昨夜はお姉様が10時前にお帰りになりました。
チェリーの作ったお料理、全部無くなっちゃたよ。
お姉様は3分の1食べてくださいました。
残る3分の2を食べたのはチェリーじゃないよ。
どうしてアズ様が押し掛けてくるの?
しかも、お酒をきこしめしてるよ。
どうもお得意先でビールを御馳走になって、一人で帰れなくなったから
お姉様が迎えに行ったみたいです。
「いや―、チェリー。急に悪いねー。」
分かってんなら来ないでください、とは言えないチェリーです。
お姉様と一緒に食卓にお座りになったから、お料理とお箸と取皿お出汁したら、食べる食べる。
「うーん、チェリーの魚料理、大したもんだね。
いや、ゆっこも肉料理とサラダは上手いんだけどねー。」
はいはい、御誉め頂いて光栄です。
お夕食が終ったら、お姉様より先にご入浴。
お姉様用の新品の下着とTシャツをお出ししました。
「チェリー、気がきくね―。
いや、結構結構。」
お姉様、笑っておいでです。
チェリーも釣られて笑っちゃいました。
さて、問題は何処で寝ていただくか?
「私はソファーで良いから気にしないでよ。」
気にするんです。
お姉様の部屋で寝て良いのは番犬であるチェリーだけだよ。
隣のチェリーの部屋のベッドのシーツを替えて休んでいただきました。
「チェリー、本当に悪いね。
寝床、取った見たいで・・。」
いえいえ、お気になさらずに。
もっとも、チェリーは自分のベッドで寝ることなんてほとんどないんだけどね。
これで、チェリーの寝床であるお姉様のベッドの横の床は死守しました。
アズ様、もっと起きていてお話したそうだったけど、
空気、読んでよね。
お姉様との甘い時間を少しでも長く過ごしたいのよ。
さすがのアズ様も、チェリーのにこやかな笑顔の後ろの暗黒面のフォースに気が付いたみたい。
「ああ、もう遅くなったね。おやすみ。」
はい、お休みなさいませ。
朝まで一度も目を覚まさずに、深ーく、ぐっすりと、ゆっこちゃんの夢でも見てお眠りくださいな。
お姉様と二人っきりになって、お姉様と目が合いました。
一緒ににっこり笑っちゃった。
それから、お姉様の甘いキス・・。
ああ、チェリーも良い夢見たよー。
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