2016/10/17 00:08:30
(NcaRYM9k)
部屋に戻ると、多少メンツは変わっていたけど、同じように楽しそうに話をしていました。僕が上に行っていたらしいことは、特に触れられることもなく僕もその場に混ざりました。
話をしていると、一人の男性が僕の目を見てポンポンと自分の膝を叩きました。
「どうしたの?」
何となく分かっていながら、僕も敢えて聞いてみます。
「これをしたら、一つしかないでしょ」
そんなのにホイホイ乗って、膝に乗ってくれる女装子がいるんでしょうか。というより、僕はそういうタイプに見られているんでしょうか。男性がまた膝を叩くので、悪戯心がわいた僕はその男性の膝に座りました。わざと向かい合って。
「え、そうやって座るの?」
「座れってことじゃないの?」
男性の肩に手を置いて、見下ろしながら、僕はとぼけ顔で言ってみました。
「じゃあ、こっちの子にも」
するとその男性は変な気を利かして、隣にいるちょっと若い男性の膝を叩きました。それならと僕はまた向かい合って座ります。その若い男性は僕の背中に手を回して「なんかホッとする」とか言っていました。
「よしよし」
男性がそんな態度なので、僕は男性の頭を抱きしめるようにして頭をポンポンしてあげました。こんな所に来るんだからそんなにリアルは充実してないだろうなと、勝手に予想して慰めてあげました(ぼくも人のことは言えないけど)。
「ちょっと、叱られるよ」
隣の男性が言ったので、僕は膝から降りました。傍からみると駅弁をしているように見えたからでしょう。そのお店は上の階に行かないとHなことはしてはいけないらしいです。
「それなら上の階に行ったら」
その男性はまるで若いカップルの仲人をするように提案しました。自分がHするより、若い人に花を持たせるタイプなんでしょうか。
「上がどうなってるか見てみたいな」
また聞いたことのあるような文句で若い男性が誘ってきました。
「ふ~ん、いいよ」
その男性と連れだって、その日二回目の上の階に行きました。
さっきとは別のベッドに二人で座ると、だけど男性はソフトタッチも何もしてきません。
「一緒にいるだけでいいんだよね」
そう言って、肩を並べて座るだけです。こういう所で雰囲気を出しちゃうのが僕の悪いところかもしれません。僕は男性の肩に頭を乗せました。
「本当に可愛いね」
「そう?」
「それにいい匂いがする」
「ウィッグ洗ったときの洗剤だと思う」
「そうなの。でもいい匂い」
更に雰囲気を出すのに、そのまま男性の胸に顔を埋めました。すると男性が我慢出来なくなってきたのか「一緒に横になろう」と言いました。僕は頷いて二人で狭いベッドで向かい合うようにしてくっつきました。
「世界で一番かわいいよ」
「またまた」
「本当だよ。僕には今君しか見えてないから」
うわ、キザだなと思いました。
「そういうの、女の子によって意見が分かれると思う」
「嫌い?」
「嫌いじゃないけど」
可愛いと言われるのは素直に受け止められるけど、好きみたいな言葉には正直どう反応していいか分かりません。
「やばい大きくなってる」
「??」
「前来た時は緊張で勃たなかったから」
そういう僕も密着した体が擦れるせいで、大きくなっていました。そして快感のせいで腰を動かしてしまっていました。
「君も大きくなってるね」
「あん、やだ」
流石にベッドが狭すぎたので、男性が下で僕が上と騎乗位の姿勢になりました。
「かわいいよ。どこが感じるの?」
「胸とか」
そこで初めて男性は僕の体を触りました。男性が触りやすいようにブラウスのボタンを外して、ブラのホックも自分でも外しました。
男性の触り方は随分ソフトで、乳首を撫でるくらいでした。
「もっと強くてもいいよ」
そこで男性は乳首を摘まんだりしてきました。
「あん、あん、やん」
乳首の刺激で体が震えて腰も動きます。すると次はスカートと下着をずらしてペニスを取り出して手コキを始めました。
男性の手の動きにされるがままで、僕は腕をいろんなところによじるようにして刺激に耐えていました。
「Hは出来るの?」
「できるけど。ローションとゴムは?」
「持ってきてないんだよね。この前来た時勃たなかったから。持ってる?」
「ううん」
女装子の方が用意してることはあまりないですね。男性は残念そうにしていると、突然上体を起こして胸に吸い付いてきました。僕は下の階のように男性を抱きしめるようにしました。まるで赤ちゃんみたいですが、乳首を舐めたり、指で摘まんだり、やることはやっています。
「んんん~」
暫くそうしていると、男性は顔を離しました。そこで僕は聞きました。
「どうするの?手コキしてあげようか?」
「してもらうのはあまり興味ないんだよね。女の子が感じてくれるのがいいの」
「僕は女装して射精するだけはあまり興味ないよ?」
「家ではしないの?」
「オナニーするためにわざわざ女装はしないかな。だって面倒だもん」
するとベッド脇の鏡に男性が目を止めました。
「本当にしないの?全然?」
「女装して写真とか撮ったついでに、オナニーすることはあるけど」
「鏡見ながらとかは?」
「まあ、しないこともないけど」
男性は僕に自慰をさせたいみたいです。もう上の階も二度目だし、その日はもう発展することも無さそうなので、男性の言うとおりにすることにしました。
僕が鏡の前で膝立ちになると、男性は僕の後ろに回り込みました。そして僕がペニスを扱きだすと、胸を後ろから揉んできます。
「ほら、鏡をちゃんと見て。こんなかわいい子がHなオナニーをしてるよ」
「もう、やだ」
「だめ、ちゃんと見て」
言われて、鏡を見ると確かに興奮してきました。僕が扱くペニスも固くなってきます。
「耳舐めていい?」
「いいよ」
ロングの髪を掻き分けて、男性は耳にしゃぶりつきました。
「耳舐められながらオナニーしているよ。興奮する?」
「う、うん」
「自分の姿を見て興奮してます、って言って」
「じ、自分の姿を見て興奮してます」
「マコは見られてオナニーする変態です、って」
「え、マ、マコは見られて、オ、オナニーする変態です」
そんなことを言われながら扱いていると、いきそうになりました。
「い、いきそう。だめ、出ちゃう、いっちゃう」
スカートを汚さないように、寸前に片方の手で出てくるザーメンを抑えました。そうして垂れないようにザーメンを手で受け止めていると、男性は突然僕のペニスに吸い付きました。ザーメンの出た後のペニスを舐めていると、手で受け取った方のザーメンまで舌を出して舐めとりました。
そしてそんな口で僕にキスをしてきました。僕も自分のザーメンだからしょうがないと思ってキスしました。
「しょっぱい」
羞恥系が好きなのかなと思いながら、ティッシュで僕は後始末をしました。
「出さなくていいの?」
「じゃあ、自分でするから見てて」
男性が社会の窓からペニスを取り出しました。真っ直ぐというより三日月形に沿っているペニスです。
「見てるだけでいいの?」
「上に乗って。かわいい顔を見せて」
結局また騎乗位のような姿勢に戻りました。男性がオナニーをしているところを、僕は覆いかぶさるように目を合わせます。
「おかずになってあげようか?」
僕が聞くと男性が頷きました。こういう変なところでサービス精神をみせてしまいます。僕はブラウスのボタンをまた外してブラを見せて、グラビアみたいなポーズを取ったり、スカートを捲って下着を見せたり、スカートの端を口で咥えて見せたりしました。
すると男性の手の動きが急に早くなって、射精しそうな感じになってきました。僕は男性のザーメンが服にかからないように、亀頭の上の方を手で覆いました。
「出しても大丈夫だよ。出していいよ」
でも結局男性は射精をしませんでした。
「いいの?」
「うん、自分がイクことより、女の子が気持ちよくなることが気になるから」
結局その日は男性二人とも射精させられず、僕がオナニーするだけで終わりました。