私は○ジテレビの本○○子アナウンサーと関係を持ったことがある。
はじまりはフジテレビのAディレクターに、「○○、本○のこと知ってる?」と言われたことがきっかけだ。
Aは大学の同期であり、親友だ。昔から面倒見のいい奴だったが、それは今も変わらない。
本○アナは、何でも当時付き合っていたサッカー選手と別れて落ち込んでいるという。私は彼女とは顔を合わせれば挨拶くらいはするが、プライベートのことはまったく知らなかった。
「それで気晴らしさせてやりたいんだよね。」というので、彼の顔を立てる意味で付き合いことになった。
私とA、本田アナは三人で飲みに行くことにした。
しばらく話していると、Aの携帯がなり、「ちょっと用事できたわ!悪い、お先に!」といって帰ってしまった。慌てる私と本田アナ。二人きりになってしまった。
「彼氏の話、聞いたよ。」と私は切り出した。彼女はぽつりぽつりと話し出した。
テレビの取材で知り合ったこと、みんなにからかわれたこと、彼がヨーロッパに行ってしまったこと、毎晩携帯を握り待っていても、一向に連絡がなかったこと、などなど。
彼は夢を追い、それにひたむきで、彼女はそんな彼を支えたい、でもちょっとは自分に振り向いてほしい…そんなすれ違いが別れの原因のようだ。だから二人とも悪くない。タイミングが悪かった。ただそれだけだ。
彼女は何かに縋り付きたかったのかもしれない。
「○○さん、帰りたくない…」
私はいろいろ考えた。彼への思いを断ち切っていないのに、私が隙間に入るのはズルい気がした。しかし半面、何かが弾けた。
「行こうか…」私はホテルに誘った。彼女は黙って付いてきた。
部屋に入るなり、キスをした。長い時間だった。不意に頬が濡れた。彼女は涙を流していた。私は彼女を抱え上げてベットに行った。
服を脱がし、身体中にキスをした。彼女は声を殺し、快感に耐えていた。美脚といわれるが、裸は本当に綺麗だ。
そして私たちはひとつになった。彼女は身体をくねらせ、そして私にしがみついた。
私が彼女の中で果てた後も私たちはずっと抱き合っていた。
私はつい寝てしまい、起きた時には彼女はいなかった。「ありがとうございました」と書き置きを残して…
驚いたのは、ホテル代を彼女が払って帰ったことだ。
そのあとは彼女に会っていない。Aを通じて会うことは出来るだろうが、思い出にしてもいいのかもしれない。
彼女の元気な笑顔をテレビで見る度に、彼女の涙と匂い、綺麗な裸を思い出す。