会社の資料室で社内でも美人で評判のAとBが、隠れてディープキスをしている所を目撃した。二人共「大好き」や「愛してる」と言っていてレズなのかと驚いた。俺の視線に気が付いたAが「お願い何でもするから、誰にも言わないで」と懇願した。俺は別にそれをネタに脅すつもりはなかったから「大丈夫。言わないよ」と言い、必要な資料を取ってオフィスに戻った。お昼の食堂で二人が俺の所に来て、紙切れを渡して去った。紙切れには駅名と店の名前と、時間が書いてあった。仕事帰りに指定場所に行くと、二人が神妙な面持ちで待っていた。Bが「今日の事」と切り出したのと同時に「大丈夫。本当に言わないから。信じていいよ」と言うと「本当に?」とまだ心配していた。俺はすぐ店を出ると二人が追い掛けてきて、俺の腕を掴むと裏路地に引っ張った。「ちょっと」と言ったが二人は俺をラブホに連れ込んだ。俺は逆らわずに連れ込まれた。何となくこうなる予感がしていた。指定された場所はラブホ街だったからだった。