それからHP制作で何度か打ち合わせを重ねること数回。HPの試作品が出来てみてもらい、最終判断からサーバーアップするまでの期間。それから季節的なイベント催しごとの度のアップデートを積み重ねていくうちに・・・気がつけば約半年という月日が経っておりました。それからHP制作の窓口となっている女中さんと私は、何度も打ち合わせをしていることで自然と仲良くなっていったのです。ここまできてやっと、この女中さんが本当の女中さんであることを知り、その寺院の檀家であることはもちろん、修行がてら住み込みで働いているということを知ったのです。私はこの頃、純粋にこの女中さんに惹かれているという事もあり、相手が独身。特に出家の身でもないということを知り、(なんとかプライベートで誘えたらいいな。。。)と願望を持っていました。そしてある季節の催し事のアップデートの際に、意を決して外に連れ出そうとしたのです。「とりあえずこんな感じでいきましょうか。前回と同じですねw そこでと言ってはなんですが、、今のお仕事って外に出ることとか難しい感じですか?」と聞いてみたのです。すると女中さんは「いいえw 監禁されてる訳でもあるまいしw」と答えてくれたのでした。その時の微笑みに安堵してというか、「でしたら、食事でもいきませんか?色々お話し聞きたい事もあるしw」と言ってみたのです。すると、意外にも意外。「私でよければお供しますw」と最高に嬉しい一言を言ってもらえたのです。それからプライベートで会う日時をきめたはいいものの(はて。相手は熱心な仏教信者。繁華街や酒の席に誘ってもいいのか???ww いや無理だろうなwww)と熟考すること数日間。結局、当たり障りもなく美術館→海が見えるレストランでランチ→街カフェ→解散っていうスケジュールが妥当かな。なんて思ったのです。そこでですが、また大きく割愛しますwwwこんな感じでデートって言っていいのか、意見交換会。全く種類の違う私たち、一方はITエンジニア、もう一方は聖職見習い(この聖職見習いという表現は後に強い意味を持ちます)という異業種の二人の対話がまた半年続き・・・。そして、とうとうこの日がやってきたのです。いつも通り私は仕事の合間を見て、女中さん(もう、名前は設定せず女中さんで通します)に「また食事でもどうですか?」と何度かプライベートでのお誘いに成功していることで気軽に尋ねてみたのです。すると女中さんは、「えーと、、それはいつ頃になりそうですか?」と、何か忙しそうな返答を返してきたのでした。私「では、10月の○日はいかがですか?」女中さん「10月ですか、、9月中ならなんとか予定立てれると思いますが」私「そうですか、、わかりました。じゃ9月の○日はいかがですか?」女中さん「大丈夫ですw」と、いつもとは違う感じの予定の打ち合わせ。今までだったら「大丈夫ですよ~」となんでも快く承諾してくれていたのですが・・・。話を聞けばそれもそのはず。なんと、最初は精神修行の為に住み込みでの給仕の仕事だったが、近頃、住職の方から「出家は考えてないのか」と言われるようになり、、散々に考えた挙句、出家の道を選んだ。との事でした。それが10月からの事でした。つまり言い換えれば、出家したらプライベートなんていうものは当然ないに等しく、9月中ならまだ在家なので時間が作れると言った事であるのは容易に理解できました。(出家・・・・・となると1マンパーセント付き合うとか無理だな。。。最後のデートか。。。あの人の事は諦めるか・・w もっと早めにアプローチしておけばよかったが、手遅れか・・)なんて考えてました。そして、最後のデートの日、私は今までの感謝の気持ちとこれからの出家生活の役に立てればいいと(寺から許可されるかどうかわかりませんが)スマートウォッチを購入したのです。とにかく、今回のデートは色々歩き回るより、納得できるまで話し込んで見送りたいとの想いから、大きな公園を散歩した後、すぐに公園のベンチでのトークモードへと移り変わっていきました。女中さんは、この時、紺の花柄のワンピースに、デニムのジージャンを着ていました。きっと、こういった世俗の格好をするのも僅かの時間が残されているのみであり、私と歩くための今できる全力の「一般人」の格好なのだろうと思ったものです。公園のベンチでの語らいは、「出家ってどんなことをするの?どんな毎日なの?出家した暁には何が待ってるの?」と言った、出家ネタ、一方的な私側からの質問攻めとなっていました。それに丁寧かつ赤裸々に今の心境を話してくれる女中さん
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長いけど、一気に私「今はまだ一般人ですよね。聖職ではないですよね?」女中さん「え、、ええ。」私「よければ、、うーん。いや、我儘、、いや、、こんな性根は許されることじゃないか。。やっぱやめときます。」女中さん「ちゃんと言って下さい。言わないとわからないよ?ずっとわからないままですよ?」私「・・・・では、一般人の◯◯さん(名前)に心からお願い致します。よければ、僕と、、最後の思い出という訳ではありませんが、、私はあなたに惹かれています。正直に申し上げれば僕とSEXをして欲しいです・・・・・・・。これが、赤裸々な今の気持ちです。もちろん答えはNoでも構いません・・。」女中さん「せっくすですか・・・。」私「あ、あのww なんか変なテンションになってスミマセンwwww ただ最後にぶちまけて後悔無いようにしようという負けた男のやけっぱちですww」女中さん「いいえ、負けたとか言わないでw 正面から想いを吐き出してくれて感謝します。そんな想いでいらっしゃったのですねー」私「はい・・w ま、、でもこれから出家しようという人にこれはダメダメですよねw」女中さん「厳密に言えば、、出家が理由でダメという訳でも無いけど」私「え、、というと?」女中さん「そ、それはさっきからご自身で仰ってるじゃ無いですか。一般人だってw」私「そりゃ、、定義上はそうかもしれませんけど。。」女中さん「その、勘違いされてるところが一つあって、、何も出家するから、出家を目指しているからといって欲がなくなるわけではないよ。」私「はい」女中さん「それに、出家している人でも妻帯しているし、子供もいますよね」私「そうですね」女中さん「ですから、出家イコール性行為は禁忌という概念を持つのはわからなくも無いのですが、今話した通り厳密には関係ありません。僧侶でも性行為はします」私「でもそれはあるレベルに到達した僧侶が、そろそろ伴侶を、そして子宝をっていう訳であって、これから修行の身に入る方に対して、性行為を求めるなんて不謹慎なのでは無いかと」女中さん「なるほど。言い方を変えれば、修行を積んだ僧侶でも性行為するのに、修行を積んでいない一般人が性行為をしてはいけない。っていうルールは存在するのでしょうか。理論的に破綻してますよね」私「確かに理論的には。」女中さん「ですから、それを正しい理論にするとなると、修行を積んだ僧侶でもする。修行を積んでいない僧侶でもしたい。一般人でもする。一般人でもしたい。この違いに何があると思いますか?」私「本質が見えません・・・。」女中さん「要するに、相手がいるかどうか。っていうことです。出家しているとか在家であるとかは関係ないのです。性行為に直結する概念は、それらの立場ではなく、「相手がいるかどうか」なのだと思います」私「野暮な質問ですが、そこまではっきりとおっしゃるということは、何かご自身での経験などから紐解いたお話なのでしょうか?」女中さん「そ、、そういえばそうなりますねw」私「妙な詮索ではありませんが、女中さんもお寺での生活の中で「相手」がいれば性交する機会もあったと?」女中さん「はい。もちろん私は一般人ですし、これはいう必要ないかもしれませんが、お相手は僧籍をお持ちの方でした」私「結婚とか、そいういう展開にはならなかったと?」女中さん「そうですね。そもそも相手は修行の身ですし、寺の女中と関係を持ったというのは流石に・・w ですが「違反」ではありません。」私「それは、何度も言うように、性行為事態に出家も在家も関係ないから、と言うことですね」女中「そうです。だからと言って在家の付き合ってから結婚とか、見合いしてから結婚という、急にそこだけ在家ルールを持ってくるのも変ですよね」私「確かに・・・。となると本題に戻ると答えは如何なのでしょうか・・・」女中さん「ここまで話してしまった訳ですから、okです。って言ってるようなものだと思いますが・・w ふふw なんだか他人事みたいな言い回しだけどw」私「え、、、え!?マジでいうてくれてるのですか!!!」女中さん「何度もokですって言わせたい?w」私「いや、こんな展開、マジで予想してなかったんで!」女中さん「それは私も同じです。」私「ってことは、一応は行為に及んでも構わない相手と認められている。っていうことでいいんでしょうか」女中さん「そうですねw って何度も言わせたいの?w」私「すみませんwwwww」最後の玉砕覚悟の赤裸々な言動が、思いもよらず意外な方向へと進んでいき、、心身ともに舞い上がっていくのを感じました。それから住み込みの給仕さんと言っても門限があります。するべき行為を迅速に行う必要がありました。門限まであと3時間・・・。
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おおー!素晴らしい体験談を読みやすくて生々しい文章で再現されてますね。個人的にはそのままお付き合い…なんて小説的な結末を望みたくなりますが、そこはそれこそ今後のご縁ですかね。