いつも通ってるローソンの店員さん30代半ばくらいの美人さん。
ちょくちょく買い物に寄っては、軽く喋ったり冗談を言っても乗ってくれる気さくな人で、でも、何とかしたいとか頭によぎる程度で、多分、旦那さんも居るだろうし、俺なんかと思っていた。
狭い田舎なので、みんなの行動範囲は狭く、ある日の事。
次の日が休日で、たまにはと思い、居酒屋に友人と2人で出かけた。
酒も進み、談笑していると自分達の席の隣を2人の女性が奥の席に案内されて、通り過ぎようとしていた。
所がその2人組の女性の1人が
「あ、こんばんは!奇遇ですねっ!」
と声を掛けてきた。
ローソンの美人店員さんだ!
一旦は、席に案内された美人さんとお連れさんだったが、こちらに顔を出してくれて「私達もふたりなので、良かったらご一緒しませんか?」と誘ってくれた。
喜んで相席させてもらい、4人とも、そこそこお腹も膨れ、お酒もいい感じに身体に回っていた。
私の友人がもう1件どうかと誘うと、女性2人組も「じゃあ、もう1件だけ」と応じてくれて、スナックに行った。
カラオケをしたり、お酒を飲んだり、楽しい週末を過ごした。
ローソンの美人さんは、かよこさん。
34歳でバツイチで現在は独身、子供は出来なかったと解った。
今は、彼氏も居ない事も話してくれた。
そんな親密な話をしていると友人ともう1人の女性が「そろそろ」と言い出して、外に出た。
23:00を少し回っていて、かよこさんの友人の女性が明日も仕事だからと帰宅するので、私の友人も家が近いらしく、割り勘でタクシーで帰ることになった。
かよこさんに「じゃあ、今日は解散しますか?」と聞くと「そうですね」と私達も解散する事になった。
するとかよこさんは「では、私、こっちなので」と私の家の方を指さす。
「あ、私もこっちでして」と言うと
かよこさんは
「なら、同じですね、近いんですか?」
私は
「〇〇病院の裏です」
すると、かよこさんは、更にもう少し行った所のアパートだと言ったので
「それなら、私達は徒歩でじゅうぶんですね、お宅の近くまで送りますよ」
こうして、約20分程度、酔い醒ましにも丁度いいし、夜の散歩にもなる。
2人でくだらないテレビの話やイヌや猫の話で盛り上がりながら歩いた。
途中にファミマがあり、その斜め向かいに少し広い公園がある。
かよこさんは「まだ、お時間宜しいですか?」と公園を指さして
缶ビールを開ける仕草をする
「全然、構いませんよ、酔いも少し覚め始めてますし、もういっぱい、あの辺で宴会しますか?」
ファミマでビールを2本とお互いの好きなツマミを少し買って、公園の東屋に入った。
今ほど寒くなく、時折吹く風が気持ちよかった。
2人でビールを飲みながら、話は恋愛のはなしになっていた。
「いやー、かよこさんがバツイチだったなんて、正直、驚きました。」
「わたしも吉岡(私の名前:仮名)さんが、未婚だったなんて、驚きました。」
みたいな話から、
「男性の一人暮らしは、何かと大変ですね」みたいな事を言われ
「そうですねー、食事とあっちがままなりません」とちょっと冗談も含めて言うと、かよこさんは
「あっ!そうですよね!男性は私達、女と違って、黙ってると溜まってしまうものがありますもんね!どうなされてるんですか?」とやや、真面目に聞かれてしまい
「あ、いや、その」言葉を濁す結果となった。
「あの・・・」かよこさんは、薄暗い夜空の下、東屋の、私の向かいで、私の顔を覗きながら
「私の家で、ゆっくり続きのお話ししながら、もう一本のビール開けませんか?」
「でしたら、僕の家の方が近いので、僕の家はどうですか?」
「いいんですか?なら、お邪魔しちゃおうかな」と、なり。
割と掃除はしているし、今朝、トイレと浴室はざっと洗って出かけたので問題ないよな?と頭で思い返す。
家に着き、かよこさんは私の部屋を面白がって見回していた。
「一人暮らしの男性の部屋って久しぶり」とか「あっ!私もコレ見ました!」と映画のDVDを指さしたり、探検を始める。
「あっ!コレは?」とか、CDを見つけて、「こういうのを聞くんですね」とか、とても楽しそうだが、1つ、開けて欲しくないテレビの下の開き戸にかよこさんは手を掛けている。
「あっ!そこは!」と私が焦ると
「えっ!?」という間もなく、かよこさんは開けてしまった。
そこにあるのは、エロDVD。
かよこさんは「あ、ごめんなさい」と流石に照れたようで。
私は変な汗をかく。
かよこさんは、恐る恐る
「あの、見ても?」
私も、もう開き直って
「は、はい、どうぞ」
たちまち話題は、そっちの話となり
「最後は何時だったか」とか。
段々とかよこさんの元旦那さんの愚痴になり、私の性遍歴の話となった。
「どんな女性がタイプ」と、聞かれ、咄嗟に私は「かよこさんみたいな人かな?」
初めから美人だと思っていたし、その上で、俺なんかと思っていた事も話した。
するとかよこさんも
「お店で、変に口説いて来ないし、いつも清潔そうだから、ちょっと気になっていた。」
そう聞いて、私はかよこさんの手を握る。
かよこさんは俯く。
そのまま、かよこさんの手を引き寄せ、抱きしめる。
顔にかよこさんの柔らかい髪がフワッと撫でていく。
いい匂いだ。
かよこさんは細く見えて、抱きしめた身体はとても柔らかくて暖かかった。
抱きしめていた腕を緩め、かよこさんの顔にかかっている髪をゆっくりと分けながら、かよこさんの頬を撫でる。
滑らかで、柔らかい頬。
かよこさんは、無言で私を見つめてくる。
かよこさんの柔らかい両頬を手で包み顔を寄せるとかよこさんは、ゆっくりと瞼を閉じる。
ゴクッと喉がなる。
そっとかよこさんの唇に唇を重ねる。
リップの甘い匂いがする。
軽く重ね、ちょっと離す。
また唇を重ねる。
今度は、もっとしっかり重ねる。
私が唇を少し開くとかよこさんも薄らと重ねた唇を開くのが分かる。
私は上唇と下唇でかよこさんのふっくらとした下唇を軽く挟む。
かよこさんは、そんな私の上唇をそっと舌で撫でる。
その柔らかいかよこさんの舌をわたしの舌が迎える。
肩に置いていた私の手は、かよこさんの細い肩から胸へ。
包み込むようにかよこさんの左胸に手のひらを被せる。
微かなかよこさんの吐息が漏れる。
ゆっくり、優しくかよこさんの左胸を包み込んで揉む。
段々と力を入れてみたり、指の先でかよこさんの乳首を軽く弾いたりする度に、かよこさんは吐息を荒らげ始める。
とにかく、どこもかしこも白くて、柔らかくていい匂いのかよこさん。
重ねていた唇は、かよこさんの細くて白い首を舐める。
私の手は忙しく、かよこさんのカーディガンのボタン、シャツのボタン、ブラジャーの後ろのホックと動き回る。
かよこさんは吐息を荒らげながらも目を閉じて応じてくれている。
カーディガンをかよこさんの細い肩から外し、シャツを外すとかよこさんは私の胸に両手でストップをし
「待って!先にシャワーを」
つい、興奮してしまった。
私も「あ、うん、そうだね」と、あまり気の効いた事が言えず、ちょっと気まずくなった。
だが、かよこさんは外れたカーディガンもシャツもその場で脱ぎ、畳んで、他の衣服もゆっくりと脱ぎ、
「ほら、吉岡さんも脱いで?バラバラにシャワーに行くの恥ずかしいけど、シラケちゃうのは、もっと嫌だから」
私も衣服を慌てて脱ぎ、かよこさんと浴室に。
改めて、かよこさんの身体をまじまじと見る。
普段、ローソンの制服を見てて、スタイル良さそうだなとは思ってはいたものの、実際に目の当たりにすると、綺麗では済まされない程、美しいと思った。
「恥かしいから、あんまり見ないで下さい」とそそくさとかよこさんは「使わせて貰いますね」と身体を洗い始める。
私は「では」と大事な部分にお湯を掛け、浴槽に浸かる。かよこさんぎ洗い終わり、わたしも念入りに洗う。
私の借りているアパートは、一応、家族向けで、浴室は結構広い作りで、大人の男女が2人で浴槽に使っても足は伸ばせないものの、そんなに窮屈な感じはしない。
お風呂の中で再び、かよこさんと抱き合い、唇を重ねる。
時間も忘れる。
「のぼせそう」とかよこさんが立ち上がり、私も続く。
少年少女に戻り、お互いの身体を笑いながら拭き合う。
ベッドに行き、堰を切ったようにお互いを求めあった。
2人はたちまち、上り詰め
「外にだしてくれるなら」と避妊具を付けないまま、かよこさんの中にはいる。
かよこさんも久しく男に抱かれていないと聞いている。
期待が私と同じように高ぶっているのか?
挿入と同時に何かがかよこさんの身体を貫くみたいにかよこさんは、仰け反って喘ぐ。
苦しいようにも見えるかよこさんの顔にそれまで、見た事のないかよこさんが、そこには居た。
ゆっくり、腰と共に動かすと、まるでジェットコースターのように、昂り、抑え、を繰り返し、かよこさんの身体は波を打つように仰け反っては、大きな喘ぎを漏らす。
「かよこさん、いきそうだよ!」
「吉岡さん、わたしもイケそう!お腹に、お腹に出して!」
抜き出すのが、少し早かったのか、思いのほか、放出したものは少なかった。
だが、放出したものの全然、わたしのソレは収まる様子が無かった。
「す、すごい、吉岡さん、まだ凄く元気ですよ」
そのまま、かよこさんと舌を絡めあいながら長いキスをする。
その間もかよこさんは柔らかい手でわたしのソレを愛し続けてくれている。
「シャワー行って、もう一度、気持ちよくさせて下さい」
こうして、私とかよこさんは、私のソレが収まるまで、要は朝まで繋がりっぱなしだった。
外も明るくなり始め、ドアに新聞が投げ込まれる頃。
私はかよこさんに腕枕をしながら、2人の夢物語をしていた。
「北海道ですか?わたし、まだ、行ったことがないから、行ってみたい」
「じゃあ、今度の連休に行けるように僕、頑張るよ」
「ホント?楽しみ」
「かよこさんは、他に何処に行ってみたい?」
「えーっとねー、海外もまだ行った事がないから、海の綺麗な所で子供に戻ってはしゃぎたい」
「ふふふ、可愛い」
「吉岡さん?本当に私なんかでいいんですか?」
「かよこさんこそ、僕なんかでよかったんですか?」
ぷッ!あっははははは!
「眠くない?」
「うん」
「じゃ、朝ごはんつくるよ」
「わぁ!こんな時に男の人にご飯作ってもらうの、ちょっと夢だったんだぁー!嬉しい!」
ゆっくり朝ごはんを食べて、やっと、2人はゆっくり昼頃まで寝た。
かよこさんの部屋にも泊まった。
クリスマスや、誕生日にはケーキを買い、お正月は2人でお餅を食べて、初詣もした。
遅い春。
青い春。
ちょっとした事で言い合う事はあっても、お互い、とても仲良しだと思いあっている。
そして、なんと言っても、かよこさんとのセックスが辞められない。
身体を重ねれば重ねる程、沼で。
セックスの回数を重ねれば重ねる程、かよこさんは益々、美しく見え、可愛く思える。
気がつけば、毎日、必ず、セックスに浸っている。
我ながら、よく飽きないと思う。
それは、きっと、かよこさんが本当に好きだからだ。
世界で1番、美しいと思っているからだ。
仕事で失敗しても、何か辛い事があっても、きっと、かよこさんの笑顔と、かよこさんとのセックスが有れば、乗り切れると信じられる。
もう、指輪を渡そう。
誰にも取られないように努力しよう。
誰にも取られないように愛し続けよう。
いつまでも、かよこさんを求め続けよう。
いつか、お互い、しわくちゃ老人になっても、手を繋いで、お散歩して朗らかな笑顔で向き合えるように。
セックスって、大切だと思う。