ある日、友人の婚約者Sが僕の所へやってきて泣き崩れた。
結婚を間近に控えたこの時期に、友人の浮気が発覚したらしい。
『止めれば、結婚。』
僕の胸にすがって泣く彼女を抱きしめてやることもできず、オロオロと一般論を展開する僕。
『浮気は治らないってゆーでしょ?それが我慢出来ないなら…止めた方がいいんじゃない?…それでも結婚したいなら、こんなとこで泣いてないで、ちゃんと話し合わなきゃ、ねっ!』
ひとまず自分も彼女も落ち着かせると、僕からも友人に釘を刺すと約束してその日は彼女を帰らせた。
2、3日後…仕事を終え帰宅すると、彼女が僕の部屋の前にいた。
『この間はごめんなさい…』
『うん』
言いながら“解決したって雰囲気じゃないな”と感じていた。
部屋に招き入れると、泣かないまでも悲しげな瞳で語り出す彼女。
『終わった事だから。もうしないからって…。“それでいいだろ”って』
視線を落とす彼女…。
(ん~…、しかし…。一時期5人と関係を持っていた男に相談することじゃないぞっ…ないだろ?君だって友人と一緒に“その内刺されるぞっ”って心配してたじゃない…)
ザワザワする心を抱えながら言ってみる。
『えと…ほら、オレも浮気する人だから…いや、ごめんね、ははっ。まぁ治ると思えないんだけど…。でも君が信じたいなら信じるしかないんじゃないかと…。ははっ』
(なんでオレが謝ってんだっ!心の中で友人に悪態をつきながら)彼女の瞳を覗き込む。
『うん。信じたいんだけど…なんか何にも話してくれない事に納得できなくて…』
しばらく会話を続けた後、沈黙に飲み込まれた…。
何だか面倒になってきた。
ビンタの一発でも喰らうつもりで『同じ事してみる?』と彼女の手を引き寄せると、素直に身を任せる彼女。
彼女の首筋に熱い吐息を吹きかけながら胸の膨らみに手を伸ばす…。
思ったより豊かな膨らみに欲情しかけた所で彼女が『やっぱりダメ…』と身を堅くした。
それからしばらくして彼女は友人と結婚した。
…が、3年後には僕の構えるカメラの前でイヤラシくポーズを取る彼女がいた。
あれから5年。
真夜中の滑り台で…
昼間の公園のベンチで…
道路脇の茂みで…
淫らに絡み合い、照れ笑いを浮かべながら放尿する彼女の痴態を、携帯の投稿サイトで目にした人がどれだけいるだろう。
きっと沢山いるんだろうな…。