対象かしら?でも旦那持ちじゃ駄目だよね。残念。)
<いえいえ、魅力的です。酔った勢いとは云え、素敵なキスでした。もっと
したいくらいです。>
(ホントに?嬉しい。じゃ、しよ。)
娘が居るのにも関わらず抱き着いて来ますので舌を吸い出し絡め、吸われ
ジュルジュルと口液が往ったり来たりするキスを交わし、服の上から大きな胸を
揉みますと、フゥ―と鼻息を洩らし、娘を見遣りながら
(私、少し変なの。こう云う場面でドキドキするのよ、変でしょ。)
<いや―、私も興奮してます。人に見せたり見られたりで興奮しますよ。
隠れてするのも快感で、私もドが付く助平です。>
言いながら、又年上の女か。と思いますがO音とFの事で遣る瀬無い気持ちで
居ましたので酔いも手伝い、大きくなったモノにS子さんの手を導きますと
(駄目、それは駄目。娘居るし旦那持ちなのよ。私、結婚してからは
旦那だけなの。)
拒否しながらも手を離さず、
(立派だわ、奥様幸せね。でも駄目。火が着いちゃう…こっち来て。)
洗面所に連れ込まれ抱き付かれます。
(尻軽女って思わないでね。)
<そんな事思ってません。相性があると思ってますから、誰とでもこうなる
訳じゃ無いですよ。奥さん。>
唇を吸い舌を吸い出して絡めますと、私の首に抱き付いて離さず腰を振って
恥丘をモノに擦りつけて来ますので堪りませんが、ソファーのU美が気になり
落ち着きませんので時間を見計らって連絡する様に言い、躰を離し帰宅。