放漫経営と不景気で勤めてた 食品加工会社が倒産、春には小さな食品加工会社に就職出来ました。
社長は55歳の二代目 何故か メッタに出社し無い 奥さんが部長でした。
税金対策と一族会社の有りがちな状態ですが。
加工員として1ヶ月で 営業に回されました。
夏に成り 会社の納涼会が有り 社長が途中で居なくなり 奥さんの姿も見え無くなり、一瞬に帰ったと思いました。
工場長や主任 工員 十数人居ましたが 若い人達はボーリングに行くと帰り、工場長が二次会の店を予約して有ると 7人で移動!
二次会の店に行くと 奥さんが居ました。
一番新米で帰るに帰れず居ると ポツポツ帰り始め 工場長と奥さん 俺の3人になり 暫し俺が仕事に慣れたか?の話題になりました。
工場長は息子さんが迎えに来て帰ると 奥さん、
「京助君 まだ36歳だもの これからよ(笑)‥」
すると 若い人達が店に入って来てbox席に座り、
「ママさん 焼酎一本入れて 後生2つね」
奥さんに注文を言って来ました。
「あら 私 此処のママじゃ無いわよ(笑) ママに見える?(笑) 本当のママ だってよ(笑)」
注文した若者が
「すいませ~ん‥」と 恐縮してました。
51歳で中年太りし ちょっと腹がでた貫禄に間違えてのでしょう。
言われて見れば 髪を纏め上げ 真珠のネックレス 花柄の派手なワンピースに 8㎝以上ある白いハイヒール!
ちょっとしたクラブのママでも通りそうな姿でした。
ちょっとピタッとしたワンピースで 出た腹が強調され ヘソの凹みも浮き出てました。
カウンターの椅子を立った奥さん!
酔ったのとハイヒール仇になり よろめき、慌てて奥さんの体を支え
「奥さん 大丈夫ですか?」
本当のママがトイレまで連れてってくれました。
帰るのにタクシーを呼ぼうとしたら 酔い覚ましに駅のタクシー乗り場まで歩いて行くと言うのです。
絶対コケると思い 店を出ると支えながら駅方向へ。
やはり カックン ヨロヨロと!
歩道奥に小さな公園を見つけ ベンチに座りました。
「あ~あ 京助君は若くて善いわね~ これからが有るんだもの‥私なんて もう 五十を過ぎて 忘れ去られるだけ‥旦那だって 全く私に興味無くしたし‥」
「そんな事 無いですよ、奥さんの秘めた雰囲気に あの若い人だって ママと思ったんだもの 奥さんこそ これからですよ(笑)」
「本当に?‥女として 見える?‥」