別れた理由

街のショッピングモールで前夫を見かけました。
夫と一緒だったから、気付かないふりをしていました。
前夫と暮らした5年間、同棲2年、結婚3年、色んなことを思い出していました。

19歳の私がその身体を初めて晒し、乳房を揉まれ、乳首を吸われたのが前夫です。
初めて前夫に股間を晒し、拡げられ、覗かれ、触られ、舐められ、メリメリッと処女膜を引き裂かれました。
その時の私の様子を知る唯一の人間が前夫です。
その後、何度も前夫に抱かれ、セックスの快楽を教え込まれて、前夫にのめり込んだ私は、処女喪失1年で前夫と暮らすようになりました。

優しい言葉で愛され、愛撫され、体内をかき回され、精液を注ぎ込まれて快楽にのた打ち回りました。
二度孕まされ、二度の堕胎を経験し、
「結婚すれば、産めるだろう？」
と言われ、同棲3年後に結婚しました。

結婚したら、
「夫婦なんだかれいいだろう？」
と言われて、縄を打たれるようになりました。
柔肌に容赦なく軋む荒縄、
「もう、勘弁して・・・」
Ｍ字開脚の恥辱の姿をデジカメで撮影され、恥ずかしくて死にたくなりました。
羞恥で自然と潤む剥き出しのアソコを玩具で責められる恥ずかしい姿も撮影されました。
お尻の穴まで虐げられて、
「こっちなら、いくら中出ししても孕まないからな・・・」
と言われて、お尻の穴に精液を注がれました。

恥ずかしくて辛くて惨めで嫌でしたが、前夫の事は心から愛していました。
これが前夫の愛なんだと言い聞かせていました。
荒縄で緊縛され、バイブや電マやローターで責められ、大量の潮を噴かされました。
一度逝かされると体は敏感になりますから、惨めさに嗚咽しながらも狂ったように逝き果てました。
やがて私は、前夫に打たれる荒縄の期待に羞恥の汁を流す淫乱妻となり、喰い込む縄の疼きに欲情しては逝かされ続けて耽溺するマゾ妻になりました。
身も心も前夫に捧げ、凌辱という前夫の愛を一身に浴びる幸せに浸っていました。

しかし、その姿を前夫はある投稿雑誌に投稿し、掲載された雑誌は目線が入れられてはいましたが両親の知るところとなり、娘を愚弄したと父が激怒して修羅場を演じました。
誰にも見せられない、女として最も恥ずかしい痴態を全国に晒したことで、私は前夫の元から連れ戻されました。

離婚から3年、1年前にお見合いして再婚した夫は私の過去を何も知りません。
奥手で、優しい夫と再婚して、穏やかな毎日を送ってきました。
でも、前夫の姿を見かけたら、恥辱に濡れた愛がくすぶってしまいました。
夫のトイレを待っていたら、目の前に前夫が・・・
「有希・・・お前幸せか？」
答えれなかった私でした。

今、夫の元を離れて前夫と暮らしています。
夫に正直な気持ちを伝えました。
「やっぱり私、別れさせられた前の夫が忘れられないの。彼とは、サヨナラもしないで別れたし、やっぱり、彼のことは今でも好きだから・・・」
夫は、
「君が幸せな方を選びなよ。今ならまだ間に合うよ・・・」
「ごめんね。私みたいな女とお見合いなんかさせられたせいだよね。本当にごめんね。」
夫はとても良い人で、愛すべき男性なんです。
でも、好きな気持ちは理屈じゃないんです。
「後は、僕が上手く言っておくから、君は元の旦那さんの所へ行きなさい。」

そして先日、義父母から離婚が成立したと連絡がありました。
「ごめんなさい・・・」
というと、義父母は、
「ウチの息子こそごめんなさいね。あなたに、バツイチの中古嫁なんて言ったそうだね。いくら酔っていたからって、そんなこと言われたら・・・」
涙が止めどなく溢れました。
夫は、今となっては元夫は、私のために自分が悪者になってくれたのです。

私は、元々夫と復縁します。
元夫がそこまでして与えてくれた幸せなら、大切にしようと思います・・・