後日、骨折した英子チャンがお見舞いに来てくれたのである。ピンポーンオカン「ちょっとーー。俺ぇ?」俺「何だよ」オカン「女の子きてるよ」俺「おんな??」そして玄関に行くと紫式部の下っ端メンバー英子チャンが立っていた。俺「あ、ども。どしたん?」英子「お礼言おうと思って。夏菜子さんも行ってこい言うから」俺「おん。あがって。オカンに話聞かれるし」英子「うん」オカン「あんたら変な事しなや」俺「誰がするかボケェ。オバハンはだまっとれ!!」俺「お礼て何?」英子「夏菜子サンと乗り込んだんやろ?」俺「うん。ついて来てくれ言われたから」英子「全部きいたよ。上祐って神仙ではメチャ有名なやつやん。そいつに掛かっていったんやて?」俺「ああ。ボコボコされたけどな。一発しか殴れんかったわ」英子「ウチの為にありがとう。」俺「いや別に英子チャンのためちゃうで?ただ連れて行かれて引っ込みつかんようなっただけや」英子「それでもええねん。ありがとう」俺「うん、、。どういたしまして」英子「けっこーアザ出来てるなぁ。見せて」俺「あんなヘナチョコパンチそのうち治るわ」英子「アザ作ってオカンに何か言われんかった?」俺「また調子こいてしばかれてきたんか?言われたな。オカン元ヤンやから」英子「ほんまやなw俺クンのオカンそんな感じするわーw」俺「で、何しに来たん?」英子「だからお礼やて」俺「そのお礼ってのが意味わからん」英子「紫式部では仇も返す。恩も返す。っていうルールがあんねん」俺「急にお礼やいわれてもな、、、(夏菜子さんの件が頭をよぎる)エロい事しか思いつかんわ」英子「エロい事されたいん?」俺「無理やろ?コッチも無理や思ってわざと言うてんねん」英子「出来るよ。やったことないけど。」俺「やったことないん?」英子「こう見えてもまだバージンや。」俺「じゃ、先に彼女なるか?エッチな事はその後やろ?」英子「ええよ。彼女なったるわw」俺「おうwじゃ英子チャンは今日から俺の彼女やなw」英子「よろしくおねがします♪」こんな感じで彼女が出来たのだった。しかし、彼女が出来て浮かれる暇もないまま、新たなトラブルが光源氏を襲って来たのである。それは奈良県市内に出没する、ハイエースをフルカスタムした集団、エースoneの到来であった。奴らは大阪梅田のナビオ族を原流とする暴走族とはまた違う無法者軍団であった。そんなエースoneメンバーと光源氏メンバーが大和西大寺でトラブルになり、光源氏メンバーがエースoneメンバーを複数で襲撃した事件があったのだ。当然、エースoneは光源氏に報復。序盤は優勢だったものの組織力で劣る光源氏メンバーは次々と襲われていった。そしてエースoneから、「どや?不毛な争いやめへんか?三人選抜でタイマンはって俺らが勝ったら慰謝料100万。仮にお前らが勝ったら手を引いたるわ。どうすんねん?返事がないなら最後の一人まで襲うぞ?家でも親でも何でもいったるぞ?」と脅して来たのだ。光源氏の強いやつを三人と言っても、すでに2名はボコられて怪我している。最後の一人は観察処分中で何がやらかせば即塀にぶち込まれる。どーすんねん!!と結論が出ないままでいた。俺「あの、、、」幹部「なんやっ?」俺「策があります」幹部「いうてみぃ」俺「神仙メンバーの単車、1台2台焼きません?今、僕らがバチバチいかれてる事も神仙知ってると思うんで!まさか僕らがやったと思わんでしょう。むしろエースoneがやった思うんちゃいます??この前の復讐にもなるしエースoneに焚き付けれるし一石二鳥じゃ?」幹部「なるほどな。しかしバレたらとんでもないことなるぞ。。かといって他に方法もないしな、、、よし。ここの三人だけの秘密や。それでいこか!」俺「俺が燃やしいきます!!」幹部「わかった。くれぐれも気をつけろよ。無理そうやったらすぐ帰ってこい」そして俺は英子チャンに別れの挨拶をした。最悪、放火で捕まる可能性あるし、警察に捕まらんでもタダでは済まされん。心配かけるの嫌やからもう別れよやと。俺は英子チャン
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