あきさん、私みたいになりたくなければ、くれぐれも奥様だけにはレズ好きを悟られてはいけませんよ。
女性と初デートが決まった妻は、ルンルン鼻歌まじりで皿洗いしたりして、幸せオーラに包まれていました。私はそんな妻に勃起しっぱなしなのに、すっかり夫婦のエッチもしてもらえなくなりました。
私が妻の尻にさわろうとすると「あなた私を裏切ったの忘れたの?いやらしい!」バチンッとビンタされる始末です。もちろんキスもさせてくれないし、裸を見られるのも嫌がります。あれ以来妻に見下されてるみたいな気がします。
でもこの美しい妻が女性に抱かれてキスされたり妖しく身悶えるのを想像しただけで、私は我慢汁でパンツをヌルヌルにしてしまうのでした。
どうしたらエッチさせてもらえるのかたずねると、「私を傷つけた罰としてオナニーもしちゃ駄目だからね、私が女性と初エッチするまでずっと私に勃起したまま苦しむのよ(笑)」とにべもないのでした。
ようやく初デートの日、花束を手に我が家に妻を迎えに来た彼女はまぶしいくらいに美しい女性でした。彼女はあるとき妻をひと目見て気に入り、前々から妻を口説き続けてきたそうです。うれしそうに玄関で抱き合うふたりは恋愛映画のワンシーンのような美しさでした。
「あなた紹介するわ。この方がいつも私の味方して相談にのってくださる○○さんよ、すごい美人でしょ」でも私は敗北者みたいな後ろめたさでろくに目も合わせられないでいると、「ふうん、この人がうわさの旦那さんなのね、奥様から話は全部聞いてますよ」美しいふたりがニヤニヤこちらを見る視線に、私は彼女たちこそ真の夫婦で、私の方が変態の間男みたいな居心地の悪さを覚えざるを得ないのでした。レズ寝取られ癖が妻に発覚した私は、彼女たちに絶好の口実と機会を与えてしまったと言えるでしょう。
「ではお約束どおり奥さんをおあずかりしますね。奥様のことは私が必ず最高に幸せなレズビアンにして差し上げますから安心してくださいね」妻はポッと顔を赤らめ彼女の腕に腕を組んで「じゃあお留守番たのむわね」と、彼女の運転する外車で消えていったのでした。
これを走り書きしているのは出勤前なのですが妻はまだ戻りません。と言うより、本当に帰って来てくれるのでしょうか。
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