3ヶ月の短期バイトだったけど仲間同士とは仲が良くて、3ヶ月を過ぎてバイトが終わってもたまに飲みに行ったりしてた。
彼はその中の1人、20歳の私より少し年上。
背が高くて細身、色素の薄い髪色は撫でたら柔らかそうだと思ってた。
また飲み会しようと彼から連絡がきた。
日程や場所を調整するうちに雑談をし始めた。
「実はRのこと意識してた」
と言われて私はドキッとした。
「出勤の時間に駅から一緒になったことあっただろ?
オフィスに向かう階段を上がっていくとき、ずっとRのおしり見てた。スキニージーンズ越しの後ろ姿がエロくて」
うん、知ってたよ。彼に見られていること、性的な視線を感じながら階段を昇っていたこと、今でも覚えてる。
「でも彼氏いたの知ってたから言わなかった」
「うん。今もいるよ。自分だって彼女いるじゃん」
次の飲み会は2人だけで会うことした。
たまたま他の人達と予定が合わなかっただけ、ナニも起こらないと言い聞かせて。
漫画喫茶に行くことになったのは、たまたま読みたいマンガが色々あっただけで、適度に人目がなくて、適度に密着できて、越えてはいけない線を越えないため。
最初はちゃんとマンガを読んでた。
ちっとも内容は入ったこなかったけど。
「キスしようか?」
彼から誘ってきた。
いや、その前に私が自分の足を彼の足に絡ませたから、誘ったのは私からか。
キスしようと顔を近付けたのも私から。
周りにも聞こえてしまっていたと思う。
ちゅぱちゅぱ、ぴちゃぴちゃ、柔らかい舌が絡まり合って、吐息が入り混じりながら漏れ出る音が。
彼が私の胸を手で包み込んだとき、やっと私はキスを止められた。
「ダメ…。私達には付き合ってる人がいるでしょ?もうやめなきゃ」
ごめんと言ったら、彼もごめんと謝った。
謝らなきゃいけない人は他にいるのに。
それなのに私達は駅で別れるまで、恋人同士みたいに手を繋いで歩いた。
何週間、何ヶ月、彼と会わなくなったけど、私はあの時のキスが忘れられず、思い出してはオナニーした。
彼に触られてる、舐められてる、挿入されてると妄想して、恋人への罪悪感と彼への欲情が同時に降り積もっておかしくなりそうだった。
「やっぱり会いたい」
彼から連絡が来た。
私の今度の言い訳は、『一度セックスすれば案外こんなものかとあっさり終われるはず』だった。
それまでの彼に会う言い訳の中で一番ひどいものだったけど、もう理性が効かなくなっていたんだと思う。
駅で彼と待ち合わせ、真っ直ぐホテル街に足を進める。
『人として当たり前のこと』を考える余裕はもうなくて、私はただ彼との性交しか考えられなくなっていた。
ホテルのエレベーターの中、おまんこがもう彼を求めてキュンキュンしていた。
じわっと下着が濡れるのが分かった。
部屋の中に入り、何とか冷静なフリをしようとした。
「シャワー先に浴びる?」
彼が言いながら私を抱き寄せる。
顔が近づいて、私は目を閉じた。
彼の唇が触れてちゅっと軽い音がする。
物足りないと言わんばかりに、自分の舌を彼の舌に絡ませた。
あの漫画喫茶のときよりもっと音を立てているけど、今度は気にしなかった。
「一緒に入ろ」
私は彼のTシャツをめくり脱がせて、彼は私のブラウスとブラを脱がせた。
シャワーは汗を流すため、ボディソープは汚れと汗臭さを落とすためだったけど、ほとんど愛撫でしかなかった。
彼が後ろから私の胸を揉み乳首を摘んで、私は彼のペニスを握って弄んでいたから。
その場で挿入てほしいと哀願するのを我慢して、ベッドで仰向けになる。
彼が私の足を押し広げて顔を埋め、優しく這うよいに舐めていく。
「あっ、あんっ」
自分が思っていたよりも大きな声で喘いでしまい、恥ずかしくなって手で自分の顔を隠した。
「気持ちぃの…やぁ」
でも喘ぐのは止められなかった。
「俺のも舐めてくれる?」
彼のは太くて長くて、真っ直ぐ天井に向かって反り返ってた。
こんなに大きなのっておまんこに入るのかな?と不安に思いながら、私は彼のを咥えた。
ほとんど先っちょしか咥えられなかったから、カリに沿ってゆっくりと舐めて一周し、右手は竿に添えて軽く上下に動かす。
口の中で精一杯唾液を溜め込み、パクッと彼のペニスを咥えて吸い上げながら裏筋に舌を沿わせる。
じゅぼじゅぼ音が鳴るのは恥ずかしい。
直ぐに疲れてしまって口を放し、右手で亀頭を弄りながら、睾丸を舐めていく。
彼が私の胸を揉んできて、私はフェラチオどころではなくなってしまう。
私は自ら仰向けになって手で足を持ち上げながら広げて見せ、「おちんちんください」と囁いた。
彼はその大きなペニスをゆっくりと私の膣穴に挿入した。
大きすぎて入らないのではと危惧していたのに、すんなりと受け入れ、ペニスは奥の子宮口をツンツンと突くほどだった。
「あぁ、奥当たっちゃってるぅ」
彼が前後に動き始める。最初はゆっくりと、段々と
激しくなる。
「やぁ、だめ、激しすぎて、きもちぃよぉ」
とにかく感じたことは全て声に出していたと思う。
それまでの経験人数は2〜3人だったけど、挿入だけでこんなに気持ちいいのは後にも先にもこの時だけだった。
「足、背中に回して」
彼の言ってる意味が一瞬分からないほど私は快楽に身を浸していたが、彼にふくらはぎを持ち上げられてからやっと理解して自分の足を彼の背中に巻きつけた。
密着して更に奥まで届くようだった。
「おちんちんおっきぃの、奥当たってきもちぃぃ、らめらめイッちゃうよぉ」
その時彼のペニスが抜けた。
勢いで抜けたと思ったがそうではなかった。
彼は私を四つん這いにさせてまたズブズブとペニスを挿入した。
正常位よりも奥に届くようで、私はおへそを触りながら「ここまでキテるぅぅ」と喘いだ。
シーツをギュッと掴んで両手がガクガクして支えられずおしりだけを突き出して倒れこみ、「イクっ、イッちゃうぅぅ」と何度か私が小さな悲鳴をあげたあと、彼も小さく呻いて2人してベッドに倒れ込んだ。
私のおまんこからはまだ愛液が漏れ出てた。
セックスなんてしてみれば案外誰とでもなんてことはなくて、一度すれば満足すると思ってた。
こんなもんかと落胆するのを、好きだという気持ちでカバーして付き合い続けるものだと。
でもそうじゃないセックスを私はこの日知ってしまった。
私達はこの日束の間の3時間を、更に2回求め合い、貪るようにセックスした。
他の事は何も考えずに。
そうしてまたそれぞれの恋人のところに帰った。
私は恋人と別れると言わなかったし、彼も言わなかった。
彼を好きになりかけていたのか、ただの欲情なのか今はもう分からない。
その後、私は恋人と別れたけど、彼とも2度会わないように連絡先を消した。
彼も恋人と別れたと人伝に聞いたけど、彼は私に恋してたわけじゃないだろうから、私もきっと違うだろうから、もう連絡先が分からないから、彼とは連絡を取ることはない。
もう何年も経つけど、あの2つの肉体が一つになるかのような快楽と、当時の恋人を裏切った罪悪感は一生忘れない。
連絡しないと言いながら、彼が見てると言ってたこのサイトに書き込みしたのは、最高のエッチに未練があるのとお酒を飲んで酔ってるから。あと欲求不満だから。
フェイク多め、創作多め。