しばらくしてある異変に気付きました。
寝息のような低音を背後に感じたんです。
恐る恐る後ろに視線を送ると…
個室の下の隙間から誰かがわたしを覗いていたんです。音はその男性の呻き声でした。
「あっ」
わたしの驚く声とほぼ同時に、覗いていた男性はその場から離れ、すぐに隣の個室から出て行きました。
激しい動悸が収まってから服を着てトイレを出ましたが、「どこかで見られてるかもしれない」と常に感じながら帰宅しました。
家に着いてすぐ部屋のカーテンを閉めて、夕方になっても照明を点けずベッドに潜り込んでいました。
家族が帰ってきても「具合が悪いから」と部屋に閉じこもっていましたが、いつまで経っても気持ちの昂りが治まりません。目を閉じるとあの時の隙間から覗く男性の姿が浮かびます。
片頬を床につけてわたしのお尻を凝視するギラギラした目、涎を垂らしながらハァハァ呻き声を出す唇、わたしはゾッとしながらも性的興奮を感じていました。
気持ち悪い筈なのに…わたしを性の対象にしていることに何故か悦びを感じて、自然に指がお尻へと…
「あの人はわたしをどうしたかったんだろう」「お尻を見るだけで満足だったのかな」
「もし個室に引き入れていたらどうされたんだろう」
そんな妄想を抱きながら激しくお尻に指を出し入れしてしまうのでした。
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