昨日のサブとAとの諍いの原因を調べました。
まず、目撃者の証言から。
「転校生が、歩いてる副会長に声を掛けたんです。
そうしたら、副会長はちらっと転校生を見て、そのまま歩き続けたの。」
「転校生は、後ろから副会長の肩に手を掛けました。
副会長が、その手を振り払いました。」
「転校生が、興奮した表情で、副会長の前に回り込んだの。
その後、激しい言い合いでした
画像的な説明は良いから、誰か会話の内容を聞いてた人いないの?
し~ん。
まあ、事件を目撃した第3者って、こんなもんでしょう。
サブを呼びます。
昨日の騒動の原因は何?
「あの男は無礼です。
だから、それにふさわしい応答をしたら、急に腹を立てました。」
最初に、なんて言われたの?
「さも親しげに、ヨ―ッ、って言われたんです。」
それで無視したわけだね。
「いえ、ちゃんと、ああっ、て返事してやりましたが。」
ああ、育ちの違いだね・・。
誇り高きサブには、目下のAから同輩呼ばわりされたの、気に食わなかったんだ。
「そうしたら興奮して私の襟を掴みかけたんです。
振り払うと、右手で顔を殴りかけてきました。」
わかったよ。そこで曲者テニス部主将の登場だね。
よし、二人に深い因縁は無し。
次、Aを呼んで。
「会長、俺悪くないよ。
あいつが俺が挨拶したら、ちらっと横目で見ただけだったから
無視するのかって言ってただけだ。」
貴方が先に手を出した事実については?
間違いある?
「いや、それはねえけど・・。
いえ、間違いありません。」
後半、急に直立不動の姿勢になって、はっきり言いました。
副会長は貴方に対して、ああ、って相槌を打ったといってます。
「あんなの、返事に入らないぜ。
いえ、返事をしたことに入りません。」
うん、副会長にしてみれば、貴方がヨ―って言ったのも、挨拶には入らなかったんだよ。
お互い、これまで経験した人生が違うから、誤解はしかたない。
しかし、手を出して、形を作ってしまったら、まず負けです。
以後、気を付けて問題を起こさないように努力して下さい。
「はい・・。」
どうしてこんな暴れん坊の男の子が、チェリーから注意されただけで委縮するんだろう?
チェリーがお姉様から叱られたんなら分かるけど・・。
何時の間にかチェリーは冷酷な独裁者として、生徒全員に恐れられ始めちゃったかな?
そう言えば、ベータのチェリーを見る目が、少し遠慮勝ち。
そのうち、恐れを持って見られるかもね。
ベータの事は好き。
できればベータに好かれたい。
でも、好かれなくても良いか。
自分が好きなのと、相手から好かれるのと、どう関係があるんだろう?
なんだか哲学になっちゃたよ。
また頭がパンクしかけちゃうから、もう考えまい。
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