中学の頃、ちょいヤンなグループの末端にいた。
いわゆるパシリってやつ。放課後に仲間の家に集まる時ジュースやお菓子買いに行ったり、雑誌買くるとかしてた。自腹切らされるようなことは無かったけど、下っ端なのは間違いなし。
3年に上がった頃から、仲間内に女子が一人加わった。転校してきたやっぱりちょいヤンな女子で、転校翌週には仲間に入ってた。その翌週からは、うちのグループ(?)の一人、リーダー格のやつと付き合いはじめた。付き合ってわりとすぐに肉体関係になったらしい。
いつしか、「ちょっと隣行ってくるわ」と、たまり場にしてた奴の部屋の隣室、おそらく大学に行って部屋を出た兄貴の部屋にしけ込んで、俺らがいるすぐ横で一発ヤルのが日常茶飯事になった。俺らは、ギシギシいうベットの音や時おり聞こえるあえぎ声に勃起してた。
「抜いてもらいたいやつ、いる?」とか言い出すようになるまでにも、そう時間はかからなかった。
グループの男3人、時おり彼女に抜いてもらえる日々が始まった。その二人、「たまにはホテルでゆっくりヤリたい」とのきっかけから、俺ら仲間に彼女をプチレンタルしはじめたってわけ。
テコキなら一発500で。
ゴムフェラなら一発1000。
生フェラは無し。
下っ端パシリとはいえ、表面上は(?)友達という関係で、金払ってその彼女に抜いてもらうとか、よく考えればけっこう屈辱な状況のはずなんだけど、当時の俺らには関係なかった。500とか1000とかなら小遣いでも出せる数字だから、かなり頻繁にお願いする日々が始まった。
奴の兄貴の部屋へ二人で入り、「じゃ…お願い」と言ってズボンとパンツを下ろすときには、いつも完全フル勃起。射精した後、数字をいじくる時の虚しさは何度経験しても消えなかったけど、テコキやフェラの快感には勝てず、月に2~3回ずつはお願いしていた。
一般的な見方をするなら、情けない体験、ヘタレな思い出でしかないだろう。けれど、俺にはそれで満足。毎回、めっちゃ気持ち良かったし。その数字でフェラやテコキで抜いてもらえるだなんて、成人したらあり得ないことだしね。
パシリ身分とはいえ、彼らとつるんでいなかったら、同級生女子に抜いてもらうだなんて経験は絶対できなかったはずだしね。
パシリやってて良かったと思っている。
ちょっとだけ強がってるけど。ちょっとだけだから。