「やめ…!と…め、て!」
痛さのあまりに声になっていなかったのか、それとも興奮度MAXのアルが聞き取れなかったのか。
「オォゥ…good!…イェア!」
アルは腰を振り続けた。
僕が待ち望んでいた外国人の荒々しいセックスは、こんなにも危険なものだったのか。
「ノー…ノー!ストップ!スタァップ!」
激痛のあまり僕はアルを蹴り飛ばしていた。
僕の精神はもう、アナル親善大使とかふざけた事言ってられない状態になっていたのだ。
「オォゥ?」
「ごめん、アル。痛いんだ」
僕のアナルから抜けたアルのちんこには真っ赤な粘液がこびりついていた。
ひとりでシャワーを浴びて帰り支度を始める僕にアルが言った。
「もし…良かったらまた来て下さい」
僕はちょっと考えてから応えた。
「………ここに来るお金がもう無いんで、難しいです」
「ソンナ…今日の事は謝るから…」
「…すみません」
それっきり口をつぐんだ僕を見ていたアルは急に財布からお札を出した。
「お金!これで来週も来て下さい!次は優しくするから!」
ここで断っておくが、僕はセックスの代償で現金を受け取ったのはこれっきりである。
僕自身、自分の体にそこまでの価値は無いと分かっているし
金が絡むと純粋にセックスが楽しめなくなるからだ。
だがこの時の僕は早くそこから離れたい一心で、彼から新渡戸稲造を受け取ると
簡単な別れの言葉を述べて逃げ帰るように下りの電車に乗った。
この事件(自業自得だが)の後、僕はゲイ全体にちょっと恐い印象を持ってしまい
少しの間男漁りから足を遠ざける。
次に僕が初体験をするのは、大学一回生の春である。
長文駄文、最後までありがとうございました。
次回は初めてのハッテン場を予定しております。
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