2013/05/15 21:17:49
(nIZINdC0)
それからの私は、女性モノを集め、どうすればより女性らしく見えるか、可愛くなれるかを追求し始めました。
その頃は、毎晩の様に深夜の女装外出をしました。
家族が寝静まった頃に、家を抜け出し、近所のショッピングセンターまで散歩するのが日課になりました。
閉店後のショーウィンドウに映る、自分の姿を見たり、すれ違う人に自分の姿を見てもらうことが楽しくて仕方なかったのです。
初めてナンパされた時は、衝撃的で何時間もドキドキが止まらなかったことを覚えています。
「お姉ちゃん、可愛いね、一緒に遊ばない?」酔っ払ったサラリーマン風の二人連れの一人が、私とすれ違う時に、そう話しかけて来ました。
私は、自分が男性からセックスの対象として見られた事に驚きました。
「何してるんですか(笑)」もう一人のサラリーマンが彼を窘め、何事も無く通り過ぎて行きました。
私は、急いで家に帰りましたが、興奮で寝ることが出来ませんでした。
「可愛い」と言われていたあの頃に戻れた感じがして、とても嬉しい気持ちでした。
その後も、何度となく男性に声をかけられたり、時には後をつけられたり、絡まれそうになりましたが、運良く襲われることは無く、女装外出を辞めることはありませんでした。
特に、他の女性がスルーされて、私がナンパされた時の優越感は、言葉では言い表せないくらい気持ちのいいものでした。
ところが、成長に伴う身体の男性化は、確実に進み、顔つきや腕や足の形が変化して「可愛い女の子」から「気持ち悪いオカマ」にしか変身出来なくなっていきました。
メイクやパッドで補正しても、なかなか上手くいかず、胸の膨らみを作ると、お尻のボリュームの無さが目立ち、お尻を大きくすると、足の筋肉が目立つという具合に、女性に近付こうとすると、逆に男性らしい部分が目立ってしまうのです。
女装で外出しても、簡単に男だと見抜かれることが多くなりました。
私は遂に女装することを諦め、持っていた女性モノを全て処分しました。
しかし、しばらくして街で背の高い美しい女性を見たりすると「自分もあんなふうになりたい」という気持ちになって、また女装を始めてしまいます。
そんなことを、何度か繰り返しているうちに、インターネットの普及で女装に関する情報が簡単に得られたり、ネット通販で簡単に女性モノが入手出来る環境になり、女装のレベルも安定してきました。
今は、自分の身体が男性であることで、同年代の女性の様に身体のラインが崩れることもなく、若い女性のファッションが出来るので、益々女装することが楽しくなっています。