学校の帰りにバイヨネットに寄ったら、お姉様はお留守。
アズ様から言われました。
「チェリー、イジメっ子の男の子4人を泣かせたって。」
まあ、アズ様あ。
何かの間違えじゃないですかあ。
チェリー、引っ込み思案でえ、怖がりだからあ、そんなことできないですう。
必死に可愛い子ぶりっこして誤魔化そうとしてたら、ゆっこちゃんが入ってきたよ。
「チェリーちゃん、話、聞いたわ。うちの学校でも評判よ。」
ちぇっ、もうばれてたか。しかたないね。
逃げた男の子、やっぱりゆっこちゃんの学校の悪だったよ。
4人組がすぐ吐いたよ。
これからは、ゆっこちゃんから情報を貰わなくちゃ。
理子様が優しくおっしゃいました。
「スノーは人民裁判だったのに、チェリーちゃんはお茶会なのね。
優しいのね。」
はい、理子様。お誉めいただきありがとうございます。
でも、やってることは同じなんですけどね。
お客様がいらっしゃらないので、アズ様が歌を歌い出しました。
パンク調の明るいリズム。
「それでも弱い奴、必ずいるもんだ。
守ってあげましょう。それが強さなんだ。」
「考えてもごらん。仲間は素敵でしょう。
一人より大勢が、強いに決まってる。」
「今日から一番かっこいいのだ。
バリバリ、最強、ナンバーワン。」
面白い歌。でもチェリーのやったことと重なってます。
凄い即興ですね、って言ったら、
「私が小さい頃あったアニメのオープニングだよ。」
て言われました。
「霊能力のある教師が生徒を守るために悪霊や妖怪と戦うんだ。」
「でも、敵を滅ぼすんじゃなく成仏させようとするんだよ。」
まあ、なんて素敵な優しい先生でしょう。
チェリーの目指す生徒会長のイメージにぴったりです。
そのアニメ、どんなタイトルでした?
さぞ、颯爽としたかっこいいタイトルでしょうね?
「うん、地獄先生、ぬーべー。」
ガクッ、凄いネーミング。イメージ全然違うじゃん。
「コミックあるから貸してあげようか?」
はあ、中間試験が終わったらお借りします。
どうも、チェリーのイメージって、そんなダサいもんらしいね。
今日も、アズ様からお尻撫でられて、遊びに来たリンちゃんの頭撫でて帰りました。
神、天にいまして、この世は全て事も無し・・か。
(キリスト教、嫌いなんだけどね。)
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