自分は40手前の自営業、埼玉住み。独り身なのを良いことに仕事はそこそこ、
趣味のカメラ(といっても撮影対象は合法?エロ専門)に勤しんでいる。夏が近づくと
都心で開催される某サンバカーニバルでの出来事を思い出す。
その日は愛用のカメラを携えて午前中から現地入り。13時から18時までの長丁場なので
早めに昼食を済ませ、撮影ポジションを確保。集中力が高い最初位はベストな状態で撮りたい。
観客が集まり沿道は大混雑、だいたいが男、同好の士。押し合いへし合いの中でも、
紳士的な態度でシャッターを切る。露出度の高いサンバガールを優先におさめていく。
光るビーズがちりばめられた衣装から、パンと張った胸や尻がこぼれ揺れる揺れる。
色白の娘は衣装との対比が、色黒の娘は汗のテカリが映えてエロい。
衆人環視の中で露出度の高い服を着て、カメラ目線で腰を振る。何が楽しいのか全く理解できない。
サンバ発祥のブラジル人の頭の中は意味不明だが、これには感謝。カメラに気付くと
恥ずかしがる様子もなく、より一層腰をくねらせ、尻を向ける。こんな機会は他にない。
祭りも終わり日が沈み、近隣の公園で一休み。人口過密状態の先ほどと比べ、
遊具も少なく日の落ちたここには自分ひとり。何を食べて帰ろうか?と考えていると、
視界の隅のトイレで付近で何かが光った(気がした)。何気なく近づいてみると、なんと
サンバガール。銀のラメが入った白のTバックビキニスタイル。暗くて歳はわからないが、
見事な尻肉からすると、結構若かったと思う。羽飾りを外してトイレの入り口脇に
置き、中に入っていった。
暑さのせいか、疲れのせいか、自分はあり得ない行動に移った。吸い寄せられるように
サンバガールの後を追った。中は薄暗く、個室が2つに小さな鏡のついた手洗い場が1つ。
掃除が行き届いておらず、夜には虫の集会場となっているだろう。アンモニア臭がひどい。
祭りで沿道の飲食店やトイレはいつも満員だ。こんなでも用を足せるだけましだろう。
なるほど、羽飾りがあってはできないな、と思いながら個室の扉に体を預け息を殺す。
細い水音の後に、水洗の音が聴こえてきた。明らかに異常なことをしているはずなのに、
現実感がなく頭は冷めている。突き破りそうな鼓動の心臓とは対照的だ。音を立てないように
ベルトを外しモノを取り出し、その時に向けてしごきだした。
鍵が開く音がした瞬間、全体重をかけてトイレになだれ込む。狭い個室、勢い余って
サンバガールは壁に肩をぶつけたらしい。うめき声と一緒に、何か叫んでいる、日本語じゃない
どうやら外人さんのようだ。
狭い個室の中、壁に手をつかせ、思いつく限りの英語で(といっても英語が通じる相手か
分からなかったが)脅しつけ、右手で口を塞いだ。左手でビキニごしに胸をまさぐり、
立ちバックの姿勢で尻に硬くなったモノを擦りつける。柔らかい尻肉と、硬い衣装のビーズが
交互にモノを刺激した。口を塞がれながらも強気に逃れようとよじる体を押さえつけ、
アンモニアと汗と女の体臭の混じった匂いを吸い込んで腰を振った。ひたすら振った。
あり得ない興奮から頭の奥が痺れ、あっという間に弾力のある尻に発射した。
あっという間に冷静になった頭でズボンを上げ、個室を後にダッシュで逃げた。
サンバ用のヒールの高い靴を履いていたし、かなり無茶に扱ったから、多分すぐには追っては
これない、そう思ったが摂るもの摂らず、電車に乗り帰宅した。
それから数日は怯えながら眠り、普段より真面目に仕事をしたが、何事もなく今に至る。
思えばぶっかけた尻を写真に撮りたかったとも思うが、趣味の撮影対象は合法?エロに限るのだ。
おしまい