早く割り切らなきゃね。泣いていたら、『お前らしくない』って言われちゃうかも。でも、あなたは、本当は私が情けなくて弱虫だって知っていてくれている、唯一のひと、なんだよね。私は、あなたの元で人生をやり直せるんじゃないかって、本気で夢見た時もあった。あなたの家族の皆さんに可愛がって貰えるかな、とかね。でも高望みだったの。私は自分自身が選んで歩いて来た人生に、責任を取らなければならないもんね。最初から分かっていたの。でも、あなたを愛してしまったから、どうしても諦めきれなくて、こんな風に泣いてしまう。ごめんね、って心の中で何度も何度も言いながら…。許してね