昭和生まれ平成育ちの俺が、ケンカに明け暮れてた毎日と、それについて来たオンナとの昔話をしたいと思う。
俺の生まれ育ちは奈良県のど田舎であった。田舎の方が都会に比べて近代化するのが遅いとはいうが、俺たちの地元では特に遅かった。世間では小室ファミリーブームが到来する中、いまだツッパリ文化が横行していたのである。
所属していた暴走族チーム「光源氏」もかなりガチで、髪型はアイパー、リーゼント、パンチ、オールバック、角刈り。特攻服は黒に統一。盗難車はNG、薬物もNG、オンナはそこまでうるさくはなかった。
とにかくチャラついたものは厳禁だった。茶髪、ピアス、スケボー、ヒップホップ、その類はすべてチーマーと呼ばれる敵対者扱いとなっていた。
またオンナのツッパリ文化もガチであり、レディース「紫式部」が存在していた。レディースの髪型は割と自由だったが(黒髪&茶髪、ロング&ショート)特攻服は幹部は紫色に統一、新人は赤色。薬物はNG。ただ建前上オトコ厳禁だったと記憶している。建前上ね。
そんな光源氏に俺が加入した頃、ある事件が起きた。
紫式部の若手メンバーである英子チャンが、光源氏である兄貴の単車に乗って農道で遊んでいたところ、見知らぬ二人乗りのバイクに背後から急にハンドルを蹴り飛ばされ、そのまま英子チャンは田んぼに突っ込んで左手首を骨折するという事件が起きたのだった。
英子チャンはそのまま救急搬送。そして事件性があるので救急隊は警察へと通報。警察から事情を聞かれた英子チャンは、「急な事だったので犯人を見ていない。」と証言したのだった。
だが英子チャンははっきりと犯人の特徴を見ており、「5連ラッパのついた黒赤のCBX。後ろのヤツはピンクのスカジャンを着ていた。多分、神仙連合(敵対チーム)の奴らだと思う。」と俺たちに証言したのである。
警察より先に犯人を見つけ出し報復をするための行動が始まった。
犯人探しに動いた部隊は二つあった。一つは妹を襲撃され自身の単車も傷つけられた光源氏のミキオ君。
もう一つは実の妹のように英子チャンを可愛がり、本件は紫式部に対する宣戦布告と受け取った夏菜子サン。(紫式部No.2)
本来なら後輩である俺が光源氏側の先鋒隊として先輩達に気合いを見せるという意味でブッコミをかけなければならない立場だが、この時は、夏菜子サンからの依頼で一緒に犯人探しを手伝う事になった。
5連ラッパのCBX。こんな特徴のある単車に乗ってるヤツは中坊ヤンキーを尋問していくうちにすぐに判明した。だが身柄はすぐには見つからなかった。
公園、ボーリング場、カラオケ、ゲーセンと片っ端から辿って行くと、事件から5日以内に、夏菜子サンと俺のペアが先に犯人に辿りついたのである。
犯人の村井はなんと呑気にゲームセンターで天地を喰らう2をやっていた。確かに英子チャンの証言通りピンクのスカジャンを着ていたのだった。
それかな夏菜子さんの尋問が始まった。「もう一人は誰だ?」と。すると村井はオンナとヘタレの2名だけなので侮ってきたのだろう。「上祐、俺や。なんか俺らに用事がある言うてるネーチャーおるわ」と公衆電話で仲間を呼んだのである。
神仙連合の村井、上祐VS夏菜子、俺の戦いが始まった。ステージはタイマン場所としても有名な廃工場裏であった。そして敵陣に来ているということで、いつ呼んだのか、神仙連合メンバーのリーダーの智津山、幹部の新実、早川、井上らも集まって来た。
そもそもこの決闘はなぜ行われるのか?智津山からまず話を聞かせろと言って来た。すると夏菜子サンが、ウチの女の子がこの二人に襲撃されて怪我を負った。その落とし前じゃ!!と叫んだ。すると智津山は「本当か?」と二人に聞くと、村井は「光源氏のヤツの単車乗ってたし、フルフェイスだったのでオンナとは思わんかったです」と答えた。
すると智津山は「人違いで襲撃したんかい」といって工場にあった二人三人掛けかという大きな椅子から立ち上がり、村井と上祐に膝蹴りをしたのである。
村井、上祐「ぐふっ」
智津山「人違いの襲撃については謝罪する。申し訳ない事をした。また単車の修理費を弁償しよう。そしてここにいる村井と上祐は一切反撃しないので存分にヤキ入れるといい」
夏菜子「ほーう。全面謝罪か?ウチはええけど、光源氏本隊は知らんぞ?だったら覚悟せぃや!!!」といって夏菜子サンは村井に飛びかかり殴打を加えた。
しかし最初の4、5発を耐えていた村井も、夏菜子サンの暴言、一方的な殴打に我慢の限界がきたのだろう。「もう充分すよね!!反撃してもいいっすよね!!」と言いながら、夏菜子サンの攻撃を交わしていった。
すると村井VS夏菜子というタイマンの構図だったのだが、村井は女である夏菜子サンを殴打しようとする気はなかったのかもしれない。
そのかわり。夏菜子サンが女であることを理由におちょくり始めたのであった。
村井の攻撃は夏菜子サンの胸を揉んだり、下半身をタッチし始めたのである。それにさらに激昂し夏菜子サンは猛烈な攻撃を加えて行くのだが、相手は喧嘩慣れしている神仙連合の村井である。叶うはずもない。
上祐「テメーは見てるだけか?ネーチャンに加勢しないのか??ぁあ?」等と言われた。それから俺は上祐に飛び掛かっていったが上祐も喧嘩慣れしており、もみくちゃにされている間に返り討ちにされた。
「やめろやテメェ!!」と夏菜子さんの叫び声が聞こえた。
夏菜子サン!!と夏菜子サンの姿を見ると、いつの間に!!ブラジャーとパンツ一枚まで脱がされて戦っていたのである。ジャージなんかで戦闘してるから脱がされやすかったのだろう。
俺は夏菜子サンに加勢する為に村井に渾身のタックルをすると村井は地面に倒れた。そこで倒れた村井の顔面に夏菜子サンの蹴りが炸裂し、鼻血が出て来たかと思うと村井は本気になり、「このクソアマァ!!」と言いながら夏菜子さんのパンツ脱がしてきたのである。
引っ張っられるパンツ。見た目の怖さのわりには清楚な白パンツ。当然脱がされまいとする夏菜子サン。この攻防の中、俺はこの時、始めて女の人のアソコというものを生で見たのであった。(す、すげぇ、、、)
だが神仙連合はどれほど訓練が積まれているのか。誰一人表情を変えなかった。そして村井が自分のズボンを下ろそうと動作をすると、、、バァチン!!と鈍い音がした。早川が村井に一撃を入れたのである。
早川「もうええ。これくらいにしとけ」そして戦闘は終わり、夏菜子さんも咄嗟に服を着た。
智津山「今回の件はウチが謝罪いうことで丸めてもらえるか?あと今回の村井の件は他言無用とする。また新しいトラブルなるからのぅ。」
神仙連合幹部一同「ウス!」
そして俺たちは試合に勝っけど勝負には負けたような感じで帰路についた。
また後ほど光源氏メンバーが神仙連合にブッコミをかけたが、この件に落とし前はもうつけてるという理由でことごとく返り討ちにされたらしい。恐るべし神仙連合。
こうしてこの一件は夏菜子さんの奮闘と、智津山達のケジメで一件落着したが、上祐にボコボコにされた俺にはとんでもなくラッキーな展開が待っていた。
夏菜子「なんか巻き込んで申し訳なかったね」
俺「いえ、大丈夫っす。お役に立てなくてすんません」
夏菜子「そやな、巻き添いしたお詫びにチ◯ポしゃぶったるわ。恥ずかしいとこも見られたしね」
俺「え??」
夏菜子「だから、私からの償いやと思って。そのかわり今日の事は言うなよ?」
俺「ハイ!」
ガチクソ緊張して足が震えた。すると夏菜子さんは俺の目の前でしゃがみ、特攻ズボンのチャックをおろし、ゴソゴソと俺のムスコを出して来た。そのまま躊躇う事なくパクッと咥えると、んっ!んっ!と喉を鳴らしながら動いて来たのだ。
緊張するものの、初めての未知の感覚にムクムクムクッ!と大きくなる忠実なムスコだった。夏菜子さんは慣れてるのか、シャコシャコシャコ!ンンンンッ!シャコシャコシャコ!ンンンンッ!と手コキと口を交互にしていると、(うわッ)とドクドクドクドクと出て来たのだ。
夏菜子「出る時言えよw」
最後まで口の中で出させてもらうと、夏菜子さんは容赦なく出て来たものを地面に吐き捨てた。
夏菜子「言うなよ。約束やぞ?ウチかて男おんねんからトラブルなるで?」
俺「わかってます。絶対言いません」
これが俺の人生初のフェラチオ経験だった。
さらにラッキーは続いた。