俺がいわゆる四国八十八か所巡りなんてのをやろうと思ったのは、ただ退屈な日常に刺激を入れたかったから。という極めて現世的な動機でした。
思い立ったら何でも行動してしまう性格である俺は、(遍路旅って費用どれくらいするんだろうな?)と調べる事から始まり・・・。そして数日後、気が付けば1番札所・霊山寺の山門の前に立っていたのです。
一応、この話を始める前に、簡単ではあるけれど四国八十八箇所巡りの概念について説明しておくのもよいかと思う。
遍路というのは弘法大使に所縁のある寺を88箇所回ること。以上。(笑)
・・・・といってもまったく過言ではないと思う。移動手段も車でもバスでもタクシーでも、バイクでも徒歩でもなんでもおけ。そして何日以内に回らないといけないという縛りもない。時計回りに回っても、逆時計回りに回っても問題ない。最初に4分の1だけ回って、残りはまた次回っていうのでも構わない。やめたければいつでも辞めればいい。(始めたければ誰の断りもいらない。好きなところからスタートすればいい。なにも1番札所から回る必要もない)
こんな感じで俺も気軽に始めた遍路旅でしたが、他で個人的にやっているブログに投稿した旅日記にはさすがに書く事が出きないゾーンの話を・・ここでコッソリ書いてみるのもいいか。なんて思い立ったのです。
いちおう、書き方としてですが、旅を始める動機。旅の準備。遍路スタート。といった部分の話は省略しようと思います。
もちろん、そんな準備段階の部分があるからこそ本編が面白いんだよ。という活字慣れした方もいるかもしれませんが、旅を始める動機からすべて書いていたら、エッチな話を始める前に、膨大な長さになってしまうので、途中で疲れてしまう人もいるかも知れないと思ったからです。そして、1番札所の霊山寺を除いては、特定の寺院名を出すつもりはありません。なぜなら、破廉恥行為をやった現場が、実在する寺院の境内という場合もあったからです。
ですから、詳しい話はおいおい書いたとしても(書かないかもしれませんが)こうしましょう。
3年前、当時、28歳だった俺は急に、「遍路にいこう!」と思いつく。そして遍路では何も、1回で全部(88箇所)回らないくてもいいというルールをしった事で、「現金10万円がなくなったら帰ろう」という事で、1番札所の霊山寺に向かう。そして霊山寺にある遍路グッズ販売店で、笠、白衣、袈裟、金剛杖の4つだけを購入し、後は私服同然のような格好でスタートした。そして・・徒歩。野宿。民宿泊。徒歩を繰り返し・・・3日目の話・・・。
という事でスタートしようと思います。