2024/08/31 23:38:56
(A.U6AH/v)
わたしは突然のことで、息が詰まりそうでした。
わたしの口を押さえつけた男の人は、もう片方の手をジャケットの内側に入れ、何か取り出しました。
そして、それをわたしの目の前に持ってきました。
それは、折り畳みナイフでした。
男の人はわたしの目の前で刃を広げ、わたしに見せつけ、やがてその刃をわたしの頬にあてがいました。
かわいい顔、キズモノにしたくないだろ?
わたしの耳元でささやきます。
そして、ナイフの刃でわたしの頬をピタピタと叩きます。
わたしは怖くて怖くて、ナイフを持った男の人を見つめることしかできませんでした。男の人は、ナイフを持ったままの手の人差し指を唇にあてがいました。静かにしていろ、という意味だと分かりました。
わたしは、口を押えられたままでしたが、小さくうなずいてしまいました。
それを見ると、ニヤリと笑い、男の人はナイフを仕舞いました。
それに合わせて、わたしのお尻を撫でまわしていた手が止まり、スカートの上からポンとお尻を叩きました。そして、スカートの裾がまくり上げられ、わたしの太ももを撫でまわします。わたしは、あいている右手を後ろに回し、めくられたスカートの裾を戻そうとしましたが、男の人の大きな手で手首をつかまれ、ひねられました。
痛い!お願い、誰か、誰か助けて・・・・
わたしは口を押さえつけられたまま、体を何とか動かし助けを求めましたが、誰も気づいてくれません。
わたしをナイフで脅した男の人は、スカートの前から手を入れてきて、ショーツの上からわたしの股間を触ってきました。最初は撫でまわすだけでしたが、やがて力を入れてぐいぐいと握ってきます。
後ろの手は、スカートの奥まで入ってきて、わたしのお尻をショーツの上から乱暴に撫でまわしたり、お尻の盛り上がりをわしづかみにしたりします。
わたしは、腰をくねらせたりして、何とか抵抗しましたが、すし詰めの電車の中では逃れることはできませんでした。
間もなく○○です、お出口は左側です。
電車の自動放送が聞こえてきました。
駅だ、ここで降りてしまえば逃げられる。
ダイヤが乱れていていつもよりのろのろの電車がようやく駅に着き、わたしは降りようとしましたが、お尻を触っていた後ろの男の人がわたしの腕をつかみます。
ダメじゃないか。学校は、ここじゃないだろう?
耳元でささやきます。
え、そ、そんな・・・・
わたしは泣き出していました。
その駅では降りる人はなく、身動きができないまま電車のドアは閉まってしまいました。わたしの乗っている電車は快速なので、その駅を出ると次の駅までかなりの時間があります。しかもダイヤが乱れているので、いつもよりもさらに時間がかかります。
電車が動き出すと、2人の男の人の手は、ますます激しくわたしを弄びました。
前の手は、ショーツの中に入ってきて、わたしの股間を直接触ってきました。
お尻を触っていた手は、ショーツの上からお尻の割れ目を何度もなぞりました。さらに、ショーツの布をぎゅっとつかんで引っ張り上げ、わたしのお尻をむき出しにしてお尻の盛り上がりをごつごつした手で揉みしだきます。、
やがてショーツはずり下げられ、ナイフで脅した男の人は、わたしの股間に手お入れ、指ではじいたり、ぎゅっと握ったりしてきます。
後ろの男の人は、わたしのお尻の割れ目に指を入れ、大事な部分を指でなぞってきます。
わたしは何とか助けを求めようと、周りを見回し、ナイフで脅した男の人とは反対側に立っているOL風の女の人のほうを必死で見つめました。
その人は、スマホに夢中で、わたしの状況には気づいてくれません。
そんな状況が数分間続いたとき、電車が駅でもないのに停まり、わたしや周りの乗客がバランスを崩しました。
前の電車がつかえているので停車したとアナウンスがありました。
わたしはその状況を利用して、女の人に体当たりしました。
(ごめんなさい、お願い、気付いて・・・・)
祈るような気持ちでした。
女の人は、スマホから目を離し、不機嫌そうな顔でわたしのほうを向きました。
スカートをたくし上げられ、ショーツをずらされてイタズラされている姿を見られるのは恥ずかしかったですが、これで助けてもらえる、そう思いました。
女の人は、目を丸くして、思わず口に手を当てました。
でも、次の瞬間、信じられないようなことが起こりました。
わたしのお尻にいたずらしていた男の人が手を止め、女の人のトートバッグの中に何かを差し入れました。
(お願いします、助けてください、)
わたしはすがるような思いで女の人を見つめていました。
女の人は、自分のバッグの中に入れられたものを不審そうな表情で取り出しました。
それは、小さく折りたたまれたお札でした。女の人は、それを広げ、慣れた手つきで枚数を数えました。
女の人は、数え終わったお札を手に持ったまま少しの間じっとして、わたしとお札に交互に目をやりました。
そして、周りをきょろきょろと見まわし、そのお札をバッグの中に突っ込みました。そして、またスマホを触り始めました。
(そ、そんな・・・・)
わたしは絶望しました。