ここで当日までの流れをいったんおさらいしておきたいと思う。ランバードに参加意思を伝えた俺は、ランバードから、「じゃ、ここに名前、住所、免許証No、メールアドレスを記載したものを送信しろよ」と言われるままに俺は手元の携帯でそれを送信したのだった。すると大会から3週間前に、その大会をしきっている主催側よりあいさつ文を兼ねた招待メールが入っており、そのメールの段階で基本的なルールが記されていた。それは場所はカルフォルニア州立〇〇山岳公園という場所で主催するとの事で、その州立公園をA~Dブロックに区画し、(あらかじめどのエリアがA~Dになるのかは知らされない。なぜならあらかじめ偵察いったり戦略とか立てられるので)、使用銃は、指定の競技銃であり、弾薬は30発のみ許可する。1発被弾した場合は自己申告により、即退場する事。退場した場合は即座に運営本部にEmailする事。うんぬん。と書かれていた。またゲーム中の通信装置は、携帯電話を利用するとのことで、ゲーム中の連絡の為のEmailを登録する欄などがあり、ゲーム中は一切、大会本部とはメールでやり取りする事になる。また、バトルロワイヤルゲームで特有の、時間が経過するごとに活動エリアが狭まってくるという事に関しては、例え12時=Dエリア封鎖 12:30=Cエリア封鎖という感じでやっていくらしい。当然だが、このエリア封鎖の順序も知らされる訳がない。俺は「エリア封鎖とかいっても、そんなの自己申告制だよな・・こんなアバウトなルールでゲームが成立するのか?」なんて考えたが、そこはこの後、この大会の本気度を主催者側から知らされることになる。その他にも参加者同士のトラブルは一切責任を負いませんなどの条項もあったが、ここらへんはアメリカでも日本でも同じだと思う。以上が簡単ではあったがゲームの流れだった。そして俺はやっと前回かいたところまでたどり着くのだが、ランバードと一緒に大会会場に到着し、前回の投稿では大会に参加するプレイヤーの特異さを書いたが、まずこの大会規模に俺は驚いた。日本で言えば、市レベル(国レベルとはいわないw)が後援しているマラソン大会くらいの規模だったのだ。大会運営本部もあるし、普通に審判という役割の人間も50人近くいるし、それに大会本部の壁には、スポンサーの広告等もたくさん入っていた。(ここら辺はもう想像の世界なので文字にするには限界がある)おそらく、参加費用の5000円というのは基本料金で、この後の打ち上げパーティーとか、広告料とか、寄付とか、いろんなもので、このイベントを支えている連中がいるのだろうと思った。そんな場所に朝9時に到着した俺たちは、それから30分程度の時間を主催者挨拶から、ルールの説明などを聞いて、すでに話したA~Dエリアがどこになるのかをランダムで(その当日に)決定し、それから10時に、「スタート!!!!」の合図の元、俺たちは、「ひゃっほーいwww 」 等と男も女も寄声をあげて山岳公園の中に散らばっていくのだった。ちなみにこの山岳公園は大阪城か、姫路城の全敷地内と同じくらいの広さがある。いざ、山の中に入ってみるとそこは静かなものだった。あらかじめ渡されたマップをみながら、(今、俺がいる場所がAエリアか・・・)とか考えていたら、もう時計の針は10:30になり、大会本部の方から、「ブーーーーーーーーーーーーーーーー」というけたたましいサイレンがなり、と同時に俺の携帯電話のメールに、「Aエリア封鎖 Aエリア封鎖 生存者は即安全エリアへ避難してください」というメールが入った。そのあとにおそらく、審判団がAエリアを探索し、不正をするプレイヤーを探すのだろうけど、実際、このゲームで不正をしても、なんら利益なんてないので(15万円の賞金より、不正プレイヤーという称号をつけられるほうが、マニアとしては不名誉な事である。それにコンバット系の雑誌とかにものるみたいだし。)俺はAエリアからすぐに隣のBエリアに移動すると、またメールが鳴り、「封鎖完了 生存者97名」という具合に、もう3名の脱落者がいる事も知らされた。その段階になり、やっとルールを完全に飲み込めた俺は、(次撃たれるのは俺かもしれんな・・)と緊張感とスリルめいたものが体を駆け巡った。そして俺は戦略を立て、(とにかく潜む。そしてエリア封鎖になったら移動する。無駄な戦闘は避けよう・・・)とこれからの戦略を立てた。それから俺は岩場の影に身を潜め、時間がきたらエリア移動し、そして活動範囲が縮小し、最後のエリアで無双をして、生き残ろうと考えていた。(俺は知らなかったが、このスタイルが基本スタイルらしい)
...省略されました。
そもそも、そのイベントは前に「最近」とだけ言ったけど、正確には去年のハロウィンだった。だからこそ、13日の金曜日のジェイソンとか、ドラキュラとか、ゾンビとかが沢山いたわけになるんだけど。では話を続けよう。このゲームで仲良くなった俺と親友ランバードと、ゾンビガール事、リサとそしてその弟のケニーの4人は、ランバードの運転する車でカルフォルニア市内の繁華街へと駒を進めた。市内では普通にバーに入ったのだが、そこはもうハロウィン前日という事で、だれを見てもコスプレをしていない者なんていうのはだれ一人おらず、どこもかしこもコスプレ集団ばかりだった。俺たち4人は薄暗く混雑するバーの丸テーブルに輪になって着席し、そこで適当にビールやカクテルを注文し、今日のその日のゲームの内容を、「楽しかったよなwww」と興奮さめやまない気持ちで語り合っていたのだった。それも無理もない。ここにいる4人は普段はそういった遊びに参加する予定のない、素人集団で、この手のゲームは初めての者ばかりだったので、それなりに新しい興奮があったんだと思う。結果、話題はずっとゲームの話になり、会話の流れの中で、「リサはいったい、どんな感じでケンジにヒットされたんだい?」と聞いたのだった。思わず赤面するリサ。そこで俺が「これはリサの口からは恥ずかしくて言えないかもなw 俺が変わりにはなしてやるよw」と切り出し、「実はだな・・w」と俺はリサをヒットした一部始終を詳しくランバードとケニーに話してみたのだった。するとランバードは興奮し「ちょっとマテww ってことは、リサはプッシーをケンジに見られたってことかい?ww」とスイッチが入ったのだった。それに「ええ・・ww」と答えるリサ。「ははっはw そんなことがあったのかよww」と爆笑するケニー。さらにランバードは、(英語でいうと自然なんだけど、和訳すると非常に生々しい表現になるのだが)「ってことは、今もコガネ色に色づいたスパイシーな香りを漂わしたパンティを履いているのかよww」ともいったのだった。リサは「そういうことになるわよね・・・w」というのである。「うわwきたねwww」というケニー。どうやらランバードはこの手の話が好きみたいで、「ケニーwお前はわかってねぇな。こんなレアなものを見れるなんて、そうそうないんだぞw」と、ひとり盛り上がっていたのだった。それからケニーも、「どれだけエロかろうが、姉貴のモノというステータスが付くだけで、俺にとっては汚物以外のなにものでもねーよw」と答えていた。(ま、当然だわな)そんな話をしている時に、ハロウィンカウントダウンということで、(アメリカ人は、新年だけでなく、なんでもカウントダウンイベントがあるって知ってた?)ゲーム大会場所だった山岳公園と同じレベルの広さの公園で、イベントがあるということで、俺たち4人は、飲酒運転のまま車を飛ばし(というか、こういう日は飲酒運転が当たりまえなので、警察も取り締まらない)イベントの公園へと向かったのだった。だが、その公園は、州の端っこにある公園だったので、車で飛ばしても1時間はかかる距離だった。もちろん飲酒運転にはなるんだけど、こういうハロウィン前とか、当日とか、クリスマスもだけど、警察はこういう国を挙げてのイベントの日は、基本、取り締まったりしないのが、カルフォルニアのルールだった(他の州では余裕で捕まる州もあるとの事)俺たちはランバードが運転するコルベットに、助手席にはケニーが乗り、いちおう形だけは置いてる後部座席の狭い場所に俺とリサが乗る事になった。それから1時間くらい車で飛ばしている中、そもそもランバード自体はそんなに飲まなかったが、調子にのってガブガブ飲んでいたリサは、シートの右側に座る俺の肩に頭をコトっと置いて、まるで俺の彼女かのようなしぐさを見せてくるのである。酒に酔って大胆になっているだけなのか、それとも、俺という人間の事を好いてくれたのか、それはまだわからなかった。が、俺も相手がそんな大胆な感じで俺に近づいてくれるので、俺も悪い気はせず、左手をリサの右ふとももの上の、灰色で薄汚れさせたゾンビ衣装のスカートの上にそっと置き、するとリサが、その俺の手の上に自分の手を重ねるように置いてきて、さらに指を絡めて握りしめてきたのだった。(酔っているのか、それとも?なんかいい展開になってきてるな・・・w)と俺は思った。一方、アメリカでは酒に飲まれて、殿方の肩を借りて甘えてみる。なんていう表現は、どこにでもある珍しくもない光景であることに慣れている、本場アメリカ人のランバードと
...省略されました。
ここからは少し話をカットしても差し支えないと思う。そのまま公園に到着した4人は、ハロウィンイベントのカウントダウンに参加し、そしてその場でもまた酒を飲み、最終的には夜の2時頃に4人は一緒に帰ったのだった。そして家が一番近かった俺が最初に返され、そして次にリサとケニーが返された。が、ここでちょっと、いや、かなり俺にとっては大損をした展開がこの後、待っているのだった。俺の中では、ここまで仲良くなったリサなので、(数日開けてデートの誘いでもすれば、今度は二人っきりで会えるだろう。今日は飲みすぎてしまったので、お開きするほうが賢明だ。)くらいに思っていたんだ。なぜなら、帰り道とか、リサもイビキかいて爆睡してたし。すると深夜の3時頃、いきなりランバードから画像データ付きのメールが来て、俺は半分ベッドの上で眠りながらも自分のアイフォンを起動し、そのメールを見てみたんだ。すると、「リサってやらしい子だなww こんなの俺にくれたぜwww」という本文に、添付されていた画像は、なんと・・・。リサが今日はいてたという、白のパンツ。しかも誰がどうみても、アソコの部分が少し、黄色くなっているあのパンツだった。俺は「脱がしたのかよ?」と、その時ばかりは、なぜかムショウにランバードの事をムカついて、というか、俺が本来ならパンツだけでなく、リサそのものを喰えるはずだったのにという、嫌な嫉妬感を味わった。するとランバードは、「いあ、帰り道なんだけどな、ケニーが先に家に入った後、冗談できいてみたんだよ。 今日はいてるパンティよこせよww って」するとリサは酔っぱらってたんだろうな、(事実、リサはすでに酔ってたし、ランバードも、ハロウィンカウントダウンの帰りの段階では酔っていた。)「どうしよっかなw そこまで言うならあげてもいいよw」とか言ってきてよw 車の中でぬいでくれて俺に手渡してくれたんだよw あれは、そうとうエロイ女だぜw」というのだった。とさらに、そのメール本文の後に続いて、2通のメッセージなしの画像だけが添付されたメールが送られてきたのだった。ひとつめを開封してみると、コルベットの後部座席でM字開脚して、パンツ見せながらピースサインするリサ。 そして二通目は、上半身のドアップで、顔を恥ずかしそうにうつむいて隠しながら、手に取ったパンティを左右に広げているリサ。その2通だった。(・・・ったく、、なんって女だ・・・)と思った。だが、そんなチャンスを奪われたくらいで、ランバードの事を嫌いになろうとは思えなかった。こいつが変わった男であるのは知っていたけど、それよりも知り合ってから今になるまで、俺が困った時には、気前よくランバードは俺を助けてくれた実績に比べれば、こんなことは笑って済ませれると思った。それよりも、(くそ!!!あの時先に帰らなければ!!!!)という、大きなチャンスを逃したような、そんな気持ちのほうが大きかった。なぜなら、リサはゾンビメイクを外したら、すっぴんでも美人すぎるほどの美人であり、まるで高校生とかそういうロリ要素も入ったような体躯をする女の子だったからである。ぶっちゃけて言うと、俺は、ヤれなかったとしても、そんな可愛い子のパンツをもらった。しかも目の前でぬいでもらった。という体験をしたランバードを羨んだんだと思う。俺は一気に目が覚めた。そして俺は、野獣の本能で、(俺も続け!!!)という感じで、理性を失い、すぐさまリサに、「今日はお疲れさんw 明日は何してる?w」とかいう(誘いの為の偽装)メールを送っている俺がいた。するとその日は返事はなかった。当然かもしれない。あれだけ飲んでたら、もう家についた瞬間寝ているだろう。結果、俺はその日は最悪のハロウィンの幕開けだった。(クソ!!!!)とばかり思っていた。と同時に、リサの返事を待っていた。が、返事は来なかった。3日まっても来なかった。そしてあきらめかけていた時・・・・・「ハァイ ケンジ。 今、超暇なんだけど。あなたは何してる?」という返事が来たのだった。年甲斐もなく、「よっしゃー!!!!きた!!!!!!!!」と喜ぶ俺だった。
...省略されました。
「ハァイ ケンジ。 今、超暇なんだけど。あなたは何してる?」ま、そんなメールが来たものだから、俺は内心、(よっしゃー!)となったものの、あえてそこは冷静に、「今は家で映画みてるよー」と、あたりさわりのない答えを返していた。するとリサは、「もし暇だったら明日とか食事いかない?」というのである。(基本、アメリカ人は、なんでもとにかく、「食事いかない?」と誘うのだ。映画でやってるアレは現実に近い)俺は「ok いいよー」と返事をしたが、その時は複雑な気になっていた。(リサって変わった子だよな。なぜ、ゲームで知り合っただけだし、そもそもランバードと、色々っていうわけじゃないけど、車の中であんな事をしたのに、平然と俺にメールをよこせるのだろうな)等と考えていた。しかし、答えを言えば、そんなことを考えているのは日本人だけであり、相手のアメリカ人は一切、そんな事は考えていない。ただ、ムード!気分!状況! それがアメリカ人というものだった。そのメールを受けて数日後に俺はリサとユニバーサルスタジオでデートをする約束をしたのだった。まぁ遊園地レビューとかの話題なら、カルフォルニアの本家ユニバーサルスタジオが、どれだけのものかを、文字だけで語っても読むに値するものがあるのかもしれないが、ここではあくまで、敷地面積と、細かいところでのクオリティ、そして、入場者の99%が外人というところが、日本と比べてはるかにスケールが違うという事だけ書いておこうと思う。いける人は是非いってみてくれ。めっちゃ楽しいと思う。そんな感じで俺とリサは、ユニバーサルスタジオの入り口で待ち合わせしたのだが、その時のリサはさすがにゾンビスタイルではなく(アメリカにおいてはカジュアルな)黒のショートブーツ、黒のスキニージーンズ、白の胸の谷間が少し見えるタンクトップ(胸本体はそこそこ豊満)、そしてレザージャケットという、アメリカ人ではごく当たり前のスタイルで現れたのだった。ネックレス替わりの認識票が、(ミリタリー好きなんだなw)って思わせる要素だった。そして俺たちはユニバーサルスタジオの中を適当に巡回して遊びながらデートをするのだが、そんな巡回での会話の中で、やっぱりあの日、ランバードに車の中でやった、あの行為についての話題が入るのは自然の流れというものだった。(だって、俺自身が、かなり引っかかる部分だっだし)するとリサは、「ごめん、、あの時酔っぱらっててさ・・>< というか、ランバードがしつこいんだもん。パンティあげないと家に帰さない。みたいなことも言ってきたし><」というのである。(ランバードは、あのリサって子、やらしい子だよな。と言っていたが)こんな風に、アメリカでは、男女の問題では、もう民族の思考的に、どっちも信用できない。はっきりいって、ヤった。としても、もうすべてアメリカでは過去の事なのだ。アメリカの男女の付きあいで大事なのは、なにもかもing(現在進行形)なのである。過去になにがあろうが、今が順調だったらそれでいい。それがアメリカンスタイルの恋愛なのである。事実、アメリカドラマを見ても、登場人物が、とっかえひっかえ、パートナーを交換しながらストーリが進んでいくのは、刑事モノだろうと、ゾンビモノだろうと、歴史モノだろうと、どんなドラマでも、男女のパートナーの入れ替えがあるのは当然の事なのである。なのでリサ自体も、ランバードに対してパンツをあげた。っていう事に関して、何の罪悪感があるわけでもなく、「飲んだ上の事だから」「相手がしつこくて」「でも、SEXをしたわけじゃない」という3本柱があれば、一切、悪いことをしたわけではないのだった。そんな事情を、日本人としては、なかなか納得のいかない部分もあるが、相手のキョトンとした、(そんな話題をしているときに)「ねぇ!ケンジあのアトラクションいこうよ!」と話題を変えられたら、もう、それ以上は追及できなかったんだ。そして俺たちは、結果として6時間くらユニバーサルスタジオで過ごすことになるのだが、エロシーンへと突入するのは、この後の話だった。それは意外なひらめき。からだった。俺は車でリサと一緒に、ユニバーサルスタジオから地元まで帰る途中に、田舎道を時速40キロくらいでのんびり帰っていた時の話だった。
...省略されました。