2017/07/10 14:36:32
(B3IA6dYV)
それまでよりも強く抱き付かれていた。
絞め落とされるんじゃないかと思うくらいきつく抱き付かれていた。
「苦しい、これじゃ動けない」
「今言ったの本当?」
「本当だよ」
「絶対?」
「絶対だから顔見せて」
「何を見ても気持ち変わらない?」
「変わらないよ」
少しずつ瑞希の腕の力が弱まって、ようやく見せてくれたその顔は、それまでよりも色っぽく、そして可愛く感じた。
視線を下にずらすと、毛が無いガチガチのチンポが視界に入った。
瑞希が心配してた幻滅どころか、瑞希の事が愛しくてたまらなくなった。
アナルセックスの知識なんてゼロに等しくて、ほぼ手探りだったけれど、瑞希の反応を見ながら腰を振り続けた。
荒い吐息の中に、たまにアッと言った感じの声がまざる。
潤んだ目でずっと見つめながら、たまに腰をひくつかせる。
全く演技臭くない瑞希の感じ方は、周りの雑音が一切耳に入らなくなるくらい、瑞希に夢中にさせた。
「それダメ」
瑞希のチンポをしごくと、急に腰を浮かせるように暴れだして、たまに痛いくらいアナルを締め付けてきた。
もっと瑞希の表情や仕草を見ていたかったけれど、瑞希に抱き寄せられて、体を前に倒した。
唇に吸い付いてきた瑞希と舌を絡めていると、チンポをしごいていた手にヌルヌルとした感触と熱が伝わってきた。
「見たかったな」
「手汚してごめん」
「瑞希のだったら溺れても本望だよ」
「僕も陽翔のに溺れたい」
手についた瑞希の精子をそのままにしておくのは勿体ないような気がして、自然とそれを舐めていた。
瑞希は腕で顔を隠すようにして、体を横に捻っていた。
「陽翔、もしかしてイキそう?」
「うん」
「陽翔の飲みたい」
もう少し射精を我慢しようと頑張っていたけれど、瑞希の言葉と表情に、その意志を呆気なく打ち砕かれた。
「待って」
最後のスパートにかけてチンポを抜こうとした時、瑞希に止められて、騎乗位に変えられた。
枕元のティッシュを数枚とった瑞希は、自分で腰を浮かせてチンポを抜くと、太股をブルブルと震わせていた。
「グダグタでごめん、今イかせる」
ゴムを外しながら、瑞希の体が下半身の方へと下がっていった。
熱を帯びた柔らかい唇と舌がチンポに絡み付いてきて、ねっとりと吸い上げられた。
それまで経験したどのフェラも比較にならないくらい気持ちよくて、瑞希がフェラを初めて数秒で射精してしまった。
玉を揉まれ、根本をしごかれ、チンポの先に吸い付かれ、瑞希のねっとりとしたフェラは、射精した後も暫く続いた。
普段であれば『もういいよ』となっていたところだけれど、瑞希のフェラと、その色っぽい表情をもっと堪能していたいと思っていた。
瑞希の舌が体の側面にそって這い上がってきて、乳首に吸い付かれた。
性感帯と言えるほど、乳首では感じないけれど、気持ちいい云々以前に、普段からは想像も出来ない瑞希の厭らしさに興奮していた。
「後悔してない?」
「瑞希のこともっと特別になった」
胸元に顔を埋めるようにして呟いた瑞希に、抱き締めながら返事を返した。
動かなくなった瑞希を見て、不味いことを言ってしまったかと焦っていると、ゆっくり顔を上げて暫く見つめられていた。
そのはにかんだような笑顔の破壊力が凄まじくて、体が跳ね上がりそうなくらい、ドキッとした。
「もう1回言って」
「もっと特別になった」
「僕も」
それまでの挑発的な色っぽさとは一転して、子供っぽく可愛らしい笑顔を浮かべる瑞希と舌を絡めて、チンポは再びガチガチになっていた。
「途中で言ってたのももう1回」
「それは照れ臭いから嫌だ」
「言って」
「簡単には嫌えないくらい好き」
「最後のとこ後100回」
「無理」
「じゃ1回」
「好き」
「僕も好き、ずっと前から大好き」
急に瑞希の心臓がドキドキとしだして、それがハッキリと体に伝わってきた。
セックスでは完全に主導権を握られていたけれど、こう言ったことには慣れていない感じが、さらに愛しくさせた。
ずっとガチガチのまま、体に当たってた瑞希のチンポを軽く握り締めた。
そのままゆっくりしごくと、瑞希もしごき返してきた。
「アナルって痛いの?」
「痛くない」
「もう1回しても平気?」
「する」
そのまま2回目をするために、体を起こそうとすると、瑞希に跨がられて阻止された。
「今度は僕が動く番」
「わかった」
渡されたゴムをつけたチンポが、再び瑞希のアナルに飲み込まれていった。
照れ臭そうに俯いた瑞希がゆっくり腰を前後にくねらす姿は、今まで見たどんな姿よりも厭らしく美しかった。
「ヤバい、気持ちいい」
「本当?」
「うん」
「僕も凄く気持ちいい」
チンポを真上に反り返らせ、息を荒くする瑞希を見てると、瑞希を独り占めして誰にも触らせたくないと思うようになっていた。
「陽翔、大好き」
瑞希のチンポをしごいていると、照れ臭いそうに呟きながら、精子をトロトロと溢れさせていた。
まさか自分が、人の射精を見てこんなにも興奮するとは思わなかった。
太股を震わせながら覆い被さるように抱き付いてきた瑞希に代わって腰を振った。
「嫌になってない?」
「興奮した」
「ねぇ、大好き」
「うん、大好き」
付き合いたての高校生カップルのように、恥ずかしげもなく『大好き』と言い合いながら、瑞希のアナルに飲み込まれたまま、ゴムの中に射精して2回目のセックスを終えた。
2回した後も全く収まらない気持ちに、自分でも驚いていた。
ずっと、こうして抱き合ったまま舌を絡めあっていたいと思いながら、長い時間、瑞希とのセックスの余韻に浸っていた。
これから約4ヶ月が経った現在、カップルか友達かと言うよな、形式はどうしようなんて事は決めてないけれど、特別な存在として毎日のように一緒にいる。