私は中年の独身男ですが、若者が集まるクラブで見かける生意気そうなギャルに目がありません。しかし容姿はチビで年齢もいっている私のような男はそうそう相手にされるわけもなく、ナンパしてもことごとく失敗の連続。
しかし過去に一度だけ最高の体験をしたことがあります。
当時通っていたクラブの常連客に麻衣という子がいました。24歳で170cmちかい長身に小麦色に日焼けしたなんともHなカラダをしていまして、腰のあたりにはタトゥーも入っていました。マイナーAV女優の青山葉子似の、ひよわな男なら逃げ出しそうな女王様っぽいキリッとした顔立ちがもうたまりませんでした。
この「マイたん」をオカズに何度オナニーしたことか。もちろん言い寄っても言い寄っても何度もフラれていました。
「もうっ…しつこい!」
蔑むような眼で見られると私はよけいに興奮してしまうのです。
混雑したクラブのダンスフロアで背後から麻衣に近づいては汗ばんだ肌の匂いを嗅いだり、ホットパンツからはちきれそうなお尻を眼で視姦しまくっていました。
「ねー、のどかわいたあ。お酒もってきてよ」
麻衣が私に話しかけてくるのは酒がなくなったときだけ。それでも私にとっては至福の時間でした。
「あんた私のことオカズにしてるでしょ」
「そ、そんなことないよ」
「嘘つけ。まじキモいんだけど!」
言いながら、リズムにあわせてわざと私に見せつけるようにお尻をふってみせたりしてからかうのです。あの小悪魔的な微笑み、見下すような目つき。私はまるで女王様の奴隷になったかのようでした。
(いちどでいい。麻衣をベッドで狂わせてみたい。あの肌を味わうためなら殺されてもいい)
私は麻衣の色香の虜になっていました。
チャンスはある夜、突然やってきました。その夜、麻衣とクラブのDJの男が派手なケンカをしていました。どうやら痴話喧嘩のようでした。
男が他の女と帰ってしまうと、麻衣は私にテキーラを買ってくるように言いつけました。
私はその夜は一層しつこく「好きだ」と繰り返しました。
いつもは「キモい」と邪険にするはずの麻衣も、その夜だけはわりと素直に私の差し出す水を飲んだりしていました。
「ねえ……私帰る。タクシーひろってきて」
麻衣が小さな声で呟いたとき、私は胸が高鳴るのを抑えられませんでした。
2時間後、麻衣は私の自宅のマンションの部屋にいました。
何もしないからとなだめすかしてようやく部屋に連れ込んだはいいものの、
「あんた床で寝てよね。こっち来たらマジで殺すから」
私を相手に元彼の悪口を散々まくし立てた後、麻衣は「疲れた。眠い。寝る。」と言い出しました。仕方なくベッドに寝かせて、部屋の電気を消して私は床で寝るはめに。
街路の青白い薄明かりのほかは闇に包まれた室内にエアコンの音だけが響いていました。
音をたてないように注意しながら麻衣が眠っているベッドに、蛇のように這い寄っていきました。薄明りのなかで眠る麻衣。デニムのホットパンツから伸びる小麦色に日焼けしたピチピチの太股。みているだけで射精しそうでした。
大柄なからだから甘いコロンの香りが誘うように鼻先をくすぐります。
(ああ……マイたん……)
私は、涎を垂らしながら最高の太股に吸いついていったのです…
「…ちょっと…いやだッ…はあああンッ……いやンッ!」
身をよじって逃げようとする麻衣。
私は麻衣の太股にタコのように吸いついたまま離れませんでした。ココナツミルクを思わせる甘いコロンと汗の混じったなんとも言えない甘酸っぱい肌の匂いに、私は不覚にもパンツの中で射精してしまいましたが、結果的にはそれが功を奏するかたちになりました。
落ち着きを取り戻した私は中年男のいやらしさを発揮し始めました。
(…もう放さへん…麻衣…たっぷりかわいがったるからな…)
逃げようとする麻衣のうなじを吸いたて、私の指が太股からお尻を執拗に撫でまわしていきます。口ではイヤと言いながら、しつこくからだじゅうを愛撫してやるうちに麻衣は腰をビクンビクンさせて敏感に反応しました。
生意気そうな外見に似合わず、全身が性感帯のようでした。
Tシャツのうえから、ツンと上を向いたかたちの良い乳を優しく揉みたててやると、
「…はンッ!」
麻衣は甘い香りのする息を弾ませてビクビクッと反応しました。
「…好きなんや、麻衣…お前が好きで、欲しうて欲しうて、たまらんかったんや…」
耳元で何度も熱っぽく囁きながらキスを求めるうちに、根負けしたのか、それとも酒の酔いと暗闇で見えないことが大胆になったのか、麻衣はとうとう私のキスを受け入れて、途中からは自分から積極的に舌を絡めてきました。
あの甘い息の匂い…若い娘の唾液の味…
脳髄が痺れるような快感に私はもうビンビンに勃起しました。
チュッ…チュッ…クチュッ…
私と麻衣は暗闇のなかで音を立ててねっとりと舌を吸いあいました。
後で聞いたことですが、その長く激しいディープキスで麻衣は濡れてしまったらしいのです。若い男の乱暴で性急なセックスしか経験がなかった麻衣にとって、愛を囁かれながら何度も何度もキスをされたことなど初めてで、それが新鮮な刺激だったようでした。
私は時間をかけて服を脱がせながら、麻衣の若い肌のすみずみをじっくりと舌で味わっていきました。部屋には麻衣の口から洩れる甘い喘ぎ声が途切れることなく響いていました。いやらしい爬虫類のような舌。シャワーを浴びていない微かに汗ばんだ腋の下をねっとりと舐め上げてやると、
「…いやあああンッ!」
麻衣は甘い悲鳴をあげながら逃げようとしましたが私は許しませんでした。
うなじから肩、かたちの良い乳、グミの実のようにそそり立った可愛らしい乳首、お尻から膝の裏、ふくらはぎ、足の指のあいだまで、いちばん敏感な部分だけを残してねちっこく舐めまわされながら、麻衣はベッドのうえでたまらない声を洩らしてよがり狂いました。
最後に残ったビキニのパンティ。
ゆっくりと脱がされて、舌先が膝から内股を這いまわりはじめると、
「あッ……あッ……ああッ…」
麻衣は焦れるように淫らに腰をくねらせました。
そして…
「…いやああああンッ!」
涎を垂らしながら濡れきったあそこに吸いついていったときの麻衣のあの甘い悲鳴。
思い出すだけで勃起してきます。
しつこいクンニで3回もいかされた麻衣はたまらない声を洩らしながらキスをもとめてきました。
「はあンッ……うふンッ……」
甘い息をふりまきながら情熱的に私の舌を求める麻衣。
トロンと霞がかったようなその瞳をみて、私は勝利を確信したものです。
「どや?…気持ちよかったやろ?」
聞くと、今までの生意気な態度が嘘のように甘えっぽく頷く麻衣。
「もうだめ……もうこれ欲しい……ねえ…入れて…ねえ、早くう…」
私の赤黒くそり返った蛇のようなものを握りながらおねだりするのでした。
そこからはもう、麻衣からもとめられるまま騎乗位でじっくりと交わりました。
「…はあああああンッ……!!」
濡れきった麻衣の子宮の奥はもう、熱くとろけるほどの気持ちよさで、私は脳髄が甘く痺れていくのを感じました。いつもの風俗嬢とは比べものになりませんでした。私のペニスはたいして大きくもなく長もちするわけでもないのですが、焦らされまくった麻衣はたまらなく性感を揺すぶられたようでした。
「…ああ…だめ…だめ…動いたらすぐいっちゃいそう……!」
麻衣は私の上で淫らに腰をくねらせ、その媚態に刺激された私ももう、限界でした。
麻衣を抱き寄せて激しく舌を絡ませあいながら、二度三度と腰を痙攣させて麻衣の子宮の奥に精液を放ったのでした。
次の日の午後、私と麻衣は恋人同士のように布団の中でいちゃついていました。
見つめあっては何度もキスを繰り返し、お互いの舌をねっとりと吸いあうのでした。
元彼とどっちのセックスがいいかと聞くと、
「…あいつは下手くそ。」
私は嬉しさで笑いが止まらない気分でした。
「…ねえ…あれ、もう一回して…あれ、やばいよ…病みつきになりそう…」
甘えっぽくチュッチュしながらおねだりする麻衣。
「…あれって何や?ちゃんと言ってみい。」
「…もうっ…知ってんじゃん、いじわるう…」
「…これか?」
舌をいやらしい蛇のように動かしてやると、麻衣は「見ただけで濡れてくる」と言って抱きついてきました。
私は布団のなかに潜り込んでいきます。
「…あっ…あッ…はあああンッ…!」
部屋にはまた、麻衣のすすり泣くような媚声が響き始めるのでした。