ちょっとHな体験

会社の女子トイレの床に火災報知器が落ちているのが発見された。
当初は火災報知器って落ちるものなのか？と思って話を聞いていたら，火災報知器に見せかけた盗撮カメラだとわかり，大騒ぎになっていった。
すぐ警察に通報するのかと思いきや，企業の信頼問題にかかわる問題に発展しかねないので本社に確認するというような話になり，警察に届出をするのが翌日になった。

カメラが発見された日に残業したのは自分を含む男４人。
「本当に盗撮なのか調べてみよう」と一人が言い出した。
発見された火災報知器型の物体は，鍵のかかる機密書類ボックスに保管されていたのだが，鍵の場所は男子社員も知っている。
物体をドライバーで開くと，ＳＤカードが挿入されている機器があり，外部に向けたレンズも確認できた。

ＳＤカードを抜き取り，同僚のパソコンに入れると映像ファイルが表示され，再生したところ盗撮映像そのものだった。
接着不良で途中で床に落ちてしまったのだろうが，しばらく天井に張り付いていたのだろう，映像は女子トイレを上から映したものだった。
当然ながら女子トイレは全室が個室だ。しかし，個室といっても横に仕切りがあるだけで，真上には何もない。
広角レンズというものなのだろう，３つの個室が全て上から丸見えにされていた。

撮影されていた期間に人が個室に入ってきた回数は，同じ人を重複して数えると１８回（正確な回数は後日確認）。
顔も鮮明に写っていて，人物の特定もできる。同じフロアで一緒に仕事をしている女性達だ。
朝に設置されてからカメラが落ちるまで半日くらいだろうか，その日の午前中に勤務していた女子社員７人の姿が全員確認できた。
３つの個室は全て洋式トイレ。性器ははっきりと映っていないものの，全員がパンツを下ろした姿を撮られ，黒い陰毛も映っていた。
いつも一緒に仕事をしている女性の，「パンツを下ろす様子」，「すました表情でしばらく動かなくなる様子（用を足している）」「紙をとって股や尻をぬぐう様子」の一部始終が全てわかってしまった。
席を立って女子トイレに消えていく女子社員は，そのたびに個室でこういうみっともない状態になっているのだと知った。

映像を再生した４人だけの秘密として，データをＵＳＢメモリにコピーし，４人全員がコピーを所持した。
ＳＤカードはそのまま火災報知器に戻し元通りにし，ボックスに戻した。
翌日，カメラは警察に届けられたと聞いた。俺らが犯人として疑われてしまうのではないかと恐れているのだが，警察に呼び出されるようなことは今のところない。

盗撮されていた女子の同僚達は，あまり気にしている様子がないようで，いつも通り仕事で俺たちと会話をしている。
彼女達の顔を見て会話していると，用を足している時の表情や「シュ～」というような用を足す音，ぱくっと股を開いて紙で拭く様子などが頭に浮かび，照れくさくなる。

映像をコピーして持ち帰って家のパソコンに写したため，映像は何度も再生している。
女子の秘密の花園として隠された場所の全容を知ってしまった俺ら。
同僚の女子がトイレに立つたびに，（個室に隠れてションベンする気だな。でも，俺はあいつのションベン場面を自宅に保管してるんだよな～）等という思考が頭に浮かぶ。
仕事をしている時は身だしなみが整った綺麗な女性が，個室で股を拭いている時のぶざまな格好とのギャップが激しい。
女子便ってヤバイと思う。女性がみっともない格好になりすぎ。
だからこそ個室で隠してるわけなんだが，こうやって個室の中を撮られたら終わりだね。